検品作業の課題と作業効率化で実現できること

近年、アパレルの物流現場では検品作業の効率化が重要視されています。この記事では、検品作業の効率化が重要な理由や検品作業において注意すべき人為的なミスをご紹介し、ハンディターミナルを導入することでどのようなメリットが生まれるのかを解説します。検品作業の効率化を図りたい方、ハンディターミナルの導入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

物流現場で検品作業の効率化が注目される理由

近年、インターネットの普及が急速に進み、オンラインショッピングサイトでの商品購入が増えています。例えば「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」を参照すると、アパレル業界のEC市場規模は1兆7,728億円、EC化率(実店舗含め全取引に対するECサイトでの取引)は12.96%と巨大な市場となっています。このように今後も拡大し続けるオンラインショッピング市場を支えるため、今注目されているのが、物流現場で行われている検品作業の効率化です。

参考元:経済産業省「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」

まず検品作業とは、商品の入荷や出荷の際に商品の品質や数量、種類が正しいかどうかをチェックすることです。従来の検品作業は人の手で行われてきましたが、人手不足や市場の拡大などといった社会の変化に対応するため、現在はハンディターミナルが主流となってきています。今後はさらにオートメーション化が進み、複数の電子タグ(RFタグ)を一括スキャンできるRFIDシステムや、ロボットによるフルオートの検品作業が実現していくと予想されています。

こうした検品作業の効率化が図られている背景には、企業活動上のメリットがあります。まず、オンラインショッピング市場の拡大に伴って出荷件数が増加すると、物流現場はこれまで以上に高品質な検品作業をスピーディーに処理することが求められます。これを人の手で行うには多大なコストと時間が必要ですが、検品作業の効率化が実現すれば、消費者や取引先に自社の商品を早く安く納品できます。このようにオンライン購入に対応できれば取扱商品を増やすことができるため、企業に注目されています。

検品作業の重要性と課題

検品作業は物流現場において重要な役割を担っています。しかし、社会情勢の変化によって従来の検品作業では迅速に対応できないケースも増えてきており、課題が山積しています。そこで、ここでは検品作業の重要性と現在直面している課題について詳しくご紹介します。

検品作業が重要な理由

入荷時の検品作業では、倉庫に入荷された商品の数と伝票が合っているかどうかを確認します。一方、出荷時の検品では、ピッキングされた出荷用の商品と伝票が合っているかどうかを確認します。また商品の外装をチェックし、外装異常による破損品を報告するという作業も検品に含まれます。

このような商品のチェックが必要な理由は、注文した商品をお客様へ的確に届けるため、また配送業者やその後の作業を担当する業者から企業としての信頼を得るためです。お客様や業者から信頼を得ることができれば、より多くの注文を受け、会社の売り上げを伸ばすことができるでしょう。

ここで大切になるのが、入荷時の検品と出荷時の検品の目的を把握しておくことです。一見すると、どちらも商品の数が正しいかどうかをチェックするための同じ作業に見えますが、実はそれぞれ目的が異なります。
まず入荷時の検品の主な目的は、納品ミスによる在庫切れを発生させないことです。出荷の際に在庫切れが判明することのないよう、入庫の時点で必要な商品がきちんと届いたかどうかを確認します。この際にミスが発覚すれば、即座に仕入れ先に連絡することで在庫切れを防ぐことができます。

出荷時の検品の主な目的は、ピッキングミスによる誤出荷防止です。倉庫から商品をピッキングした際に、誤った商品を選択していないかをチェックします。このように、物流では入出荷時両方の検品がとても重要な役割を果たしています。

検品作業の課題

近年は人手不足が叫ばれており、検品作業の担い手も少なくなっています。そのため、経験や知識が不足している派遣社員やアルバイトの手を借りなければならず、その結果、ピッキングミスや検品ミスが多発してしまうことが大きな課題となっています。

商品知識が乏しいスタッフが検品作業を行えば、商品が倉庫のどこにあるのか分からず、ピッキングに時間がかかるのはもちろんのこと、種類が異なる商品を選択し、誤って配送してしまうなどのミスが多くなります。

検品の精度を上げるには、二人がかりでチェックを行う、二重三重にチェックを行うなど複数工程を踏むことが効果的ですが、これには時間も人件費もかかります。また目視での検品では、在庫台帳への記入漏れがあるなど、人の手による作業だからこそどうしても起きてしまうミスがあります。

検品作業の効率化を図る際には、これらの課題も同時に解決する必要があります。

ハンディターミナルの導入で検品作業を効率的に

検品作業において発生しがちなミスを減らすためには、いったいどのように改善すればよいのでしょうか。そこで、この課題の改善方法の一つとして「ハンディターミナル」という機器をご紹介します。

ハンディターミナルとは

ハンディターミナルは、片手で持ち運べる手のひらサイズのデータ収集端末装置のことです。検品作業では、主にバーコードを読み取るために使用します。商品入荷時にはこのハンディターミナルを使用して、バーコードをスキャンし納品ミスがないかをチェック、さらに商品の位置情報バーコードを読み取っておき、出荷時にどの商品がどこにあるかをすぐに分かるようにしておきます。

これにより出荷時にはピッキング指示書に記載されたバーコードをハンディターミナルで読み取り、指定の場所まで取りにいくだけ。ハンディターミナルを使用すれば、バーコードをスキャンするだけで、入荷時・出荷時における適切なピッキングが行えます。

ハンディターミナルを使用するメリット

ハンディターミナルを使用することで、数字の見間違いなど人の手による作業で一定数生まれてしまうミスを格段に減らすことができます。さらに、今まで目視確認にかかっていた時間も大幅に短縮することができます。
またバーコードを読み取れば倉庫のどこに商品があるかがすぐに分かるため、経験の浅いアルバイトでも即戦力となって働くことができます。そのため、作業の標準化を実現できます。さらに電子上で管理できるため、在庫台帳などわざわざ紙を使用する必要もありません。ペーパーレス化も可能です。

データを送受信できるタイプのハンディターミナルなら、その都度進捗(しんちょく)状況を確認できるので、その日の検品作業全体の状況も簡単に管理することができます。このようにハンディターミナルにより、人的ミスによる時間的損失の軽減と人件費などのコスト削減を同時に行うことが可能になります。

ハンディターミナルを使用するデメリット

導入には多少なりともコストが発生します。またハンディターミナルは主にバーコードの読み取りを行う機械なので、バーコードを発券して全体の在庫を管理するための機械もあわせて導入が必要です。
しかし、今後もますますオンラインショッピングが増えることを想定すると、早めにハンディターミナルを導入しておくことで、作業の効率化、ひいては取扱商品の拡大や売り上げ増加を狙うことができるでしょう。

オンラインショッピングが増加することは、すなわち物流現場の仕事が増加することを意味します。検品作業に滞りを感じる、検品作業をもっと効率化して取扱商品を増やしたいと考えているのなら、ハンディターミナルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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