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バーチャルショップとは? 注目されている理由や効果を解説
オンラインショップを最新技術で進化させた「バーチャルショップ」は、近年さまざまな店舗が実店舗とともに開設するなど、注目を集めるようになりました。
この記事では、従来のオンラインショップとはどのような違いがあるのか、概要やニーズについて解説します。また導入することで得られるメリット、あらかじめ注意すべきデメリットも紹介します。
バーチャルショップとは?
今やECサイトでのオンラインショッピングは一般的に浸透し、消費者の利便性が高まっています。ただ、オンラインショッピングはテキストや動画などで商品のPRを見て、気に入ったものを買うといった流れです。実店舗のようなリアリティがないために、店舗にとってはあとひと押しが足りず、商機を逃してしまうといった課題がありました。
一方、近年は新たなオンラインショッピングの形として「バーチャルショップ」が注目を集めています。これはVRや3D技術といった最新テクノロジーを使い、オンライン上で仮想店舗を作れるもので、まるで実店舗でショッピングをしているかのような体験ができます。
バーチャルショップで販売されている商品について詳しい情報を知りたいときは、動画などでチェックできるのもポイントです。バーチャルな陳列棚に並べられた商品を自宅にいながらいろいろと眺められ、購入までできるとあって、急速に注目を集めています。
バーチャルショップが注目されている理由

現在、バーチャルショップは世界中に次々と誕生しています。こうした背景には、次のようないくつかの理由が考えられます。
まず、感染症の流行により「非接触型販売」への安心感が評価され、需要が高まってきていることです。
また、これまでのECサイトよりも自由度が高いという魅力もあります。先ほども述べたように、ECサイトでできるのは、テキストや写真を見て購入ボタンを押すといったシンプルな購買体験でしかありません。
しかしバーチャルショップなら、実際に陳列棚にある商品を眺めて、バーチャル空間の店舗スタッフと話をしたり動画を見たりしながら、気に入った商品を購入できます。つまり、消費者に対し、よりリアルに近いショッピング体験を提供できる点が、大きな違いです。
さらに近年では、来店する前に欲しい商品の情報をインターネットで確認する消費者が少なくありません。いかにWebでの情報を充実させるかが、販売促進の肝となっています。
こうした顧客行動や価値観の変化もあり、今後小売業にとって重要な位置を占めると期待されることが、バーチャルショップが注目を集める理由です。実際に、世界的な有名店舗が導入するケースも増えています。
バーチャルショップに期待できる効果やメリット

年中無休で営業できる
バーチャルショップは実店舗と異なり、休業日を設ける必要がありません。その理由として、まずVR空間では人間のスタッフではなくAIが対応することが挙げられます。それにより、365日24時間いつでも店舗の案内が可能です。実店舗へは行きづらい遠隔地に住む消費者でも、バーチャルショップならいつでもアクセスできます。自分の都合に合わせて、好きなタイミングで店舗へ訪れられるのは大きなメリットです。
コストを抑えて営業できる
実際に店舗運営をするには、さまざまなコストがかかります。まず、開店中は光熱費が必要です。またテナントを借りれば家賃、スタッフを雇えば人件費、その他には店内の装飾を季節ごとに入れ替える費用や、電話やインターネットなどの通信費がかかります。
しかしバーチャルショップは、そうしたコストを大幅に抑えられます。とくに、ある程度まとまった額で定期的にかかる、家賃や人件費が抑えられるのは魅力あるメリットです。年中無休で店舗を開けられるため、販売機会の損失も少なくなります。
商品の魅力を伝えやすい
取り扱っている商品の魅力を消費者に伝えやすい点も、メリットとして挙げられます。陳列棚の商品にタグを埋め込むことで、おすすめのポイントをアピールできるほか、画像や動画、商品の詳細をまとめたWebサイトへのリンクの設置も可能です。場合によっては実店舗で手に取るよりも詳しい情報を得られるかもしれません。消費者にとっては、購入前に欲しい商品の情報をインターネットで調べずに済むといったメリットもあります。
自由な買い物体験を提供できて顧客満足度を高められる
消費者に自由度の高いショッピング体験を提供するためには店内を動き回れる「ウォークスルー機能」の実装がおすすめです。フロアを行き来するよりリアルに近い買い物体験の実装のほか、気になる商品をすぐに探せる機能もあり、リアルの店舗よりも効率よく買い物をする環境を提供できる可能性もあります。さらに、実店舗では、気になる商品を探して歩き回ったりフロアを移動したりする中で疲れてしまうことがありますが、バーチャルショップならそのようなストレスを感じることはありません。自宅にいながらさまざまな商品を見て回ってもらえるため、顧客満足度の向上が期待できます。
バーチャルショップのデメリット
ここまではバーチャルショップを導入することで得られるメリットや効果について紹介しました。一方で、あらかじめ注意すべきポイントがあります。ここでは主な3点について解説します。
専用機器を用意する必要がある
バーチャルショップを開設する店舗側と、それを利用する消費者側のどちらも、専用機器を準備する必要がある点です。専用機器には、例えばバーチャルな空間を見るためのVRゴーグルが挙げられます。VRゴーグルは現在、さまざまなメーカーから販売・提供されており、性能によって値段も異なります。VRゴーグル不要のバーチャルショップもありますが、パソコンなど、ショップにアクセスするための機器を用意が必要です。
導入コストが発生する
バーチャルショップを開設する際の導入コストがかかります。まず、バーチャルショップを運用するためのシステムを用意します。バーチャルショップを構成するための素材として、実店舗や商品の撮影が発生します。そして、開設して完了ではなく、その後の運用・管理が必要でそのためのコストも想定しておく必要があります。
商品の実物を確認できない
バーチャルショップでクリアすべき課題として、陳列されている商品を実際に手に取れない点が挙げられます。消費者はさまざまな情報を写真や動画などで入手できたとしても、実際の手触りや色味は確認できません。
バーチャルである以上当然のことですが、やはり購入にいたるまでのハードルになり得ると考えられます。
実物の状態を細かく知りたい消費者のニーズに対応するには、チャットボットを活用するのがおすすめです。知りたいことや聞きたいことを入力してもらい、個々の質問に答えられるようにすれば、ある程度のフォローは可能になります。
まとめ
バーチャルショップは、これまでのオンラインショップと比べて、よりリアルなショッピング体験が可能になる新しい取り組みとして注目されています。VRゴーグルなどの専用機器を購入したり、システムを導入したりする手間はかかるものの、動画などを用いて商品の魅力を伝えやすく、実店舗に比べコストを抑えて営業できるといったメリットがあります。実店舗とともに開設することで、より大きな売り上げを得られる可能性があるため、ぜひ事業展開の一つとしてご検討ください。
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