アドビ システムズと大塚商会、新製品
「Adobe Acrobat 3D」の製造業、建設、建築業向け販売推進で協力

3DモデルをAdobe PDFに変換し、活用した安全性の高い電子文書による業務効率化を提案

平成18年1月24日第1805号

 アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ギャレット イルグ(Garrett J. Ilg) 以下、アドビ システムズ)と3D CADの世界最大のリセラーでありソリューションプロバイダの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、社長:大塚 裕司 以下、大塚商会)は、本日、製造業、建設、建築業向け電子文書作成、編集、管理ソフトウェア「AdobeR AcrobatR 3D 日本語版」の販売促進で協力すると発表しました。

Adobe Acrobat 3Dは、特異性のある3DモデルをAdobe Acrobat 3DによりPDF化し、世界中で利用されている無償のAdobeR Reader™の機能を活用することにより、これまでよりも迅速、安全かつ安価に3Dモデルを含む重要な情報の共有と業務のコラボレーションを可能にします。たとえば、設計時の社外関係者とのやり取りの円滑なコミュニケーションや製品マニュアルへの効果的なCAD図面再利用など、多岐にわたる業務の効率化が期待できます。大塚商会は、Adobe Acrobat 3Dを利用し、同社の文書管理コンセプトであるODS21(Otsuka Document Solutions 21 for open knowledge office)製品群との連携で更なる業務の効率化を提案するとともに、情報セキュリティコンセプトであるOSM(Otsuka Security Management)関連製品とも連携したセキュアな運用を提案いたします。また、大塚商会は、Adobe Acrobat 3Dを大手製造業、建設・建築業の自社ユーザに先行試用、検証していただき、その検証結果を元に、企業個別の業務ニーズを反映させたソリューションの開発、提供体制を整備します。

本協力により、アドビ システムズは、3D CAD販売会社として最大手の大塚商会が製造業、建設・建築業を対象に展開するAdobe Acrobatファミリー製品の導入促進にむけ、技術サポートおよび販売促進支援をおこないます。大塚商会は、Adobe Acrobat 3Dの最適なソリューション提供のため、CAD関連販売部隊内にAdobe Acrobat 3Dの導入サポート、活用コンサルティング体制を構築します。また、既に構築済みのAdobe製品専任プロモーション部隊がアドビ システムズと連携することで、ライセンス導入から技術的サポートまで、ユーザ企業への一貫したフォロー体制で販売を推進します。

本協力に基づき、大塚商会は2006年度通期におけるAdobe Acrobat 3Dを含むAdobe Acrobat ファミリー製品群の販売目標数を50,000本とする事を計画しております。

東京地区を皮切りに2月8日から全国で開催する、大塚商会「実践ソリューションフェア2006」にて同製品の製品紹介セミナーを展開する※とともに、大塚商会主催アドビ システムズ協賛にて、同製品を利用した一歩進んだソリューションを紹介する「Adobe Acrobat 3D Birthdayセミナー」を東京2月24日、中部3月2日、大阪3月3日にて開催いたします。
※地区によっては開催しない場合もございます。

アドビ システムズ 株式会社 代表取締役社長ギャレット イルグは、「日本市場でのAdobe Acrobat 3Dの提供に際し、CAD販売実績で最大手の大塚商会との販売協力が実現したことをうれしく思います。製造業および建設、建築業では、2D図面、3Dモデルを含む文書の電子化による情報の共有が課題となっています。ユビキタスなAdobe ReaderとAdobe Acrobat 3Dの活用で、社内、社外と安全性の高い情報共有が可能となり、製造業、建設、建築業における業務効率の向上に貢献します」と述べています。

株式会社大塚商会 常務取締役兼上席執行役員 片倉 一幸 (かたくら かずゆき)は、「製造、建設業界においては、サプライヤーまで含めて、安心かつスピーディーにデジタルデータを活用することが今後の課題となっています。今回、業務効率の大幅な改善を約束するAdobe Acrobat 3Dをお客様にご提供できることを心から嬉しく思います。Adobe Acrobat 3Dを活用することで、MicrosoftR WordやExcel、画像ファイルに加え、CADデータも1つのPDFファイルに取りまとめることが可能となるため、企業における情報の共有化に大きく進めることになるでしょう。当社は関連会社であるテンアートニとも連携し、JavaScriptを利用した動的マニュアル作成ソリューションを展開します」と述べています。

Adobe Acrobat 3Dについて
Adobe Acrobat 3Dは、3DモデルをAdobe PDFに取り入れて業務に活用することで、ユーザ側でのCADアプリケーションの有無を問わず効率的で安全なコミュニケーション、コラボレーションを行うためのツールです。3D CADファイルを簡単にAdobe PDFに変換でき、また、3Dモデルを埋め込んだPDFにコメントや注釈を付与できます。また、Adobe Acrobat 3Dでは、権限付PDFを作成することで、無償のAdobeR PDFR閲覧、印刷ソフトウェアAdobe Readerのユーザもコメントのやりとりに参加が可能です。さらに、AdobeR LiveCycle™Policy Serverを組み合わせて利用することで、Adobe PDFにセキュリティポリシーを付与することができるため、2D図面や3DモデルをAdobe PDFとしてセキュリティを保持しながら、情報の共有が可能となります。詳細情報は、http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/main.htmlをご覧ください。

Adobe、Adobeロゴ、Adobe PDF、Adobe Reader、AcrobatおよびLiveCycleはAdobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。Microsoftは、Microsoft Corporationの米国ならびに他の国における商標または登録商標です。その他すべての商標は、それぞれの権利帰属者の所有物です。
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本ニュースリリースは、アドビ システムズ 株式会社と株式会社大塚商会との共同発表です。