BIMデータによる建築確認申請用テンプレートを5月31日から公開

合せてBIMデータを使用した建築確認申請を受付開始

平成29年5月17日 第2909号

株式会社住宅性能評価センター、オートデスク株式会社、フリーダムアーキテクツデザイン株式会社、株式会社大塚商会は、オートデスクのBIMソフトウェア「Autodesk(R) Revit(R)」(以下Revit) のBIMデータを使用した建築確認申請を実現するために2016年4月から協業し、同年8月に住宅性能評価センターから4号建築物の確認済証交付が国内で初めて発行されました。これを基に4社は、4号建築物の建築確認申請書類をBIMデータから作成するためのテンプレートを開発し、5月31日から公開して広く利用していただけるようにします。また、住宅性能評価センターは、これまでフリーダムアーキテクツデザインと試行してきたこの申請を、他の建築事務所からも同日から事前相談として受付開始します。

テンプレート提供サイト
「Autodesk App Store」(オートデスク・アップ・ストア)(5月31日より)
今回のテンプレートを使用したBIM確認申請マニュアル提供サイト
住宅性能評価センター
建築知識研究所

今回公開するテンプレートを利用することにより、Revitの簡単な操作でBIMデータから申請書類を作成できますので、作業効率と正確性が大きく向上します。BIM申請においては書類を印刷する必要もありません。また、審査においても作業効率が大きく向上しますので、BIMによる建築設計がもたらす利便性の広がりが期待されます。

BIM確認申請テンプレートの主な特長

  • 審査機関が必要な情報、凡例、注釈の記入が分かりやすく、図面はBIMデータから自動的に生成されるので、書類作成の効率を向上させ、作成ミスの低減が期待できる
  • BIMデータを使用しない場合でも、PDFや紙で行う申請のテンプレートとして利用可能
  • 書類の審査に必要な作業が軽減され、審査にかかる期間の短縮が期待できる

住宅性能評価センターのF-2 Web システムを介した申請の流れ