広い現場業務へ生産性効率化を目的として自立運転(AGV / AMR)、自動ロボットなどの導入に有効活用されています。
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ローカル5G
特定エリア内で大容量データ通信ができる新たな無線ネットワーク
ローカル5Gは、地域や企業が独自に特定エリア内で5Gネットワークを構築・運用できる技術です。大容量データ通信で、さまざまな課題を解決する無線ネットワークとして注目されています。

ローカル5Gとは
ローカル5Gとは、企業や自治体などが自らの敷地や建物内において、通信事業者(キャリア)に頼らずに構築・運用できる5Gネットワークのことを指します。それに対して、通信事業者が提供する5Gネットワークは「パブリック5G」と呼ばれます。特定のエリアへ5G基地局を設置し、5G通信(超高速大容量・低遅延・多数同時接続)を専用利用することで、他の利用者の影響を受けずにセキュアで安定した無線ネットワークを利用可能とします。

設置する基地局の大きさ

屋外(スタジアム)へ設置する例
市場動向について
製造、運輸(鉄道)、社会基盤(放送など)でのニーズが高まっています。
製造

運輸(鉄道)
線路や道路の映像AI分析による設備の巡視や、インフラのメンテナンス効率化、事故防止への活用が進められています。

社会基盤(放送など)
スタジアムやスポーツ会場、イベント会場など不特定多数が集まる場所での商用導入が加速。映像配信や中継にあたり、公衆4G / 5Gとネットワークを分けたいニーズが高まっています。

無線LAN(Wi-Fi)との違い
同じ無線通信である無線LAN(Wi-Fi)と比較すると大きく分けて以下4点の違いがあります。規模の大きい場所や、Wi-Fi機器の導入が難しい環境に対しての導入が効果的となります。
| ローカル5G | Wi-Fi | |
|---|---|---|
| カバーエリア | 半径~400m | 半径~30m |
| セキュリティ強度 | 強 <SIM認証採用> | 弱~強 ID/パスワード認証のみ :弱 ID/パスワード + 電子証明書認証:強 |
| 電波干渉の発生 | 基本的に可能性なし | 利用環境によっては発生 |
無線通信の安定性
以下の特徴により、ローカル5Gでは安定した通信環境を提供します。
- ローカル5G利用は免許制であること
- 他無線通信とは利用する通信帯域が異なること

導入が有効となるケース・例

導入事例
ライブ映像・マルチアングル映像配信の無線化で来場客への価値向上を実現します。
課題
- TV中継用にケーブル敷設工事
- リーグ機構やチームの収益向上
- 認知度やファンの獲得
- VARやチャレンジ制度
解決
- 無線干渉レスで工事費用の低減
- 来場者向けに有料でのマルチアングル映像配信
- マルチ映像を活用し、VARなどを安価に実現

ライブ映像配信

マルチ映像配信

イベント

VARへの活用
自動搬送システム導入による生産性向上
課題
- サプライチェーン網の強靱化(きょうじんか)
- 経済安全保障の観点から国内での高度な生産体制の必要性
- 生産年齢人口の減少による人手不足
解決
- AMR / AGV自律走行ロボットによる生産性向上
- 工場内のフロアレイアウトの自由度向上
- 生産ラインの市場環境や顧客ニーズへの柔軟対応



高精度映像を活用し、遅延の少ない遠隔施行を実現
課題
- 建設生産システムの生産性向上
- 若手にも魅力ある建設現場の実現
解決
- VRグラスを装着して建設現場の映像を見ながら建機を遠隔操作
- 建機には360度カメラや加速度センサーが取り付けられている

NEC ローカル5Gとは
ローカル5Gシステムをより容易に導入したいというニーズに対応し、システム構築に必要な最小構成の一式をパックで提供します。

NEC ローカル5Gパックの特長
- シンプル構成でコスト最適化
ローカル5Gシステムの構築に必要な機器を最小構成で準備することにより初期導入コストを低減します。 - 導入時の工数を削減
初期コンフィグ設定済みのため、設計・構築にかかる手間を削減できます。

| 本パックの構成品 | 機種名 |
|---|---|
| 基地局 | RV1200 無線機 |
| コントローラー | RV1200-Controller / CB |
| 5Gコア / UPF | RV-C6000-B2 |
| PTPスイッチ | QX-5708GT-2X-PW |
| GPSアンテナ | ― |
| SIMカード | ― |
オプション
- ローカル5Gアンテナ
- ローカル5G対応端末
- グランドマスターロック
- * ローカル5Gを導入するには「無線従事者制度」に従い、総務大臣の免許を受けて無線従事者となる必要があります。
- * 5G基地局を扱うため、上記無線従事者の中で「第三級陸上特殊無線技士」の資格が必要となります。
参考
価格
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