大塚商会とクオリティ IT資産管理ツール
『QNDα中国仕向け特別版』を共同開発

中国における日系企業のIT資産管理を支援、上海の子会社から発売

平成16年1月21日第1602号

 株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、取締役社長:大塚 裕司、以下:大塚商会)とクオリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦 聖治、以下:クオリティ)はこの度、中国における日系企業のIT資産管理を行うツールとして『QNDα中国仕向け特別版』を共同開発しました。3月1日より大塚商会の上海にある子会社である欧智卡貿易(上海)有限公司(以下:オオツカ貿易)を通じて発売し、初年度1500クライアントの販売を目指します。

 大塚商会は、2003年4月に中国上海市に100%出資子会社・オオツカ貿易(上海)有限公司(本社:上海、董事長兼総経理:鶴見 裕信)を設立、同9月より営業を開始しており、現地の日系企業に対してCADシステムや関連製品の販売とサポート及びネットワークインフラ構築などを行っています。その中で、中国へ進出した日系企業においては、各クライアントのソフトウェアのインストール状況やPC環境を調べることが難しいという問題が多くあります。また、海外ソフトメーカーや著作権団体からのソフトウェア不正使用に対する摘発活動が始まっています。特に日系企業は様々な意味から摘発の対象になりやすく、リスク回避のためにもIT資産管理の必要性を検討している企業も多数出てきております。
今回開発された『QNDα中国仕向け特別版』は、クオリティ社が1998年に開発し、販売を行っている「QND Plus」を大塚商会が独自ブランド「QNDα」として販売してきた商品の中国版です。これまで中国語のIT環境では行うことが困難だった中国語OSのインベントリの管理やソフトウェアライセンスの管理が可能になり、ハードウェアやスペックの適正な配置や、ソフトウェアの適正な購入を行うことができます。また、IT資産管理を行うことで、ソフトウェアの不正使用による摘発といった不安を大幅に軽減することができます。

なお、「QND Plus」はインベントリ情報の収集からソフトウェアの配布、リモートコントロールなどを行うことが出来るIT資産管理ツールとして、すでに国内では1200社、120万クライアント以上の販売実績があります。また、大塚商会では1999年より「QND Plus」を元にした独自ブランド「QNDα」の販売を行っています。

大塚商会とクオリティは、今後も、中国に進出した日系企業の日本国内におけるサポートや中国におけるIT資産管理のスムーズな運用を提案していきます。またオオツカ貿易を通じて、各種ソフトウェアの販売やサポート、セミナーの開催などIT環境の整備をトータルで提案していく考えです。

◆製品名『QNDα中国仕向け特別版』
◆発売予定平成16年3月1日 予定
◆機能概要・インベントリ情報の収集
ハードウェア情報・ソフトウェア情報・OS詳細情報・MS-Office情報・Notes/Domino
iniファイル・レジストリ・ユーザ任意インベントリ・AutoCADプラグイン・Adobeプラグイン
・QIV(Quality Information Viewer)
ライセンスチェック台帳・AutoCAD台帳・OS関連台帳・ハードウェアPC台帳・カスタム台帳
MS-Office台帳・Adobe製品ライセンス管理台帳
◆対応OS
QNDサーバWindows 2000 Server (中国語OS/日本語ロケール)
QNDコンソールWindows XP (中国語OS/日本語ロケール)
Windows 2000 Professional (中国語OS/日本語ロケール)
QNDクライアントWindows 2000 Professional/Server、Windows XP Professional
◆価格オープン価格
◆販売目標1500クライアント(発売12ヶ月)


任意イベントリの情報収集中画面と、イベントリ情報情報の収集データ表示画面イメージ

*文中に記載の製品名等固有名詞は各社の登録商標または商標です。

お客様お問い合わせ先
オオツカ貿易(上海)有限公司
電話:+86-21-6235-1616

株式会社大塚商会
CAD-LA営業部海外ビジネスプロジェクト
電話:03-3514-7828