1枚のICカードでオフィスのセキュリティを強化

　ソリューションプロバイダの株式会社大塚商会（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：大塚裕司）は、ICカードベンダ11社とのアライアンスにより、利用用途選定の選択肢を広げ、認証を強化したICカードソリューションを拡充し『OSM標準ICカード』として平成18年6月8日より提供します。

近年ICカードの普及が急激に加速していますが、この背景としてキャッシュカードやクレジットカードの様な磁気カードは、簡単にスキミングされ偽造されて事故が多発しているという事情があります。ICカードにより偽造やデータの改ざんを防ぎ、高度なセキュリティを保持することが可能となりますが、反面、企業・組織にとって、情報セキュリティ対策強化は業務効率化の阻害要因にもなっています。ICカードを利用すれば、1枚で入退室管理、PCログオン認証など、オフィスの様々な用途に安全かつ便利なソリューションを実現する事が可能です。

　一方、様々な用途に利用可能なICカードですが、事前に利用用途に応じたフォーマット処理が必要になります。後から利用用途を追加する場合、全従業員のICカードを回収し、再度フォーマット処理を行なう必要があります。これでは大変手間がかかり実用的ではありません。

そこで当社は関連メーカー11社とアライアンスを結び、各機能を事前にフォーマットした『OSM標準ICカード』を提供いたします。これにより、お客様は初期導入時に、コスト優先や機能優先など、ご利用状況に応じたソリューションを選択していただくことが可能となります。このアライアンスの実現により、お客様は導入後に新たな機能を追加する場合でも、使用中のICカードを回収することなく、簡単に機能を追加することが出来ます。

　例えば、株式会社リコーとは、既に同社が発売している独自ICカード認証を使った複合機認証システムを『OSM標準ICカード』に対応させるための開発協力を行いました。これにより『OSM標準ICカード』を利用して複合機の利用を制限できるシステムを提供いたします。一般的な入退室管理分野やPCログオン認証分野に加え、ドキュメントセキュリティ（紙文書出力時セキュリティ）分野まで、オフィスの幅広いセキュリティニーズに対し、1枚のカードでお応えします。また、ビットワレット株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：川合成幸）が運営する電子マネーサービス「Edy（エディ）」も搭載可能となっています。
当社では今後もOSM標準フォーマットに賛同するベンダのソリューションを順次追加していきます。

《ソリューション例》　株式会社リコー　複合機認証システム

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