業務システムの帳票出力におけるセキュリティを強化

―複合機から機密情報を安全に出力―

平成18年9月20日第1845号

 ソリューションプロバイダの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:大塚 裕司)は、パソコンを操作せずに、複合機(※1)から販売管理などの業務システム(ERPシステム)の各種帳票などを安全に出力できるシステム『αダイレクトレポート』を10月5日に発売いたします。『αダイレクトレポート』は、大塚商会のERPシステム「SMILEαAD」ならびに「SMILEie」と、リコー製の複合機「imagioシリーズ」に対応しています。
本システムは、大塚商会と株式会社OSK(本社:東京都墨田区 取締役社長:宇佐美 愼治)が共同で開発したもので、大塚商会が販売するほか、株式会社リコー(本社:東京都中央区 代表取締役 社長執行役員:桜井 正光)およびリコーグループの販売会社を通じて販売いたします。

近年、複合機はネットワークの一部となり、業務システムの入出力端末として企業に導入されています。しかし、出力端末として共有しているため、他の人の出力した文書などと混在したり、設置場所が座席と離れているために後で取りにいこうとし、その間に紛失する恐れもあります。そのため、お客様から複合機側の操作で、安全に出力したいというニーズが増えてきました。

そこで、『αダイレクトレポート』では、複合機のタッチパネルの操作だけで、ログインIDとパスワードによる認証を行います。ERPシステムで扱う帳票を手元で即座に出力できるため、重要帳票が誤って他の人に持っていかれたり、紛失したりすることがありません。また、販売情報や顧客情報など機密情報の出力については、帳票毎にパスワードを設定し、「誰が」、「どの帳票」を出力したかの履歴を残せるため、より一層高度なセキュリティを確保します。パソコンを使わなくても帳票出力が可能になり、ERP操作の不慣れな方や、一人一台のパソコンのない環境、あるいはERP端末のない環境でも簡単に出力が可能となります。

大塚商会では、複合機とERPシステムを融合させる「DB-DocLink」※2を提供しており、今回のシステムについても「DB-DocLink」の機能強化の一環となります。すでに対応複合機や対応ERPの導入企業は、低コストで複合機の機能を強化することが可能です。

※1複合機:コピー機能を中核として、FAX、プリンタ、スキャナー、ネットワーク機能などを持つ多機能複写機のこと。

※2DB-DocLink:2005年3月に出荷を開始した、業界初のERPシステムと複合機の融合したシステムです。複合機でSMILEαのデータを検索し、該当の顧客や商品情報に複合機から読み取ったイメージデータをシームレスに結合するシステムです。非常に簡単な操作で行えるため、中堅中小企業を中心に販売が進んでいます。

■αダイレクトレポート価格:10万円
(SMILEαAD販売管理+imagio MP C3000の場合 235万円~)
*別途搬入設置料、指導料、保守料などがかかります。
<対応ERP>
SMILEαAD販売管理、財務管理、給与管理、人事管理、顧客管理
SMILEie
<対応複合機>
リコー製 imagio Neo シリーズ、imagio MPシリーズ

■サービス提供開始日:平成18年10月5日

■販売目標 初年度:300システム 10億円

【αダイレクトレポートの概要】


*文中に記載の製品名等固有名詞は各社の登録商標または商標です。


お客様お問い合わせ先
株式会社大塚商会マーケティング本部
ODS・CTIプロモーション部ODSプロモーション課
電話:03-3514-7650 FAX:03-3514-7651
E-mail:ODS21@otsuka-shokai.co.jp