動的IPアドレスに対応したルータ監視サービスを開始

―中小企業向け、安価にインターネット接続の継続を支援―

平成19年1月25日第1903号

ソリューションプロバイダの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司)は、平成19年2月1日より、動的IPアドレスに対応したルータ監視サービスを開始いたします。従来の固定IPアドレスを利用した監視サービスと比べ、導入が容易で、当社技術者による監視により、手間も大幅に軽減いたします。さらに固定IPアドレスよりも安価な動的IPアドレスを利用することで、ISP利用料金を半額程度に抑えることもできます。本サービスは、当社「FMS(ファイアーウォール マネジメント サービス)」(※1)の一つとして提供いたします。

今や企業にとってインターネットの利用は業務に欠かせないものとなっております。そのため、安全なインターネット接続に必要なファイアーウォールやルータの稼動状況の確認が重要となります。しかし、従来の稼動状況の遠隔監視には、固定IPアドレスが必須であり、複数拠点を持つ企業などでは固定IPアドレスの維持費用も増えていました。また、遠隔監視そのものを実施する手間をかけられない企業も多いのが実態です。

今回提供するルータ監視サービスでは、大塚商会セキュリティ監視センターが24時間365日体制で監視を実施し、障害発生時にはお客様へ通報を行います。また、動的IPアドレスに対応するため、ルータの遠隔監視のために既存のISP契約を変更することが不要です。そのほか、インターネット接続に必要なルータのレンタル、利用企業の環境に合わせた推奨値の設定および設置、障害時の現地保守なども行います。そのため、ルータの設定や稼動状況の監視に専任を置けない企業でも安心してご利用いただけます。

【 本サービスの概要 】

  1. 動的IPアドレスに対応した監視が可能なルータをレンタルいたします。
  2. 利用環境に合わせ導入時のルータ初期設定および現地での設置作業を行います。
  3. ルータの24時間自動監視および障害時の企業担当者への通報を行います。
  4. 電話による障害申告受付による対応を行います。
  5. ルータのハードウェア障害時の代替機交換を当社技術者が現地にて行います。

※ 複数拠点間(3拠点以上)でのVPN接続では最低1拠点に固定IPルータ(親機)が必要となります。親機の監視サービスも別途ございます。

【 価格 】

サービス名初期費用月額費用レンタル機
動的IP対応FMS(エコノミー)68,000円6,800円/拠点YAMAHA製「RT107e」
動的IP対応FMS(スタンダード)122,400円12,000円/拠点YAMAHA製「RT107e」
固定IP対応FMS(エコノミー)90,000円14,000円/拠点YAMAHA製「RTX1100」
固定IP対応FMS(スタンダード)162,000円24,000円/拠点YAMAHA製「RTX1100」
  • レンタルするルータは、ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:伊藤 修二)製のルータ「RT107e」「RTX1100」になります。
  • スタンダードは、コールドスタンバイ用のハードウェアをレンタルいたします。(合計2台を貸し出しいたします。)
  • 最低利用期間は1年間となります。
  • ISP料金は含みません。

【 販売目標 】

初年度1500台

(※1) FMS:大塚商会が提供する、企業の様々な業務を代行するサービス「たよれーる」のひとつ。常時接続回線には不可欠なファイアーウォールやルータ・UTMなどの機器をレンタルで貸出し、24時間365日の自動稼動監視を行います。専門知識を要する面倒な管理作業をお客様に代わり大塚商会がリモート代行するアウトソーシングサービスです。