大塚商会とマイクロソフトが、中堅中小規模向け
システム継続支援ソリューションで協業

―Windows Server(TM) 2003 R2,Enterprise Editionを搭載した耐障害性に優れるNEC、富士通のサーバを利用―

平成19年2月8日第1909号

ソリューションプロバイダの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:大塚 裕司、以下大塚商会)とマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区 代表執行役 社長:ダレン ヒューストン、以下マイクロソフト)、は、中堅・中小規模企業向けに、企業システムの停止を防ぎ、安定した企業活動を実現する「Windows(R) FTソリューション」の提供で協業いたします。「Windows FTソリューション」は、大塚商会が提供する各種アプリケーションとサポートおよび日本電気株式会社、富士通株式会社のWindows Server(TM) 2003 R2, Enterprise Editionを搭載した耐障害性に優れたフォールト・トレラント(FT※)対応のサーバを組み合わせることにより低価格と可用性を実現したソリューションです。大塚商会は各社と協力を進めながら、ハードウェアを含めたサポートなどで初年度2億4000万円の販売を目指します。

フォールト・トレラントは、企業システムの安定稼動に欠かせない信頼性を手軽に高める点などで注目されています。また、J-SOX法の実施基準案に、ITシステムの「IT統制目標」の1つとして、「可用性:情報が必要とされるときに利用可能であること」が明記されました。そのため、耐障害性に優れ可用性を実現するサーバのニーズが高まると考えられます。

また近年、企業はシステムトラブルにから生じる業務中断による経営面での影響など事業継続の重要性を強く認識し、より信頼性の高いサーバを求めるようになっていますが、中堅中小企業では専門のシステム担当者がいないなどの理由により、事業継続への取り組みが遅れているのが現状です。

「Windows FTソリューション」では、FT対応 サーバと大塚商会の提供する各種アプリケーションおよびサポートサービス「たよれーる」の各種保守メニューを組み合わせ、企業システムの耐障害性を高めます。監視センターにてサーバの障害予兆を監視したり、万が一のハード障害でも迅速に技術者が訪問し対応したりすることが可能となります。これにより、従来導入が難しかった中堅中小企業でも可用性の高いシステムの構築が可能となります。

今回の協業では、マイクロソフトが大塚商会の各種アプリケーションおよびサポートをFT対応サーバで実現するための技術支援を行うと共に、セミナーなどを共同で開催し、中堅中小企業向けに「Windows FT ソリューション」による、安価で堅牢なシステムを提案し、企業の事業継続の支援を進めていきます。

「Windows FTソリューション」で提供されるサポートメニュー(一部)

<コンサルメニュー関連>

  • ストレージ導入設計サービス・・・外付けHDDのボリューム設計、冗長化設計
  • バックアップ導入設計サービス・・・バックアップ手法設計、リストア手法設計
  • クラスタ導入設計サービス・・・システムクラスタ化の設計、フェールオーバ時の処理設計

など

<保守関連>

  • FT(Windows Server(TM) 2003)サーバハード保守サービス
  • サーバ運用支援サービス(スタンダード)
  • バックアップソフト運用支援サービス

など

※ 一部のハードウェアによっては自営保守未対応のものもあります。組み合わせにつきましては別途ご相談ください。

※ フォールト・トレラントサーバ:フォルト トレラント サーバ (FT サーバ) は、ハードウェア コンポーネントが二重化 (または多重化) された、障害発生時でもシステムが停止することが無い、極めて信頼性の高いサーバです。クラスタシステムのような難しい知識や設計は必要なく、イニシャルコストにおいてもランニングコストにおいても、2台安価に導入することが可能です。

※ 本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

お客様お問い合わせ先
株式会社大塚商会 テクニカルプロモーション部
ハードプロモーショングループ
E-Mail:hapg-o@otsuka-shokai.co.jp