建設関連図書管理システムで建設現場のIT化を支援
―簡単な操作で建設現場データのトレーサビリティを実現―
平成21年5月20日第2123号
ソリューションプロバイダの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司)は、平成21年5月21日よりネットワーク環境のない建設現場事務所においても簡単に構築・運用できる建設業向けデータ管理システム「楽々CDM(※1) 現場オプション」を発売します。当システムにより当社は建設現場事務所におけるIT環境整備をはじめ、セキュリティ対策やデータバックアップ、電子納品対策など建設業におけるIT化の支援を進めていきます。価格は80万円(税別)で、中堅企業を対象に初年度50社の販売を目標とします。
建設業においては複数部署や企業が関連し、建設計画書や契約書に加え図面や工事データなどさまざまな電子化された書面やデータ(法令で定める関連図書)が発生します。これらは、それぞれの工程ごとに独自運用がなされ管理が煩雑になっていました。加えて、昨年より関連図書の保存が義務づけられ、データ管理の必要性が高まりました。
これまで当社は、建設関連図書管理システム「楽々CDM」を活用して設計・施工・完了・保管というデータのライフサイクルを一気通貫で実現してきました。しかし、データの発生源である建設現場事務所では、その規模や地域によってIT環境が整備されていない場合もあり、プロジェクト進行中のデータ管理やセキュリティ面、また保管すべきデータの集約・整理に課題を抱えていました。
今回当社は、ネットワーク環境が整っていない建設現場事務所でも容易にデータ管理と保管が行える「楽々CDM 現場オプション」を発売します。本システムは、建設現場事務所の規模・件数、ネットワーク回線の有無に関わらず同一の操作性・セキュリティを実現します。
本システムでは、3つの標準IT環境(※2)を想定した機能を用意しています。これにより、システム担当者は、従来行っていたネットワーク環境の整備やシステムの設定作業工数が大幅に削減されます。また、建設現場事務所では操作がエクスプローラとほぼ同様な為、簡単なインストール及び設定だけですぐに利用できます。さらに、建設現場事務所で保管されたデータを簡単な操作で本社の楽々CDMサーバに取り込める為、簡単に竣工後データのトレーサビリティを実現することができます。現場オプションに関しては、利用者数や利用期間に関係無く一律のコストで利用できる為、運用コストを削減します。
※1 CDM:Construction Data Management
※2 3つの標準IT環境
・本社(または営業所)と現場事務所を接続するネットワーク(WAN)がある環境
・現場事務所内のみのネットワーク(LAN)環境
・現場事務所にネットワーク環境なくPC1台の環境
楽々CDMについて
企画設計から施工、施工後の維持管理までに発生する関連書類やデータをプロジェクトごとに集約し保管できるシステムです。楽々CDMを利用することでデータ管理業務の効率化を実現し、社内に散在した様々なデータの検索を可能にします。PC操作に不慣れな担当者が多い建設現場事務所においても特別な教育を必要とせず簡単に利用することができるシステムです。これまで工程ごとや部署、建設現場事務所ごとに独自のルール設定作業の工数削減と、標準機能でフォルダのアクセス制御によりセキュリティ強化を実現しています。
楽々CDM 現場オプション
価格 | 80万円 |
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内訳 | 楽々CDM 本体価格:30万円(10ユーザー)ユーザー数追加は別料金で可 建設現場事務所オプション価格:50万円(無制限ライセンス) ※全て消費税別、また別途搬入設置料、指導料、保守料などがかかります。 |
発売日 | 平成21年5月21日 |
販売目標 | 初年度50システム |
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