中国進出日系企業向けに情報漏えい対策パック
現地でのデータ持ち出しを制御

―日本でシステム設計、中国で構築―

平成22年6月21日第2224号

ソリューションプロバイダの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚裕司、以下:大塚商会)は、中国現地法人である欧智卡信息系統商貿(上海)有限公司(以下:オオツカ上海)と協力して、中国に進出している日系企業向けに情報漏えい対策「データ持ち出し制御らくらくパック」を平成22年6月22日から提供いたします。本パックにより、IT担当者が不在の中国拠点においても日本で構築するセキュリティポリシーにもとづいた情報漏えい対策を行なうことが出来ます。中国拠点で利用するシステムのセキュリティポリシー設計は日本側で大塚商会が行ない、製品の提供、構築、保守サービスは中国側でオオツカ上海が行ないます。

近年、製造業やソフトウェア開発企業のみならず、サービス業、流通業など日系企業の中国市場への参入がますます活発化しています。こうした中国進出企業から、「日本国内と同等に設計図や個人情報など企業の重要な情報を扱っているが、現地にIT担当者が居ないため、対策が不十分である」、「中国で手軽に調達出来て、信頼できる情報漏えい防止製品が必要」という声が寄せられていました。また、中国で情報漏えい防止製品を使用するために申請が必要な場合もあり、現地での安全対策をとることが難しくなっています。

「データ持ち出し制御らくらくパック」は、中国現地での情報漏えい対策として、USBメモリなどの外部メディアへのデータ持出し、CD/DVDへのデータ書込み、印刷などを制御する情報漏洩防止ソフト「致盾(ジードゥン)」を利用します。データ持出しポリシーをユーザやグループ単位に作成することができ、担当業務に合わせた柔軟な情報セキュリティ運用を可能にします。また、中国で使用する際に許認可が不要なため、構築期間の短縮も実現します。オプションで中国のクライアントPCのログを日本側で管理する事が出来るため、日中一貫したセキュリティ監査を行なうこともできます。

「データ持ち出し制御らくらくパック」構成

日本「致盾」システム設計、データ持出しポリシー設計30万円~(税別)
中国「致盾」設定35,000元~(税別)
「致盾」1ライセンスあたり750元(税別)

「致盾」は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社のオフショア開発パートナーであり、情報セキュリティソフトウェアの開発などで実績を持っている天津南開創元信息技術有限公司(本社:中国天津市、総経理:崔維忠、以下:南開創元)が開発したものです。

致盾に関して

中国現地での運用イメージ

天津南開創元信息技術有限公司(南開創元)について

南開創元は天津の南開大学允公集団と北京宏泰安信息技術有限公司との合弁企業で、情報セキュリティソフトウェアの開発のほか、物流業や金融業向けにソフトウェアの開発(自社・受託)、販売などを行っています。南開創元では、2004年から2006年にかけてISO9001、ISO14001、CMMを取得したほか、社内に品質保証部を設けるなど、ソフトウェアの品質の厳しいチェックが行われています。また、日本法人としてアイテックジャパンを設置し、日本在住のブリッジSEも多数在籍しています。

欧智卡信息系統商貿(上海)有限公司について

2003 年4 月に上海市外高橋保税区に欧智卡貿易(上海)有限公司を設立し、上海をはじめとする華東地域に進出している日系企業を中心に、CAD システムを始めセキュリティ関連商品の販売及びサポートを中核としたビジネスを展開してまいりましたが、2004 年12 月11 日以降外資全額出資の卸売企業の設立が可能となったことから、一層のサービス向上を図るために、中国国内の仕入販売権を持つ欧智卡信息系統商貿(上海)有限公司を設立いたしました。大塚商会と密な関係を持って、サポートにあたる体制をとっており、コンピュータハードウェア・ソフトウェアの販売、ネットワークインフラ構築やWeb 関連ソリューションサービスの提供を通じて、日本国内同様にワンストップでのサポートを提供しております。また、2008年に大連分公司、蘇州分公司を設立し、サポート地域を拡大しております。


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株式会社大塚商会 海外ビジネス支援課
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