2020年12月期 第1四半期 決算の概況

2020年 4月30日 第202016号

株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚裕司)は、2020年12月期第1四半期の決算の概況を発表します。

2020年12月期第1四半期(2020年1月1日~2020年3月31日)決算の概況について

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな景気回復傾向にあったものの世界的な新型コロナウイルス感染の拡大により国内でも東京オリンピック・パラリンピックが延期され、また改正新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、新型コロナ特措法)が施行され移動の自粛が要請されるなど、日本経済への影響も避けられない状況となりました。

このような経済状況にあって、景気の見通しが減速に転じる一方でIT投資分野では経済活動を維持するためにテレワーク関連の需要が急速に増すなど変化も見られました。

以上のような環境において当社グループは、「お客様の目線でソリューションを活かし、お客様の信頼に応える」を2020年度のスローガンに掲げ、「オフィスまるごと」の方針の下、2月には東京・大阪・名古屋にて「ITで拓く、働き方改革。」をテーマに実践ソリューションフェア2020を開催しました。その後の新型コロナ特措法施行に伴い事業活動維持のためにテレワーク環境の導入を急がれるお客様への対応については、幅広い取扱い商材やサービスを活かしそれぞれのお客様の状況に合わせた付加価値の高いソリューションを提案しました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、2,243億29百万円(前年同期比2.6%増)となりました。利益につきましては、売上総利益率の改善などにより営業利益161億47百万円(前年同期比10.2%増)、経常利益164億84百万円(前年同期比9.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益108億82百万円(前年同期比8.4%増)となりました。

システムインテグレーション事業

コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供するシステムインテグレーション事業では、前年に高い伸びとなったパソコン販売台数の反動減がありましたが働き方改革への対応やテレワーク関連の需要を捉え、売上高は1,445億94百万円(前年同期比1.5%増)となりました。

サービス&サポート事業

サプライ供給、ハード&ソフト保守、テレフォンサポート、アウトソーシングサービス等により導入システムや企業活動をトータルにサポートするサービス&サポート事業では、オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」で一部の商品に調達の混乱もありましたが競争力の強化に努め、サポート事業「たよれーる(*)」とともに売上高を着実に伸ばし、売上高は797億34百万円(前年同期比4.7%増)となりました。

  • * たよれーる=お客様の情報システムや企業活動全般をサポートする事業ブランド。

2020年12月期 第1四半期の業績(2020年1月1日~2020年3月31日)

連結

 売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属
する四半期純利益
(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)
2020年12月期
第1四半期
224,3292.616,14710.216,4849.310,8828.4
2019年12月期
第1四半期
218,68114.414,64823.615,08723.410,04224.5

(%表示は対前年同四半期増減率)

連結セグメント別売上高

 システムインテグレーション事業サービス&サポート事業
(百万円)(%)(百万円)(%)
2020年12月期
第1四半期
144,5941.579,7344.7
2019年12月期
第1四半期
142,50221.576,1793.0

(%表示は対前年同四半期増減率)

単体

 売上高営業利益経常利益四半期純利益
(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)
2020年12月期
第1四半期
202,0092.314,12310.415,60610.910,82510.9
2019年12月期
第1四半期
197,52014.912,79326.714,07425.69,76426.1

(%表示は対前年同四半期増減率)

  • * 新型コロナウイルスの感染拡大により当社グループの業績も現時点で影響を見通すことが困難な状況ですが、2020年2月3日に発表した業績予想は据え置き、4-6月期の状況及び事業動向を見極めながら、今後、業績予想の修正が必要となりましたら速やかに公表いたします。
  • * その他詳細資料につきましては、当社ホームページに掲載いたしますのでご覧ください。