経済産業省指針に基づく「DX認定」を取得

2021年4月2日 第202120号

ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司)は、経済産業省が定めるDX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度に基づき、「DX認定取得事業者」としての認定を、2021年4月1日に取得しました。
認定取得は、当社のビジョンや事業戦略、IT活用を含む社内体制の構築など、DXへの取り組みが評価されました。

DX認定制度について

DX認定制度とは、2020年5月15日に施行された「情報処理の促進に関する法律」に基づき、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応する企業を国が認定する制度です。

当社における認定取得のポイント

概要図

1990年代から行ってきた社内システムのデジタル化移行への取り組みである「大戦略I」は、当社の財務体質改善および生産性向上のバックグラウンドになっています。そして、「大戦略II」では“お客様との新たな関係創り”を主眼に、従来の営業個人(リアル)でお客様を守るスキームから、お客様マイページなどのWebとインバウンドセンター・アウトバウンドセンターを加え、お客様と常に繋がり、オール大塚でお客様に寄り添う関係を創ることを目指しています。

また、社内の業務効率化・生産性向上を目的に2017年から導入したRPAは現在約800本稼働し、月間に10,000時間を超える業務削減を達成しています。さらに、営業の作業をAIがサポートするiPhone版アプリ「AIアシスタント」を利用し、「行き先・商談推奨」や「見積もり作成指示」などを行うことで営業効率を向上しています。

一方、当社では創業以来自社で活用したシステムをお客様に提供してきました。
基幹系システムと情報系システムをシームレスに統合した「DX統合パッケージ」「クラウド版 DX統合パッケージ」を用いた総合的なデジタルソリューション提案により、国内企業のDX推進の支援を行っています。このほか、購買クラウドシステム「たのめーるプラス(注1)」、リモートアクセスサービス「たよれーる どこでもコネクト(注2)」やオンラインストレージサービス「たよれーる どこでもキャビネット(注3)」、クラウドベースの電子サインサービスなど、企業のDX推進のため、クラウドを用いた当社オリジナルソリューションを多数提供しています。当社ではお客様企業の業務の最適化を実現、生産性向上に寄与して、新しい事業価値の創出を支援しています。

当社では、今後も2002年に制定したミッションステートメントで定めるように、お客様に対し「情報・通信技術の革新によってもたらされる新しい事業機会や経営改善の手段を具体的な形で提供し、企業活動全般にわたってサポート」し、全てのステークホルダーに対して新たな価値を提供していきます。

  • (注1)たのめーるプラス
    「たのめーるプラス」とは、各事業所や店舗で必要なさまざまな物品や役務の調達・購買をインターネットを介してサプライヤー企業様と連携することができる、大塚商会オリジナルのクラウド型 調達・購買業務支援サービスです。
  • (注2)たよれーる どこでもコネクト
    「たよれーる どこでもコネクト」とは、物理的な閉域網や仮想専用線で、安全・快適なプライベートクラウド環境を安価・手軽に構築することができるサービスです。
  • (注3)たよれーる どこでもキャビネット
    「たよれーる どこでもキャビネット」とは、企業内や企業間での円滑なファイル共有をはじめ、PCや複合機で登録した社内データなどをスマートデバイスでどこからでも確認することができるサービスです。大容量データの送受信が可能なうえ、アクセスログが管理できるので、情報漏えいの防止にも役立ちます。

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