2024年12月期 第3四半期 決算の概況

2024年10月31日 第202426号

株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚裕司)は、2024年12月期第3四半期の決算の概況を発表します。

2024年12月期 第3四半期(2024年1月1日~2024年9月30日)決算の概況について

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、資源価格の高騰や円安による物価高が続く中、一部に弱さもみられましたが、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しや堅調な企業業績を背景に設備投資は底堅さを維持するなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。

このような経済状況にあってIT投資分野では、企業のソフトウエア投資計画は引き続き高い水準にあり、生産性向上、競争力強化やコスト削減を目的とした省人化やデジタル化に向けたIT投資需要は底堅く推移しました。

以上のような環境において当社グループは、「お客様に寄り添い、DXでお客様と共に成長する」を2024年度のスローガンに掲げ、営業活動においては、営業プロセスをAIがサポートすることで営業生産性の向上とオフィスまるごとに向けたお客様対応力の強化に努めました。その上で、ワークフローの見直しやセキュリティ対策など、業務のデジタル化や効率化に向けた提案を行いました。また、中堅・中小企業のお客様でも手軽にAIの価値を享受できる最新のAIソリューションなど、当社自身がAIの活用を含めたDX推進により業務プロセス改革や生産性向上を実現してきた事例を踏まえながら、お客様のDX推進への取り組みを支援いたしました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、堅調な企業のIT投資需要を捉え、8,222億62百万円(前年同期比11.1%増)となりました。利益につきましては、販売費及び一般管理費は増加したものの増収に伴う売上総利益の増加により、営業利益521億69百万円(前年同期比10.1%増)、経常利益540億15百万円(前年同期比10.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益366億31百万円(前年同期比10.5%増)と増収増益となり、売上高及び各利益は過去最高となりました。

システムインテグレーション事業

コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供するシステムインテグレーション事業では、パソコンやパッケージソフトの売上高を伸ばし、売上高は5,448億97百万円(前年同期比12.7%増)となりました。

サービス&サポート事業

サプライ供給、ハード&ソフト保守、テレフォンサポート、アウトソーシングサービス等により導入システムや企業活動をトータルにサポートするサービス&サポート事業では、オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」やサポート事業「たよれーる(注)」などストックビジネスに引き続き注力し、売上高は2,773億65百万円(前年同期比8.1%増)となりました。

  • 注 たよれーる=お客様の情報システムや企業活動全般をサポートする事業ブランド。

2024年12月期 第3四半期の業績(2024年1月1日~2024年9月30日)

連結

 売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属
する四半期純利益
(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)
2024年12月期
第3四半期
822,26211.152,16910.154,01510.636,63110.5
2023年12月期
第3四半期
740,05815.247,39018.248,84617.633,13511.4

(%表示は対前年同四半期増減率)

連結セグメント別売上高

 システムインテグレーション
事業
サービス&サポート事業
(百万円)(%)(百万円)(%)
2024年12月期
第3四半期
544,89712.7277,3658.1
2023年12月期
第3四半期
483,42019.4256,6378.1

(%表示は対前年同四半期増減率)

単体

 売上高営業利益経常利益四半期純利益
(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)(百万円)(%)
2024年12月期
第3四半期
736,83411.346,72512.749,00712.534,05512.5
2023年12月期
第3四半期
661,83214.841,45816.943,57315.830,2749.6

(%表示は対前年同四半期増減率)

2024年8月1日に発表した連結業績予想に変更はありません。

  • * その他詳細資料につきましては、当社ホームページに掲載いたしますのでご覧ください。