大塚商会が業界初の「Bi-Fuel LPガス電源車」を発売

2025年1月29日 第202504号

ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司)は、業界初となる「Bi-Fuel LPガス電源車」を発売予定です。本車両は、トヨタハイエースをベース車としており、走行時にLPガスとガソリンの両方を利用可能なバイフューエルシステムを採用しました。また、LPガス専用で稼働する発電機を搭載しており、クリーンで安定した電力供給が可能です。

本車両は災害時の移動型発電機としての活用だけでなく、アウトドア活動、移動型ビジネス活用など、フェーズフリーモデル車としての特徴を装備することで、多用途に活躍できる新しいモビリティソリューションです。普通免許で運転可能なハイエースの高い機動性と耐久性を活かしながら、環境性能と実用性を両立し、ガソリンが枯渇した場合でも、LPガスで走行できるハイブリット車でもあります。また、緊急時は発電機を利用し、スターリンク(衛星回線)と連携することで、無線通信が可能になります。自治体や企業が導入することで、平時は通常の電源車として利用し、万が一の災害時においては、発電機として必要な場所に移動して活用するなど、住民や地域の安心・安全を守るための防災設備の役割も担います。

主な仕様

車両トヨタ ハイエース ハイルーフ
走行用エンジン2000ccガソリンエンジン
駆動方式/ミッション2WD/6速AT
車両総質量3500kg未満
乗車定員3名
三相出力容量34kVA/50Hz, 40kVA/60Hs (定格電圧 200/220V)
単相出力容量5kVA AC200/220V (AC100V対応可)
相数・線数三相3線式
発電用エンジン直列4気筒 水冷4サイクルガスエンジン
従来型ディーゼルエンジンに対し、軽量・コンパクト
運転可能時間ボンベ接続により連続運転可
潤滑油無給油で72時間以上
使用燃料LPガス (都市ガス:個別対応)
並列運転車両2台での並列運転可能

概要図

大塚商会はこれからも、サステナビリティ経営の一環として、社会貢献に寄与する持続可能な社会を目指した製品を提案していきます。

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