クラウドPOSで店舗の「見える化」を実現

消費税率アップを機にクラウドPOSを導入。重複が多かった商品マスターを整理し、売り上げの「見える化」で経営分析が容易に

株式会社ビッグミート 導入事例

サービス業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理データ分析・活用クラウド営業・業務プロセス効率化業務データの活用

株式会社ビッグミートは、埼玉県に居酒屋チェーンなどを展開する外食企業だ。2019年10月の消費税率アップに合わせて、同社は、ポスタス株式会社(以下ポスタス社)のクラウドPOS『POS+(ポスタス)』を導入。全店舗の売り上げや、テーブル稼働状況などがリアルタイムで「見える化」し、店舗ごとの傾向分析も可能となった。

  • 業務効率の向上
  • 働き方対策支援
  • 売り上げアップ対策

株式会社ビッグミート

導入先の概要

業種
飲食店
事業内容
居酒屋チェーン「焼鳥居酒屋ビッグ」、「手打ち麺・THEうどんビッグ」、デリカなどの運営
従業員数
427名(パート・アルバイト含む、2020年3月現在)
ホームページ
http://big-meat.jp/

導入の狙い

  • 消費税率アップに合わせてPOSを刷新したい
  • 数が多く重複登録もあった商品マスターを整理したい
  • 店舗、メニューごとの売り上げをリアルタイムに「見える化」したい

解決策

  • 使いやすく機能も充実したクラウドPOSの導入

導入したメリット

導入システム

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導入事例詳細

埼玉県で地域密着型の焼き鳥居酒屋などを展開

株式会社ビッグミート(以下、ビッグミート)は、埼玉県の東武東上線沿線で、12店舗の焼き鳥居酒屋チェーンと1店舗のうどん店などを展開する外食企業である。1979年に精肉店として創業し、1985年に居酒屋の1号店を営業開始した。主力の「焼鳥居酒屋ビッグ」は、焼き鳥を中心に200種類を超える手作り料理を提供している。ほとんどの店舗は「駅近」にあり、店頭には焼き鳥のテイクアウトコーナーを併設。帰宅前のサラリーマンや家族連れなど、地域客に重宝されている。

取締役 根本 茂氏

「地域のお客様に、豊富なメニューを手ごろな値段で楽しんでいただきたいというのが、私たちのモットーです」と語るのは、同社取締役の根本 茂氏である。鶏のさばきや串打ちはセントラルキッチン方式で行い、店舗は固定費を抑えるため大半を自社物件として所有するなど、リーズナブルな価格でメニューを提供するための企業努力を重ねている。一方で、「おいしさは妥協せず、全てのメニューを手作りで提供することにこだわっています」と根本氏は語る。多くの地域客から愛される理由は、ここにあるのだろう。

消費税率アップを機にクラウドPOSを導入

ビッグミートは2019年10月に、それまで全店舗で使用していたPOSを、ポスタス社が提供する最新のクラウドPOS『POS+(ポスタス)』に入れ替えた。同月に消費税率が8%から10%にアップし、軽減税率が導入されたことに合わせたものだが、「せっかくなので、これまでの運用で課題に感じていたことを、新たなPOSの導入によって一気に解決したいと考えました」と根本氏は振り返る。

埼玉県に12店舗を展開する「焼鳥居酒屋ビッグ」。新鮮な素材を使ったメニューをリーズナブルな価格で提供しているほか、「駅近」の立地を生かし、地域客を中心に人気を集めている

運用で特に課題と感じていたのは、商品(メニュー)マスターの多さであった。「焼鳥居酒屋ビッグ」のメニューは約200種類であるが、従来のPOSにはその約10倍の2,000件以上ものマスターが登録されていたのだ。

「各店舗がその日限りのメニューをどんどん登録していくので、知らない間に膨大な数になってしまっていたのです。似たようなメニューが重複して登録されていることも多く、収拾がつかなくなっていました」(根本氏)

店舗状況の「見える化」で早急に課題を解決したい

また、ビッグミートは、リアルタイムな店舗稼働状況の「見える化」も課題として挙げていた。

従来のPOSでは、いったんレジを締めないと店舗の売上状況などが見えず、さらに、テーブルの稼働状況や従業員の出勤状況などは、いちいち店舗に行かないと把握できなかった。根本氏は「問題があったらすぐに手が打てるように、全ての店舗の稼働状況をリアルタイムに本部で把握できるような仕組みを採り入れたいと思いました」と語る。

そこで、以前から『たのめーる』で業務用品等の注文をしていた大塚商会に相談。大塚商会は根本氏の要望を詳しく聞いたうえで、3社のクラウドPOSを提案した。その中から、使いやすさ、「見える化」機能の高さ、サポート力の3点を評価して選んだのがポスタス社の『POS+』であった。

三つの選択肢からベストなソリューションを選定できたことについて、根本氏は「特定のメーカーに偏らず、中立的な立場で提案してくれる大塚商会さんにお願いして正解でした。また、IT導入の補助金申請について、しっかりサポートしてもらえたことも非常に助かりました」と振り返る。

充実したサポートで膨大なマスターを整理

『POS+』の導入に当たって特に苦労したのは、肥大化していた商品マスターの整理であった。

手作りにこだわる『焼鳥居酒屋ビッグ』では、同じ焼き鳥のメニューでも、「よく焼き」「たれ多め」といった顧客の好みに合わせて細分化しがちで、店舗ごとにこだわった限定メニューもある。そこで、2,000件以上もあったマスターを全店舗共通の200種類の標準メニューに絞り込み、店舗ごとのメニューは別にマスター登録するというルールを設定した。

「どういう整理の仕方が合理的なのか悩みましたが、ポスタス社のサポートセンターに相談したところ、懇切丁寧にアドバイスしてもらえたので、スムーズにルール作りができました。使いやすさや機能に加え、充実したサポートを受けられることも『POS+』を採用したメリットです」(根本氏)

また、根本氏は「店舗の従業員はどちらかといえば職人かたぎの人が多く、クラウドPOSという新しい仕組みに切り替わることに少なからず抵抗がありました」と、導入に当たっての苦労を語る。

「しかし、オーダーを取るのに使用する端末は一般的なスマートフォンと同じで、操作も直感的なので難なく使いこなせているようです。スマートフォンを使い慣れている若いアルバイトスタッフたちは、2~3日ですぐに操作を覚えてしまいました」(根本氏)。使い方の講習などを行うこともなく、スムーズに移行できた点も同社は高く評価している。

店舗状況の「見える化」で傾向分析を実現

『POS+』の管理画面。店舗・時間別売上集計やテーブル稼動状況を、リアルタイムで把握することができる

『POS+』導入による成果の一つに、商品マスターが整理されたことで、どのメニューが人気なのかといった売れ筋の分析を容易にできるようになったことがある。

「導入する前はマスターの概念そのものがぼんやりしていましたが、整理を進めていく過程で理解が深まりました。『POS+』なら、売れ筋の変化に応じてその都度マスターを修正できるので、少しずつ、より良く整理されていっています」(根本氏)

また、同社は『POS+』の導入に合わせて、店舗の接客担当者が顧客の属性を入力し、グループ化するというルールも新設した。「会社の飲み会」や「女子会」といったグループの属性と注文を受けたメニューの情報をひも付ければ、そこから顧客に応じたメニュー提案や開発のヒントを得ることができるようになり、売り上げの拡大に結び付く情報活用が実現する。

さらに、『POS+』の「オーナーアプリ」という機能を使い、本部にいながら店舗ごとの売り上げや、テーブル稼働状況などをリアルタイムに把握することができる。一部の店舗においては「タイムレコーダー」という機能を使って勤怠の入力・承認なども行い、従業員やパート・アルバイトの出退勤状況も「見える化」した。

「各店舗の状況が横並びで分かり、隣駅の店舗でも、お客様の男女比や人気メニューにかなりの違いがあることが見えてきました。『POS+』で得た新たな情報を各店舗にしっかりフィードバックして、売り上げアップを促していきたいです」(根本氏)

人材不足に向けTTO(テーブルトップオーダー)システムの導入も検討

同社は今後、「タイムレコーダー」機能を全店舗に展開し、勤怠集計業務や従業員のシフト管理業務を改善する一方、TTO(テーブルトップオーダー)システムを導入して人材不足にも対応する計画だ。根本氏は「『POS+』はTTOシステムに連携しやすいなど、拡張性が高い点も魅力です。大塚商会さんには、これからもさまざまな使い方の提案を行っていただきたいです」と語った。

店舗で使用する端末はタブレット式で、スマートフォンに似た直感的な操作が可能

大塚商会担当者からのコメント

「『POS+』をさらに活用できる提案を積極的に行います」

ビッグミート様からは、『POS+』と連携させる形でTTOシステムも導入したいというご相談を受けています。今後も、『POS+』の多彩な機能をよりよく活用できる提案を積極的に行います。

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