研修使用時のホワイトボードの課題を解消

最先端の電子黒板を設置して手書きとデジタルの融合を実現し、社員研修やWeb会議で効果的に活用

コスモエレベーター株式会社 導入事例

サービス業101~1,000名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

コスモエレベーター株式会社は、エレベーターの点検・保守業務と改修工事のエキスパート企業だ。このほど社員研修を目的として電子黒板を導入。保存した板書内容の再表示も可能になり、教材や画像も容易に画面共有できるようになった。また、Web会議利用で他拠点とのコミュニケーション活性化も図っている。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • 社内の情報共有

コスモエレベーター株式会社

導入先の概要

業種
エレベーター保守業
事業内容
エレベーターやカーリフト、小荷物専用昇降機などの保守業務・改修工事、監視カメラ設置工事、エレベーター内装工事、ピット防水工事、エレベーター用セキュリティシステム設計取付、設備監視業務など
従業員数
116名(2025年5月現在)
ホームページ
https://www.cosmo-elevator.co.jp/

導入の狙い

  • 社員研修の質向上を図りたい
  • 手書き文字を保存して再表示させたい
  • PCの資料や画像も表示させたい

解決策

  • 最新の電子黒板を導入

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
電子黒板RICOH Collaboration Board W6500 3台お問い合わせ

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コスモエレベーター株式会社 導入事例(PDF:3,201KB)

導入事例詳細

エレベーターのエキスパート企業、定期的な点検で安全性を維持

コスモエレベーターが点検や保守を請け負うエレベーターには、同社のステッカーが貼付されている

コスモエレベーター株式会社(以下、コスモエレベーター)は1980年の創業以来、45年の長きにわたってエレベーターの点検・保守業務と改修工事の事業を展開している。エレベーター稼働に付随する監視カメラの設置や防水工事なども実施。独立系のメンテナンス企業として、国内外のさまざまなメーカーのエレベーターをワンストップで対応している。メーカーの系列企業が行う同等の作業に比べて、20~50%安く請け負える点は大きなアドバンテージでもある。

同社は主に、マンションやテナントビルなど15階建て程度までの建物に設置されている低・中速のエレベーターを対象に事業を行っている。高層ビルに設置されている高速・超高速のエレベーターと比較して圧倒的に設置数が多く、仕事量は年々増え続けているという。東京・千代田区の本社を中心に、首都圏に支店や営業所などの拠点を設けており、さらに低・中速のエレベーターの設置数が比較的多い仙台にも東北支店を開設している。

技術部 部長 島田 英明氏

「エレベーターは不特定多数の方が利用し、24時間365日稼働し続けているので、安全対策としての点検は必須です。施主様のご要望に応じて回数は変わりますが、基本的に1エレベーター当たり月に1回のペースで点検を行っています」と説明するのは技術部 部長の島田 英明氏だ。

エレベーターの点検は問題なく動くかどうかの確認・メンテナンスだけではなく、清掃も重要な作業の一つだ。利用者は靴を履いたまま乗り降りするので、ほこりやごみがたまりやすく、それがエレベーターのドアの隙間に詰まると開閉に不具合が生じてしまう。また、飲食店が入るビルなどでは、エレベーターのカゴとドアの隙間にたばこの吸い殻が捨てられてしまう場合があり、昇降路(カゴが上下移動する空間)の最下部にたまったごみに万が一引火すると、火災を引き起こしかねない。清掃を通してそうしたトラブルを未然に防ぐことも、同社の重要な役割の一つとなっている。

電子黒板を新たに導入して社員研修の質の向上を図る

エレベーターは1年に1回、特定行政庁に報告義務のある法定検査を実施しなければならないが、この検査を行うには「昇降機等検査員」の資格が必要になり、同社でも有資格者が対応している。これ以外の点検業務には決められた資格は必要ないが、同社では高品質なサービス提供と有能な人材育成を目的に、社員研修には特に力を入れている。

「未経験者も積極的に採用していますが、エレベーターの基礎知識はゼロからのスタートになるので、研修は不可欠です。同業他社から中途入社した社員からは、『コスモエレベーターの教育はすごい』と言われるほど、社員研修には力を注いでいます」(島田氏)

具体的には、入社後の3カ月間は座学と研修用の機材を使った実務研修を本社近くの研修施設で実施。エレベーターの基本的な構造や、それを動かすための電気や機械の基礎知識、工具を使った具体的な点検方法などを学習する。これを終えると、さらに3カ月間、先輩社員と現場へ同行してOJTで実地経験を積む。そのうえで、同社が作成した卒業検定試験をクリアすると、ようやく独り立ちできるのだ。

社員研修ではこれまでホワイトボードを使用していたが、マーカーで何度も書いたり消したりしているうちに汚れが目立つようになった。また、ホワイトボードは表裏両面を使ってきたが、そのまま板面に残しておきたいこともスペースの問題で消さなければならないことがあり、繰り返し説明したい場合は不便さを感じていたという。

6階会議室に設置した『RICOH Collaboration Board W6500』。室内のスペースを有効活用するため、壁に直接設置している

そうした中、着目したのが電子黒板だ。板書は何ページでも追加することができ、デジタルデータで保存可能。見たいときにはいつでも表示できる。また、サーバーに保存されている資料や画像を呼び出して表示させたり、画面上で情報を書き加えたりすることもできる。そこで、以前から複合機の導入などで取引のあった大塚商会なら電子黒板も取り扱っているに違いないと考え問い合わせたところ、大塚商会から提案されたのが『RICOH Collaboration Board』だった。

「プロジェクターなどを新たに設置する手間がなく、これ1台で弊社が求めていた機能を全て網羅し、研修以外にWeb会議でも活用できることが大きな魅力でした」(島田氏)

最新機種の豊富な機能を生かし、Web会議にも積極的に活用する

色や大きさを自由に変えながら書き込めて、ホワイトボードマーカーのように画面が汚れることもない

『RICOH Collaboration Board』は、専用ペンや手書きで文字を書いたり、色を変えたり、サイズを変えることはもちろん、書いた図を選択して画面上を移動させたりすることもでき、研修の進行に合わせて自由度高く板面を活用できる優れものだ。保存した板書データは、研修では振り返り用資料として、会議では議事録として活用できる。また、インターネットアクセスが可能なので、研修ではWebの画像や動画などを表示しながら学びの質を高める効果が期待できる一方、会議では情報共有を効率的に行える。

同社は、2024年10月に導入を決定。当初は最新機種の一つ前のモデルを発注していたが、発注した1週間後に最新機種がリリースされると分かり、急きょ、最新機種に切り替えて導入することになった。

システム部 部長の安西 徹氏は、「既に発注した後にも関わらず、大塚商会さんは、すぐに新しい見積書を用意してくださるなど迅速な対応をしてくれたのでとても助かりました。おかげで、最新機種ならではの機能を活用できるようになりました」と語る。

最先端のコラボレーションボードを3台設置

5階会議室に設置された『RICOH Collaboration Board W6500』。主に拠点をつないだ定例の営業会議や打ち合わせのWeb会議で活用している

今回導入した『RICOH Collaboration Board W6500』は、「映す」「つながる」「共有する」「管理する」の1台4役を実現する最先端の電子黒板だ。コスモエレベーターは『RICOH Collaboration Board W6500』を3台導入し、本社ビル近くの備品倉庫と研修施設を兼ねたサプライセンターに1台、Web会議で使用する本社の中規模な会議室に1台、さらに小規模な会議室に1台設置した。同時に合計3台を導入することで、研修利用だけではなく、企業内コミュニケーションの活性化も図る狙いだ。

Web会議では、高集音マイク・高品質スピーカーが搭載されているので、外付けのそれらを準備する必要がない。また、オプションのAIカメラがWeb会議の参加者を自動で認識し、話者をクローズアップしてくれる。従来モデルではオプション対応だった社外と遠隔拠点で画像を共有する際に必要な機能も標準搭載され、社内外を問わず手書きとデジタルを融合した双方向のコミュニケーションが可能となる。

手書きの文字とPCの教材を大画面で同時に共有

品質保証部 技術推進課 課長 浅賀 浩氏

『RICOH Collaboration Board W6500』導入からまだ半年程度だが、基本的な操作方法は最初に簡単な説明を受けただけで自然と使えるようになっていったという。社員研修を担当する品質保証部 技術推進課 課長の浅賀 浩氏は、今回の電子黒板の導入効果を次のように実感している。

「研修中は、建物の図面やエレベーターの図面など細かな情報が書かれた資料を共有したいときがありますが、以前は手元のノートPCの小さな画面を持って、受講者の席を回って見せていました。今は65インチの大型ディスプレイで表示でき、PCにつなぐなどの手間もありません。操作が分かりやすいものだったので、すぐにこういった活用ができるようになりましたし、何より非常に便利です

島田氏も、「ホワイトボードでは両面とも書き込んでスペースがなくなると消さざるを得ませんでした。その点、電子黒板は書いたものを残しながらページを増やして書き続けられます。研修が格段にやりやすくなりました」と語る。

Web会議の準備を行う時間と手間を削減

研修施設には、島田氏が自作したエレベーター機器の研修用モデルがいくつも用意されている。電子黒板導入により座学と実践が効率的に行える環境が整った

毎月1回実施しているオンラインでの営業会議や技術会議には、他拠点の責任者たちもインターネットに接続してWeb会議に参加し、お互いの顔を見ながら、さまざまな情報共有を行っている。Web会議の準備を行うために、スピーカーやマイクの設置、ハウリング対策などの面倒なセッティング作業を一切行わずに、本体の電源ボタンを押すだけで即座に利用できることは大きな導入メリットになっている

今回導入した『RICOH Collaboration Board』は、インターネットで接続された遠隔地の拠点から画面上の資料に直接手書きの文字を書き込んだり、手書きの文字を見やすいフォントに変換して表示させたりできる便利な機能が豊富に実装されている。今後は、そうした便利な機能を社員研修やWeb会議に積極的に活用していく考えだ。

大塚商会担当者からのコメント

「進化した電子黒板で社員研修やWeb会議の質の向上を実現します」

『RICOH Collaboration Board』は、社内外を問わず手書きとデジタルを融合した双方向のコミュニケーションを実現します。コスモエレベーター株式会社様は、社員研修とWeb会議で効果的に活用されています。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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