- 業種
- 不動産投資ソリューション
- 事業内容
- GAISS(特許済みAIによる不動産プラットフォーム)の運営 など
- 従業員数
- 150名(2024年7月時点)
- ホームページ
- https://gatestokyo.co.jp/
オンデマンド印刷で資料の印刷を内製化

GATES株式会社 導入事例
不動産業101~1,000名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化
多様な不動産投資ソリューションを提供するGATES株式会社。投資家向けセミナーをほぼ毎週開催しており、質感の高い資料作りと作業負担軽減のため、大塚商会を通じてリコー製のオンデマンド印刷を導入。事務スタッフの手を煩わせることなく、上質紙を製本したセミナー資料が作れるようになった。
- 業務効率の向上
- 長時間労働の是正
- 顧客対応の改善
- 印刷の内製化
- 営業力強化
2024年7月取材
GATES株式会社
導入先の概要

導入の狙い
- 資料印刷と製本作業の負担を軽減したい
- 投資家向けセミナーにふさわしい質感の資料を作成したい
解決策
- カラーPOD機を利用して社内印刷し、手作業で製本していた資料を自動化
導入したメリット

導入システム
| 製品カテゴリー | 製品名・型番 | お問い合わせ |
|---|---|---|
| カラーPOD機 | RICOH Pro C5300 | お問い合わせ |
GATES株式会社 導入事例(PDF:3,728KB)
導入事例詳細
不動産投資に関する多彩なソリューションを提供
AIとビッグデータを活用した不動産投資ワンストップサービスや、投資用ワンルームマンションの売却サービス、不動産投資クラウドファンディングなど、不動産投資に関する多彩なソリューションを提供するGATES株式会社(以下、GATES)。2012年の創業以来、投資家の資産運用や人生設計をワンストップで支援するため、不動産投資関連を主軸にサービスラインアップを拡充してきた。
「一度のご縁から生涯にわたりお付き合いできる存在でありたい」というコンセプトの下、結婚や資産形成、相続、事業承継など人生のライフステージごとにサービスを提供し、顧客とともに成長していける企業を目指している。主力事業の一つである投資用ワンルームマンションの売却サービスは、個人や金融機関などから中古物件を仕入れ、販売会社に卸売りするサービスである。

営業本部 営業二部 課長 関口 宏氏
「仕入れた物件の一部は、個人の方へ自社販売も行っています。中間マージンがかからない分、良質な物件を中古販売専門会社より安く販売できる点が投資家の皆様からご好評をいただいています」と語るのは、営業本部 営業二部 課長の関口 宏氏である。
GATESでは、グループ会社を通じて賃貸管理サービスも提供。販売した物件への入居付けや、入居者の退出後の修繕やリフォームの提案など投資家の皆様の利益を最大化することにも貢献している。あらゆるサービスにおいて、販売から購入後の賃貸管理のアフターフォローまでワンストップで応える姿勢を貫いているのだ。
「仕入れと販売の相反する事案の両方に関わることで、保有物件を売却したいオーナー様の考え方や、優良な物件を探しておられる投資家様の双方に対して、メリットある情報をご提供できます。この点も、当社のビジネスモデルのユニークな点だと思います」と関口氏は説明する。
セミナーの準備を効率化するため、オンデマンドプリンティングを選択

新宿駅から徒歩圏内に構える本社で行われるセミナーは、開催直前まで精査された最新の情報を掲載した配布資料を基に、不動産投資術を分かりやすく解説している
GATESでは、仕入れたワンルームマンションを販売するチャネルの一つとして、個人投資家を対象とする不動産投資セミナー「GATES ACADEMY」を定期的に開催している。
「多い月は毎週、少ないときでも月に2~3回はこのセミナーを開催しています。お越しいただいた皆様に、不動産投資の魅力や“勝ち方”について知っていただくとともに、当社が仕入れた資産価値や収益力が高い物件の情報を提供するのが開催目的です」と関口氏は話す。
セミナーでは、参加者に配る資料が欠かせない。同社の営業事務スタッフは、一度に20~30名が参加するこれらのセミナーのために、参加人数分の資料を毎週のように準備している。この資料準備の作業が、スタッフにとって大きな負担になっている状況だった。
「資料の中身はセミナーで講師を務める私が作成するのですが、両面印刷をかけ、ホチキス留めをして冊子にする作業は営業事務スタッフが手作業で行っていました」(関口氏)
普段のセミナーであれば1時間程度で作業を完了できるのだが、同社は年間で4回は100名ほどの参加者が来場するセミナーに登壇している。当然ながら、資料を準備する作業時間は長くなり、準備に要する時間は3~4時間ほどかかっていた。
「頻繁に開催しているからこそ、セミナーではできる限り最新の情報を資料に盛り込んで紹介したいので、ぎりぎりまで内容を精査します。そのため、印刷・製本に取りかかるのは、セミナー開催日前日の夕方ぐらいからになってしまうのが通常です。製本作業に3~4時間はかかってしまうので、大規模セミナーを開催する前日には、深夜残業になってしまうことも珍しくありませんでした」と関口氏は振り返る。
不動産投資セミナーにふさわしい良質の資料に
セミナー用の資料については、もう一つ解消したい課題があった。それは配布資料の質感を高めたいという点だった。カラーPOD機を導入する以前は、A4の普通紙に複合機で両面印刷し、事務スタッフが手作業でホチキス留めしてまとめて製本した資料であり、高級不動産の写真なども多く掲載される資料としては安っぽさを否定できなかった。
セミナーの内容は、不動産という高額投資を伴う情報を取り扱うものだ。講師を務める関口氏は、来場された方には内容にふさわしい仕上がりの資料で説明を聞いていただきたいという思いが少なからずあった。そうなると、紙質や仕上がりの良さがポイントとなる。一方で、ホットな情報を掲載するためには、ぎりぎりまで作業時間を短縮したいこともあり、仕上がりに関するこだわりを譲らざるを得ない現状との間で関口氏は解決策を模索していた。
ホチキス留めが自動化する点をとくに高く評価
関口氏は印刷会社を利用する方法も検討していたが、多くても100部程度の印刷を、週単位で印刷会社に頼むというのは費用対効果が悪く、現実的ではなかった。また、印刷会社に発注する場合、原稿を1週間ぐらい前には用意しなければならない。ぎりぎりまで内容の鮮度にはこだわりたい関口氏にとって、それは受け入れ難いリードタイムの長さであった。
「限られた短い時間で製本してくれる事務スタッフの作業負担を見ていると、その負担を何とか軽減したいと思いましたが、その時間を短くしている原因が私でもあり、つらい思いでした。そのうえで、できることならもっと質感の良い仕上がりの資料を作りたい。二つの課題を同時に解決できる方法はないかとあれこれ検討し、たどり着いたのがカラーPOD機でした」と関口氏は明かす。
カラーPOD機は、必要なときに必要な量だけ印刷ができるソリューションだ。オフィスソフトやデザインソフトなどで作成した印刷原稿のデータをPCからデジタルプリンターに送るだけで、社内ですぐに印刷を行える。
GATESは、カラーPOD機の導入支援で実績がある大塚商会に相談。大塚商会は、関口氏が感じていた課題を踏まえ、リコー製のオンデマンドプリンティング『RICOH Pro C5300』を提案した。
印刷ならではの鮮やかな色彩や高画質の表現ができるだけでなく、あらゆるサイズの用紙や特殊な紙への印刷にも対応し、封筒やクリアファイル、立体POPなども印刷できるのが、このオンデマンド印刷機の大きな特徴だ。何より、それまでスタッフが手作業で行っていたホチキス留めが自動化する点を関口氏は高く評価した。これなら、営業事務スタッフの作業負荷が大幅に軽減されると考えたからだ。
大塚商会の提案に満足したGATESは採用を決定し、2023年の年末に導入した。

ワークスペースの一角に設置された『RICOH Pro C5300』。給紙部分には最大2,500枚セットすることが可能で、頻繁な紙の補給作業は不要となった

PCから『RICOH Pro C5300』に送信したデータは、タッチパネルの簡単操作で印刷を開始できる
セミナー資料以外にもさまざまな印刷物づくりに活用したい

クリアホルダーと持ち手が付いたバックを『RICOH Pro C5300』で作成。オリジナルのデザインで必要な部数だけ手軽に内製できるので、セミナーごとにデザイン変更も可能だ
カラーPOD機導入後は、それまで複合機と手作業で行っていたセミナー資料の印刷・製本作業を、全て『RICOH Pro C5300』に置き換えた。その効果は絶大だったという。
まず、さまざまな紙に印刷できる『RICOH Pro C5300』の特長を生かし、資料印刷用の紙として、光沢と発光に特徴のある「OKトップコート紙」を採用した。
「普通紙に比べて高級感があるので、手に取った参加者の方にもご満足いただける質感だと思いました。『どこかの印刷会社に頼んだのですか?』と驚かれることも多く、講師を担う立場からも演出効果は抜群だと実感しています」と関口氏は語る。
以前はA4普通紙の端をホチキス留めした資料だったが、A3用紙に2ページ分を両面印刷し、ステープル機能で中綴じをして二つ折りする冊子スタイルに変更した。パンフレットやカタログのようにページをめくることができるので、見る側は片側留めや両面コピーのA4資料より見やすく、扱いやすくなり、資料製作側としても見開きの紙面で情報を見ていただけるようになった点は大きな変化となった。
3~4時間かかっていた製本作業が1時間で完了

『RICOH Pro C5300』で艶のある用紙を使ってセミナーの名称を入れたクリアホルダーを作成。配布資料を挟んで持ち帰っていただけるよう、資料とともに配布している
ホチキス留めが自動で行われるようになったことで、営業事務スタッフの作業工数は大幅に減った。大規模なセミナー前の準備では、1回あたり3~4時間かかっていた資料の準備作業がわずか1時間程度で終わるようになった。「面倒な作業から解放され、スタッフの笑顔が増えたのが何よりもうれしいです」と、事務スタッフへの作業負担に心を痛めていた関口氏は深く満足しているようだ。
GATESでは、セミナー資料のほか、資料をまとめて入れる封筒やクリアファイルなどの印刷にも『RICOH Pro C5300』を利用するようになった。資料を入れて帰るカバーとして、また同社の宣伝を実現するデザイン面としても重宝している。今後も『RICOH Pro C5300』の機能をフル活用して、社名入りの販促ツールやノベルティなど、さまざまな印刷物づくりに活用していきたい考えだ。
関口氏は、「まだ使いこなせていない機能も多いので、使い方をもっと勉強したいです。大塚商会さんには、当社に合った活用法などもどんどん提案していただきたいですね」と要望した。
大塚商会担当者からのコメント
「豊富な機能を持つカラーPOD機をフル活用しつつ、業務に合った機能の使い方を提案します」
GATES株式会社様からは、カラーPOD機のさらなる活用方法をアドバイスしてほしいという要望をいただいております。名刺や封筒、ポスターなどさまざまな制作物を内製できるので、今後も積極的に活用について提案いたします。

- 印刷して上司への説明に
- 印刷して稟議書に添付して
- 印刷して会議資料に
GATES株式会社 導入事例(PDF:3,728KB)
- * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
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