- 業種
- レンタル業
- 事業内容
- 建設用仮設機材・介護リフォーム・福祉用具の賃貸・販売・修理・製造、葬送業など
- 従業員数
- 39名(2022年3月現在)
- ホームページ
- http://www.i-can.jp/
高品質で多様な印刷と複合機機能が一体に

アイキャン株式会社 導入事例
サービス業1~100名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化
東京都日野市に本社を構えるアイキャン株式会社は、建設用仮設資材や介護用品のレンタル事業などを展開している。新たにカラーPOD機と後加工機を導入し、外部に発注していた販促物制作や名刺印刷を内製化。印刷業務のコスト削減や後工程の省力化を実現し、印刷物の品質向上で営業力の強化にも大きく寄与した。
- 業務の効率向上
- コスト削減
- 営業力強化
2022年3月取材
アイキャン株式会社
導入先の概要

導入の狙い
- 販促物や名刺を社内ですぐに印刷したい
- 外注していた印刷コストを削減したい
- チラシなどの印刷品質を高めたい
解決策
- カラーPOD機と後加工機で販促物や名刺の内製化を実現
- POD向け用紙カタログで最適な用紙を購入できる体制を整備
導入したメリット

導入システム
| 製品カテゴリー | 製品名・型番 | お問い合わせ |
|---|---|---|
| カラーPOD機 | RICOH Pro C5300 | お問い合わせ |
| 後加工機 | プロスカット(名刺カッター) | お問い合わせ |
| POD向け用紙カタログ | マテリアルカタログ | お問い合わせ |
アイキャン株式会社 導入事例(PDF:3,606KB)
導入事例詳細
仮設資材と介護用品などの、レンタル事業で地域社会に貢献

アイキャン株式会社(以下、アイキャン)は1980年に東京都日野市で創業。現在は建設現場で使用される仮設資材事業と、介護リフォームや福祉用具を取り扱う介護事業の2本柱でレンタルビジネスを展開している。
「当社は、もともと足場などの仮設資材のレンタル業からスタートしました。それらは主に関東圏の公共施設などの建設現場で利用されています。その後、レンタル業のノウハウを生かして介護用品も取り扱うようになり、事業領域を拡充しています」と営業事務 福祉用具専門相談員の油家(あぶらや)優子氏は語る。
介護事業は、パナソニックのフランチャイズ特約店「パナソニックエイジフリーショップ」として、日野、立川、八王子で3店舗を運営している。主に多摩地区の介護居宅のケアマネジャーを通じて要介護者に商品を提供。手すりや車いすなど高品質で豊富な商材を取りそろえている。本社近くの倉庫に在庫を保管して緊急の依頼にも迅速に対応できる体制を整えていることが大きな強みだ。
アイキャンではここ数年、業務の効率改善とコスト削減を推進する中、新たにカラーPOD機と後加工機を導入し、従来の印刷業務の課題を一気に改善している。
カラーPOD機による印刷の内製化で、印刷業務の効率を改善
これまで介護事業で使用する紙の販促物は、ブランドイメージの統一などの理由からフランチャイザーであるパナソニック エイジフリーに発注する流れになっていた。しかし、それ相応の費用がかかり、また納品までに時間がかかるため、販促物の在庫が不足しているときに、すぐに入手できないという課題を抱えていた。
「よく使う名刺の印刷もフランチャイザーへ依頼していましたが、手元に届くまで2週間ほどかかっていました。部署異動や新たに資格を習得して名刺を書き換える場合は、そのデータを送らなければならないので時間と手間がかかります。また名刺のフォーマットが決まっていたので、顔写真を大きく変更する、などの自由度もありませんでした」(油家氏)
店舗や営業用のチラシについては自社内で作成し、以前から導入していた複合機で印刷していた。ところが、印刷品質は決して高いとは言えなかった。
「2022年2月の八王子店のオープン時には、チラシを2,000~3,000枚くらい社内で印刷して近隣の家にポスティングすることになりました。しかし、コピー用紙では見栄えが劣ってしまうので、その対策を講じることも課題の一つでした」(油家氏)
そうした中、大塚商会の営業担当者に印刷業務を改善したいと相談したところ、後日、印刷サンプルを持参して提案されたのが、今回導入したカラーPOD機だった。

複合機をカラーPOD機『RICOH Pro C5300』に入れ替えることで、これまでに外注していた印刷業務の課題を一気に解消している

後加工機『プロスカット』で名刺の内製化を実現。社内で即座に名刺を作成できるようになった
圧倒的な印刷クオリティで内製環境が整う

営業事務 福祉用具専門相談員 油家(あぶらや)優子氏
具体的には、大塚商会の提案を受けて、カラーPOD機『RICOH Pro C5300』に、ホチキス留めや折り加工が自動で行えるオプションのフィニッシャーを追加。また、後加工機『プロスカット』も導入した。さらに、大塚商会が提供するPOD機向けの用紙カタログ『マテリアルカタログ』を通じて、目的に応じた最適な用紙を手軽に入手できる環境を整えた。
「印刷クオリティが格段に良くなるカラーPOD機に加え、名刺などさまざまなサイズで断裁を自動でできる『プロスカット』を導入したことで、急な印刷ニーズにも社内で即応できる環境が整いました。また『マテリアルカタログ』には、POD機で印刷できるさまざまな紙の種類や具体的な利用用途が豊富に掲載されているので、販促物作成のアイデアにもつながります」(油家氏)
オプションのフィニッシャーの活用で、ホチキス留めや折り加工を自動処理
今回選定したカラーPOD機は、FAXやコピー、スキャニングなど複合機の機能も備えているので、従来の複合機と入れ替えるかたちで導入している。オプションのフィニッシャーも付けたので、従来の複合機よりもサイズは一回り大きくなったが、印刷物のホチキス留めや折り加工まで自動で処理できるようになった。印刷時には、PCとカラーPOD機の双方で用紙の設定が必要になるが、それ以外の操作は複合機とほとんど変わらないため、スムーズな移行を実現している。
「見積書カバーなど厚紙に印刷するときでも、きれいに二つ折りまでしてくれるので、以前のように自分たちで折り曲げる手間がなくなりました。また自動でホチキス留めもしてくれるので、冊子を作るときに非常に便利です」(油家氏)
これまでパナソニック エイジフリーに発注していた販促物は、印刷用のデータを支給してもらうことで、社内でいつでも印刷できるように業務改善を図った。
「必要なときに必要な部数だけ印刷できるので、以前のように販促物を多めに発注してストックしておく必要がありません。逆に、販促物が足りなくて営業機会を逃す心配もなくなりました」(油家氏)
『マテリアルカタログ』で最適な用紙を選択して有効利用
豊富な種類から最適な用紙を『マテリアルカタログ』で手軽に調達できるようになったことも大きな利点だ。例えば、光沢のある丈夫なコート紙でチラシを印刷することで見栄えが良くなり、八王子店の開設時のポスティングがしやすくなった。
「以前は、店内のPOPや掲示物を普通紙に印刷していましたが、そのまま壁に貼り付けると、すぐに劣化してしまうので、印刷した後に手作業でラミネート加工を施していました。しかし今は、ラミフリーという耐水・耐久性に優れた用紙に印刷することで、その手間も省けています」(油家氏)
また、直接印刷できる手提げ袋など特殊な用紙もあるので、社名ロゴ入りのオリジナル手提げ袋にチラシやカタログを入れて、営業担当者がケアマネジャーに手渡す工夫も行っている。

ラミフリーという耐久性に優れた用紙に印刷することで、後からラミネート加工をする手間が省けるようになった

カラーPOD機で手提げ袋に会社名などを直接印刷し、チラシやカタログを入れてお客様に手渡す工夫を行っている

見積もりカバーを厚紙に印刷して耐久性を高めている

チラシをコート紙に印刷することで見栄えが良くなり、訴求力が格段にアップした
出力スピードが1.5倍にアップし、印刷ニーズに大きく貢献
今回の出力環境の整備により、これまで手作業で行っていた二つ折り作業やホチキス留め、さらにはラミネート加工作業などが自動で行える環境が整った。これにより、社内の業務効率が格段に向上している。
「印刷スピードも、従来の複合機と比べて1.5倍くらい速くなりました。月末になると、お客様ごとの販売実績表を作成しているのですが、約200人分を一度に出力しても5分もかかりません。以前は、営業担当者が資料をコピーしている間は、自分の席に座って待機していたのですが、今はすぐに印刷できるので、『あれ、もう終わったの?』と驚いています」(油家氏)
カラーPOD機にオプションで装着したフィニッシャーも大いに活用している。
「フィニッシャーの折り機能を活用したところポスティング用チラシを1枚ずつ手折りしていた作業時間がゼロになったことで、かなりの時間効率に貢献しています」(油家氏)
印刷物のクオリティの向上で営業力の強化につながる
光沢のあるコート紙など紙種をうまく選定することで印刷物のクオリティも大幅にアップ。それにより、チラシなど販促物の訴求力が高まり、ひいては営業力の強化につながっている。
「実際、お客様にチラシなどをしっかり見ていただく機会が増え、以前よりも反応が良くなったと感じています」(油家氏)
また、後加工機『プロスカット』の導入で名刺印刷を内製化した効果も大きい。外注費がゼロになり、社内で即座に名刺を作成できるようなった。
「以前は100枚単位の発注で、片面印刷で約2,000円かかっていましたが、今は両面で用紙代を入れても、外注時の1/4以下程度で済みます。レイアウトも自社で行うことで、顔写真や名前のサイズを自由に変更でき、お客様に営業担当者の顔と名前を覚えてもらいやすくなりました」(油家氏)
今後は、現行のカラーPOD機を活用して事業案内や商品カタログなど、ページ数の多い印刷物の内製化も進めていく方針だ。それにより、さらなるコスト削減を図る。
「カタログに掲載されているレンタル商品の価格は、厚生労働省の上限価格の変更で頻繁に変わります。その度に価格改定のシールを作ってカタログに手張りしていました。しかし、カタログのデータを入手できれば、自分たちで価格を修正して印刷できるので、フランチャイザーであるパナソニック エイジフリーに相談しているところです」(油家氏)
カラーPOD機の導入を機に、アイキャンの業務スタイルが大きく様変わりしている。
大塚商会担当者からのコメント
「販促物の印刷業務の課題解決をご支援いたします」
アイキャン株式会社様は、カラーPOD機と後加工機を導入することで、外部に印刷を依頼していた販促物の内製化を実現。印刷品質の向上、外注コストの削減、加工作業の省力化など顕著な導入効果を実感されています。

- 印刷して上司への説明に
- 印刷して稟議書に添付して
- 印刷して会議資料に
アイキャン株式会社 導入事例(PDF:3,606KB)
- * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
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