安心サポートで円滑なオンライン授業を実現

充実したサポート体制の下、iPadや電子黒板を活用した次世代のICT教育基盤を整備

学校法人 武井育英会 育英高等学校 導入事例

学校1~100名学校・自治体モバイル・タブレット活用セキュリティITの運用・保守の負荷軽減

学校法人 武井育英会 育英高等学校は、教職員を中心に次世代教育推進委員会を立ち上げ、iPadをベースにした教育環境を整備。授業支援ツールや電子黒板を有効活用することでICT教育を推進し、教職員や生徒の配布物のペーパーレス化にも貢献。大塚商会の安心サポートで確かな運用体制を実現している。

  • 教育現場のICT化
  • 校務の効率向上
  • ペーパーレス化

2021年10月取材

学校法人 武井育英会 育英高等学校

導入先の概要

業種
学校
事業内容
高等学校の運営
教職員数
90名(2021年10月現在)
ホームページ
http://www.ikuei.ac.jp/

導入の狙い

  • 将来を見据えたICT環境を整備したい
  • セキュリティやサポート体制を強化したい
  • 校内のペーパーレス化を促進したい
  • 学習意欲を高めて学力向上を図りたい

解決策

  • iPadをベースにした教育環境の整備
  • 充実したサポート体制で快適な運用を実現
  • 『MetaMoJi ClassRoom』による文書のデジタル共有化

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
タブレットiPad Wi-Fiモデルお問い合わせ
端末保証サービス大塚商会安心サポート-
端末管理サービスたよれーるDMSお問い合わせ
Webフィルタリングツールi-FILTER@Cloudお問い合わせ
授業支援ツールMetaMoJi ClassRoom-
タブレット用辞書SHARP Brain+-
電子黒板BIG PAD Campus-

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学校法人 武井育英会 育英高等学校 導入事例(PDF:3,646KB)

導入事例詳細

個々の生徒の才能を伸ばす、キャリア教育で人材を育成

進路指導部 進学指導主任 中村 裕一氏

学校法人 武井育英会 育英高等学校(以下、育英高等学校)は、1899年創立。創学の理念「各有能」(おのおののうあり)に加え、「責任を持つ」「希望を持つ」「誇りを持つ」の校訓を人間形成の目標に掲げて、生徒一人一人が持つ独自の才能や可能性を最大限に伸ばす教育を実践。卒業後の進路実現を図るため、キャリア教育には特に力を注いでおり、将来にわたってたくましく生きる力と意欲を持った人材の育成に尽力している。元は男子校だったが、2015年から男女共学に移行。部活動も非常に盛んで、硬式野球部の1993年の夏の甲子園での優勝をはじめ、全国制覇を成し遂げた部活動が複数ある。

その一方で、校内に次世代教育推進委員会を発足。進路指導部 進学指導主任(地歴公民担当教員)の中村 裕一氏と、教務部長(数学担当教員)の梶川 純氏が推進役となり、ICTを活用した教育環境の整備に注力している。

「教育のICT化を進めていくためには横の連携が重要になると考え、各部署にいる主任クラスの教職員を中心に組織化し、次世代教育推進委員会というプロジェクトチームを立ち上げました。来年度からは授業のカリキュラムも変更されるので、将来を見据えた教育環境のあるべき姿を日々模索しながらICT化を推進しています」(中村氏)

本格的なICT環境の整備に着手し、セキュリティや運用面の不安を解消

教務部長 梶川 純氏

数年前からICT化を推進してきた育英高等学校は、その一環として学校で発生するコミュニケーションを多目的にサポートする教育プラットフォーム『Classi』を導入し、主に教職員と生徒のコミュニケーションツールとして活用していた。例えば、勉強した内容を生徒に学習記録として毎日記入してもらい、それに対して教職員がコメントを書き込むことで、生徒の学習意欲を高める取り組みを実践。特にコロナ禍の中では生徒や教職員間の連絡ツールとして効果を発揮し、緊急事態宣言下の休校時にも情報伝達を円滑に行うことができた。

ただし、その一方で課題もあった。当時は生徒や教職員が個人で所有しているスマートフォンやノートPCを使ったBYOD(Bring Your Own Device)で『Classi』を活用していたため、セキュリティや運用面で少なからず不安を抱えていたためだ。

そこで、将来を見据えた本格的なICT環境の整備に着手。新入生から端末を配布することを軸にさまざまなICTベンダーに相談し、最終的に大塚商会をICTパートナーに選定した。

「大塚商会さんを選定した一番大きな理由は、他社に比べてサポートサービスが充実していることです。学校では生徒が端末を落として画面が割れてしまうケースがよくあります。その点、大塚商会さんのサポート範囲は広く充実していて、窓口に連絡すれば修理会社がすぐに端末を引き取って無償で修理をして返却してくれるので、安心して利用することができます」(中村氏)

そのうえ、育英高等学校の要望に沿った必要なアプリを端末に実装し、キッティング作業も事前に実施することで即座に使える環境が整うことも大きな魅力だった。

「大塚商会さんは、あらゆる面で対応がスピーディーで、価格面もかなり配慮していただきました。その結果、当初の計画を1年前倒しして、2021年4月から新1年生に最新の学習環境を提供できるようになりました」(梶川氏)

大塚商会のサポートサービスで、勉強に集中できる学習環境を整備

育英高等学校は大塚商会の提案を受け、教職員と生徒用の端末にiPad Wi-Fiモデルを採用。その数は445台(教職員用70台/新入生375台)に上る。その選定理由は誰でも直感的に操作が行えることと、教育用のアプリが充実していることだった。生徒用の端末は生徒が分割方式で買い取る形を取った。卒業後は個人のものとして利用できるため、特に問題が生じることなくスムーズな導入を実現している。

とはいえ、学校に通っている間は、生徒用のiPadはあくまでも勉強するためのツールだ。そのため、大塚商会の端末管理サービス『たよれーるDMS(デバイスマネジメントサービス)』とWebフィルタリングツール『i-FILTER@Cloud』によって、勉強に関係のないWebサイトの閲覧制限をはじめ、Apple IDやApp Storeによるアプリのダウンロード、AirDrop、YouTubeなどの使用を制限している。特筆すべき点は、校内の時間割に合わせて、休み時間中はWi-Fiネットワークが使えないように設定していることだ。

「生徒が、勉強する時間とそうでない時間をしっかり切り分けて集中力を養えるよう、大塚商会にサポートしていただきながら少し厳しめに設定しています。設定作業は教職員だけではできないので、とても助かりました」(中村氏)

そのうえでiPadを活用した学習環境を整え、授業支援アプリ『MetaMoJi ClassRoom』とタブレット用辞書『SHARP Brain+』を実装。『MetaMoJi ClassRoom』は、教職員が生徒の学習状況をリアルタイムに把握しながら、まるで紙に書いているような感覚で一斉学習や個別学習、オンライン授業が効率よく行えることが大きな特長だ。

iPadをベースに学校向け電子黒板も追加導入

その後、2021年9月に、大塚商会から学校向け電子黒板『BIG PAD Campus』15台も追加導入した。その際多くの教職員が複数のメーカーのショールームに足を運び、操作のしやすさなどを実際に確かめたうえで選定している。

「iPadや電子黒板をスムーズに活用できるように、大塚商会さんの協力を得て定期的に研修会を行っています。メーカーの担当者がお越しいただいて使い方を直接教えてくれるので、とても役立っています。教職員の参加率は常に95%以上と非常に高い。ICTに不慣れな教職員も、若手を中心としたICTが得意な教職員に教えてもらうことで徐々に使いこなせるようになり、一体感が醸成されるようにもなりました」(中村氏)

iPadをベースに『MetaMoJi ClassRoom』と『BIG PAD Campus』を合わせて活用することで、学校全体のICT化は大きく進んだといえる。

オンライン授業でも有効活用。ペーパーレス化を実現

今回導入したiPadは、通常の授業はもとより、コロナ禍でのオンライン授業でも威力を発揮した。

ノートにペンで書くように、画面上で自由に文字が書けるので大変便利です。例えば、生徒の小テストの解答画面を教職員がモニタリングしながら採点し、間違った解答には手書きでコメントを書き込むことで、個々の生徒の学習を簡単に手助けできます。また、教室の電子黒板に数学の公式などを書き込み、生徒の画面に表示しながら授業を進めるケースもあります」(中村氏)

電子黒板に生徒のノートをモニタリングしながら、文字を書き込むなどをして授業を進めることができる

職員会議の内容をiPadに直接書き込み、内容をまとめて画面上で共有できる

『MetaMoJi ClassRoom』は、教職員間や生徒とのコミュニケーションツールとしても大いに役立っている。職員会議の資料は全て一斉配信し、手書きの議事録なども画面上で共有できるので、ペーパーレス化を実現している

「生徒に配る資料や宿題も、従来のようにプリントアウトすることなく、MetaMoJiのボタンを押すだけで簡単に配布できます。生徒の手書きのノートや日々の学習記録もMetaMoJi上で素早くチェックできるので、以前よりも校務の作業効率が格段にアップしました。その分、授業内容の充実化を図り、個々の生徒と向き合える時間が増えました。生徒もiPadを活用することで学習意欲が高まり、結果的に学力の向上に結び付いています」(梶川氏)

現在、iPadは新1年生のみに配布され、電子黒板も1年生の教室と一部の特別教室に先行導入されている。コロナ禍で実施されたオンライン授業では、動画授業やPCやスマートフォンで参加できるクラウド型Web会議『Zoom』を併用。全ての教職員が各教室の教壇に立って、時間割どおりに通常の授業を進めるような形でライブ配信された。その際、生徒のプライバシーを保護するために、生徒の顔出しは禁止し、生徒の部屋などが映り込まないように配慮している。

今後は、全学年の生徒や教室にiPadや電子黒板を整備していく予定だ。それにより、育英高等学校のICT教育環境は全校レベルで強化される。

さらに、2022年度より本格的に開始される『探究』においても、対話的で深い学びを展開するために、情報を収集・分析し、自分の考えをまとめ、表現する手段としてICTを効果的に活用する予定だ。

大塚商会担当者からのコメント

「教育現場のICT化を充実したサポート体制でご支援します」

大塚商会は、教育現場のICT環境整備で豊富な導入実績とノウハウがあります。大塚商会独自の充実したサポート体制で、オンライン授業に対応した教育基盤をあらゆる側面から総合的にご支援します。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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