部品構成表管理システムで設計業務を標準化

BOM構築で標準化設計を実現。標準機の構成比率を3割→6割に倍増し、設計工数を30%削減

株式会社キラ・コーポレーション 導入事例

製造業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

株式会社キラ・コーポレーションは、小型の切削加工機やボール盤を開発・製造する工作機械メーカーだ。設計から生産に至るプロセスの無駄を省くため、部品構成表管理システム『生産革新 Bom-jin(ボムジン)』を導入。標準化設計の実現とRPA活用によって、設計本来のクリエーティブな仕事に時間を使えるようになった。

  • 業務の効率向上
  • 生産性向上対策
  • 業務工数の削減
  • 顧客サービスの向上

2020年3月取材

株式会社キラ・コーポレーション

導入先の概要

業種
製造業
事業内容
切削加工自動化ライン、切削加工機、難削材加工機、ボール盤/タッピング盤の製造・販売
従業員数
135名(2020年3月現在)
ホームページ
https://www.kiracorp.co.jp/

導入の狙い

  • 顧客の注文どおりの製品を作るだけではなく、標準品の提案型営業で顧客の要望に合わせた製品を作るようにする
  • 設計業務の標準化とBOM(部品構成表)を活用し生産に至る全プロセスの工数を削減

解決策

  • 部品構成表管理システム『生産革新 Bom-jin』を導入し、流用・設計標準化を実現

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
部品構成表管理システム生産革新 Bom-jin(ボムジン)お問い合わせ

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導入事例詳細

切削加工自動化ラインを顧客に提案

常務取締役 NC機械設計製造事業部 部長 杉山 和徳氏

株式会社キラ・コーポレーションは、切削加工機(NC工作機械)や切削加工自動化ライン、ボール盤、タッピング盤などを製造・販売する工作機械メーカーだ。製品の約8割は自動車部品メーカー向けで、約6割は日系メーカーの海外生産拠点に納入。小型切削加工機「#30M/Cシリーズ」「#40M/Cシリーズ」 をメインに、搬送装置なども含む切削加工自動化ラインを顧客ごとに開発・提供できるのが大きな強みである。

常務取締役でNC機械設計製造事業部 部長の杉山 和徳氏は、「注文にお応えにすることに加え、自動化を軸とする提案を積極的に行い、お客様からの信頼を得ています」と語る。

1944年の設立以来、技術開発の豊富な経験とノウハウも蓄積している。その象徴といえるのが、日本および米国、インド、シンガポールで特許を取得した超音波加工機だ。従来のものは、各種構成部品が超音波振動によって摩耗や焼き付き、破損する可能性があった。同社が発明した製品は、振動を抑制することで構成部品の長寿命化やメンテナンス性向上が期待できる。「EV(電気自動車)の普及とともに、デリケートな素材を加工する超音波加工機の需要も高まっていますが、メンテナンスが困難な面もありました。その課題を克服できる画期的な発明だといえます」と語る。

設計から生産までのプロセスをBOMで変える

NC機械設計製造事業部 技術部 技術管理室 課長 和田 淑枝氏

同社は2012年4月、大塚商会を通じて『生産革新 Bom-jin』の前身に当たる『BOM Conductor(ボム・コンダクター)』 を導入した。当時、日本の製造業では“標準化設計”という概念は浸透していなかったが、代表取締役の大竹 健二氏は、「全ての製造業はBOM(部品構成表)を根幹にして成り立っている。設計段階からBOMを活用し、生産に至る全プロセスを変えるべきだ」と考えていた。その理想を実現できるものとして注目したのが、大塚商会の提案した部品構成表管理システムであった。

しかし、それから3年ほどは導入したにもかかわらず現場ではあまり活用されていなかった。以前から使用していた自社開発の生産管理システムだけでも、部品管理は十分可能だという意識が現場に根付いていたからである。

「従来の生産管理システムは部品構成表の概念が非常にあいまいで、アッシー(構成部品)単位やサブアッシー(部分組立品)単位といった分け方もされていませんでした。そこで、切削加工機の新製品がリリースされるのを機に、その機械から『BOM Conductor』を使って部品構成表管理を行い、設計業務の標準化を推進することにしたのです」と語るのは、NC機械設計製造事業部 技術部 技術管理室 課長の和田 淑枝氏である。

設計業務の標準化を推進するプロジェクトがスタート

こうして和田氏を中心とするプロジェクトが始動。NC機械設計製造事業部 技術部の取り組みとして、設計業務の標準化を推進するために、(1)3D CADの導入、(2)3Dによる設計を考慮した品目コードや図面番号の付け方、といったルール整備を行った。そして、これらをサポートするため、『BOM Conductor』を活用することにした。

和田氏は、「標準化には、しっかりとしたルール整備が不可欠ですが、部品構成表管理システムに設定されている品目コードや図面番号の付け方をそのままルールに反映しました。コンセプトがしっかりとしているので、そのまま採り入れればスムーズに標準化が実現すると判断したからです」と語る。『BOM Conductor』で設計の標準化が進められ、2018年7月には、最新鋭の『生産革新 Bom-jin』にリプレイスした。

アッシー単位の部品登録で工数を削減

このプロジェクトによって、設計業務の効率は大幅に改善。従来は新機種を開発するたびに、1台1台を白紙の状態から設計していた。部品構成表に「アッシー」、「サブアッシー」という項目がなかったため、過去に設計し、次の機種にも組み入れられそうなアッシーを登録しておくことができなかったからだ。

「そこで、標準化の第1号となった新製品では、九つの部位ごとにアッシー単位で登録を進めました。これによって次に作る製品でも既存のアッシーを流用できるようになり、設計の工数が30%削減されました」と和田氏は語る。

特注品への対応がスピーディーに

『生産革新 Bom-jin』の導入と標準化推進プロジェクト運営によって、設計業務標準化やそれまで時間を要していた作業をRPAで処理するなど、さまざまな課題が一気に解決に向かった。

従来、同社の切削加工機は、顧客の要望に応じ、カスタマイズする特注品の割合が高かった。しかし、新システムで標準化が進み、標準品をベースに必要な部分だけ個別仕様に変更可能となり、設計作業も非常に容易になった。

「オーダーを受けた際、最初から設計し直す必要はなく、同じような既存の標準部品と個別仕様部品の組み合わせでスピーディーに設計ができます。切削加工自動化ラインなどで今後ますます顧客の個別要望が増えていくはずですが、提案型営業の強化とともに、『生産革新 Bom-jin』による設計の標準化で対応力を高めていきます」と和田氏は語る。

パーツリストの作成が容易に

『生産革新 Bom-jin』の導入により、さまざまな業務改善効果が得られた。中でも和田氏が評価するのは、製造番号単位で機械1台の部品構成表が管理できるようになった点だ。「お客様への納入後、アフターメンテナンス用として提出するパーツリストも簡単に作成できるようになりました。部品構成表からデータを取り込むだけで、すぐにリストが作れます。業務の効率向上だけでなく、お客様へのサービス向上にも結び付いています」(和田氏)

ライフサイクルマネジメントにも活用を検討

NC機械設計製造事業部 技術部 技術管理室 黒柳 一美氏

設計した図面を製造部門に受け渡すプロセスも、以前は設計者が図面を出力し、送付書(出図通知+部品表)とともにメールに添付していた作業を、全てRPAでの処理とした。その仕組みを作ったNC機械設計製造事業部 技術部 技術管理室の黒柳 一美氏は、「1日20件近く図面送付の作業に3~4時間を取られていましたが、RPAのおかげで、設計者はよりクリエーティブな仕事に専念できるようになりました」と語る。

技術部 製品企画設計課 課長 山下 孝之氏

黒柳氏はRPA作成のみならず、和田氏とともに『生産革新Bom-jin』の自社運用マニュアルも作成し、標準化設計を推進してきた主要プロジェクトメンバーだ。同社では従業員の女性比率が増えており、スキルと向上心の高い女性の活躍はますます注目されている。

技術部 製品企画設計課 課長の山下 孝之氏は、「『生産革新 Bom-jin』での管理はまだ一部製品のみですが、全ての機種に対応させていきます」と今後を見据える。最後に杉山氏は「ライフサイクルマネジメント強化のため、どの製品にどの部品が使用されているかを容易に把握できるようにしたいと考えています」と締めくくった。

大塚商会担当者からのコメント

「全機種での標準化設計の実現やさらなる活用ができるように、これからもサポートします」

今後、全ての機種での『生産革新Bom-jin』による標準化設計対応や、設計変更履歴の機能拡張などご相談いただいており、さらなる活用策をご提案させていただきたいと思っております。

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