応用性に優れた『SMILE』シリーズで業務改善

クラウドSaaS型基幹業務システムでサーバー運用の手間を解消しつつ、全事業部の経営情報を一元管理

株式会社協同商事 導入事例

製造業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理クラウドデータ分析・活用経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

総合食品企業の株式会社協同商事は、全ての事業部の経営情報を一元管理するために、基幹業務システムとして応用性に優れた『SMILE』シリーズを選定。現在は、クラウドSaaS型基幹業務システム『SMILE V Air 販売/会計』へ移行して社内でサーバーを管理する不安要素を払拭し、快適な業務基盤を構築している。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • コスト削減

株式会社協同商事

導入先の概要

業種
総合食品業
事業内容
青果物卸売事業・ビール製造事業・食品輸入事業・物流事業ほか
従業員数
110名(パート含む、2026年5月現在)
ホームページ
https://kyodoshoji.co.jp/

導入の狙い

  • 全ての事業部の情報を一元管理したい
  • 多様な事業に対応できる基幹業務システムを導入したい
  • クラウド版に移行してシステム運用管理の負荷を軽減したい

解決策

  • 応用性に優れた従来の『SMILE』シリーズの特長を引き継ぎつつ、サーバー管理が不要なクラウドSaaS型基幹業務システム『SMILE V Air 販売/会計』へ移行する

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
クラウドSaaS型基幹業務システムSMILE V Air 販売/会計お問い合わせ
ほか

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株式会社協同商事 導入事例(PDF:3,541KB)

導入事例詳細

農業を主軸とした総合食品企業。クラフトビールは多数のアワードを受賞

緑豊かな東松山市のビール工場は、ある企業の研修所だった建物をリノベーションしたもの。一般市民向けの見学ツアーやワークショップも開催し、好評を得ている

埼玉県川越市に本社を構える株式会社協同商事(以下、協同商事)は、「健康の基礎となる食べ物は安全でおいしいものを」「日本の農業を少しでも良くしたい」という創業者の熱い思いから、1982年に設立された。以来、有機栽培青果物の栽培指導・加工・販売をはじめ、「花き」の卸売り、ビール製造、食品輸入、物流、廃棄物リサイクル技術の研究開発といった環境関連など、多角的に事業を展開している。

主力事業の一つ、ビール製造事業では、2006年にプレミアムビールブランド「COEDO」を立ち上げた。その翌年には、世界的な酒類食品品評会のビール部門に5種類の製品を出品。全製品が最高金賞、金賞、銀賞のいずれかを受賞するという快挙を成し遂げた。さらに2026年5月、「COEDO BREWERY」が世界最大規模のビールコンペティション「2026 Australian International Beer Award」で、総合評価が最も高いブルワリーとして「Champion Medium International Brewery」を獲得。定期的に国際的なコンペティションへ出品する背景には、品質の客観的な評価やフィードバックを品質向上へつなげていくという、真摯な探求心と飽くなき挑戦がある。

一方、同社は食品を取り扱う企業の責務として、サステナブルな経営を強く意識している。その一環として2016年、東松山市に開設したビール工場の敷地内にあったサッカーグラウンドを、約3年かけて土壌改良し大麦畑を開墾。ビールの原料となる大麦の有機栽培に乗り出した。近年では、「ORGANIC&CO.」という実店舗をさいたま市に出店。同社が積極的に推し進めている有機栽培や自然栽培の取り組みを、消費者にダイレクトにPRしていく狙いだ。

代表取締役 社長 林 功氏

代表取締役社長 朝霧 重治氏

代表取締役社長の朝霧 重治氏は、「有機栽培は、日本では『農薬を使用していないので安全だ』というイメージですが、海外では環境に配慮した農法として認知されています。弊社はその点にいち早く着目し、環境対策に考慮しながら農業のライフサイクル全般に深く関与しています」と話す。

環境保全とエネルギー再生にも長年着目しており、ビール製造時の副産物である麦芽かすなどをリサイクルし、バイオマス発電に活用する取り組みにも注力している。環境へ配慮した事業活動が必須となる中、同社が手掛ける数々の先進的な取り組みは、企業として大きな強みとなっているのだ。

多様な情報を一元管理するため、応用性の高いシステムを導入

複数の事業を多角展開する協同商事において、2000年代に大きな課題となったのが、各事業部の情報を一元的に管理する業務基盤の整備だった。当時は、一部の部署で旧来のオフコンを利用した販売管理をしている程度で、会社全体の経営状況は効果的に分析できなかった。そのため、各事業部のデータを連動させ、売り上げや決算状況をトータルな視点で把握する必要性を感じていたのだ。

そこで、全社の経営情報を一元管理することを目的に、基幹業務システムの導入を検討するようになる。数社のベンダーへの相談を経て、2007年に導入したのが大塚商会の提案による『SMILEie 販売/会計』だった。多様な業務管理がパッケージソフトの標準機能で行える使い勝手の良さと、相場商品である青果の価格変動に対応しながら会計処理ができる点が大きな決め手となった。

2015年には、より充実した機能を利用するために『SMILE BS 2nd Edition 販売/会計』へバージョンアップ。この際、最大のメリットとなったのは、商品の流通をロット単位で管理できる点だった。万一、商品に問題が発生した場合でも、いつ、どこに出荷したかをロット単位で把握できるため、トレーサビリティーのさらなる強化につながった。

バージョンアップの際、『SMILE』用の開発ツール『SMILE BS 2nd Edition Custom AP Builder(CAB)』を使い、自社の業務に適した開発を加えている。とはいえ、『SMILE』シリーズの標準機能は応用性が高いので、『CAB』を利用した箇所はそれほど多くなかった。

「『SMILE』の大きな魅力は、応用性に優れていることです。こちらで使い方を工夫すれば、いろいろな事業で柔軟に活用できます。その意味では、農業を主軸として多角的な事業を展開する弊社にとって最適なシステムなのです」(朝霧氏)

クラウド版の『SMILE』へ移行。サーバー運用の負担から解放

クラウド型の『SMILE V Air』に刷新してからは、システムアップデートやメンテナンスが不要で、サーバーが故障してデータが消失してしまう不安などから解放された

さらに2023年には、クラウドSaaS型基幹業務システム『SMILE V Air 販売/会計』へ刷新した。これにより、従来の『SMILE』シリーズの機能やデータを踏襲したうえで、社内にサーバーを置かずにクラウド上で安全かつ快適に業務が行える業務基盤を構築できた。

「弊社にはSEがいないので、サーバーのトラブルなどが起きたとき、すぐに対処できないことが長年の懸念事項でした。このため、サーバーをオンプレミスで運用するよりもクラウド版へ移行した方が安全だと考えたのです」(朝霧氏)

ただ、クラウド版の『SMILE V Air 販売/会計』ではカスタマイズができないため、旧バージョンで施したカスタマイズは引き継げない。この状況で、同社は大きく発想の転換をする。カスタマイズに頼るのではなく、『SMILE V Air 販売/会計』の標準機能に自社の業務フローを合わせる決断を下したのだ。

「旧バージョンでカスタマイズした部分は、従来の商慣習を踏襲したもので、『必ずそうしないと困る』というものではなかったのです。そこで、システムの標準的なプロセスに業務を合わせても、メリットは大きいと判断しました」(朝霧氏)

『自由帳票機能』で売掛金の回収業務を効率化

カスタマイズを取りやめた一方で、『自由帳票機能』は効果的に活用している。ブルワリー・アドミニストレーション&サポートチーム フルフィルメントグループ グループリーダーの櫻澤 裕美子氏は、「大塚商会さんに要望を伝え、使いやすい帳票を作成していただきました。例えば、現金販売と売掛金販売の一覧表を作ることで、売掛金の回収がミスなくスムーズに行えるようになりました。また、輸出先や都道府県別の取引先一覧表、売上一覧表も作成し、どの地域に、どの製品を販売したのか即座に把握できるようになりました」と語る。

大塚商会のサポートセンターの手厚い対応力も高く評価している。櫻澤氏と同チームの山田 智子氏は、「帳票が印刷できなくなったときがあり、サポートセンターに問い合わせると、すぐに解決できたのですが、3週間後、『その後、不具合は起きていませんか』と、わざわざお電話をいただいたのです。本当に心強いベンダーさんだと実感しました」と振り返る。

全事業の業務を一気通貫で処理。あいまい検索で利便性が大幅向上

現在、『SMILE V Air 販売/会計』は、全ての事業部で活用している。ビール製造事業の酒税の管理などは一部専門のソフトウェアを併用しているが、『SMILE V Air 販売』と連携させることで、受注処理から仕入れ処理、在庫管理、請求業務、入金管理まで一気通貫で行える環境だ。

「特に重宝しているのが、あいまい検索機能です。大文字と小文字を正しく入力しないと検索されないシステムもありますが、『SMILE V Air』では検索する文字が完全に一致していなくても、探しているデータを表示してくれるので大変便利です。お客様の過去の販売履歴を即座に確認できることも、大きな魅力です」(山田氏)

「『SMILE V Air』の初期画面を自分の好みのデザインに変更して使っている従業員もいます。以前のバージョンにはなかった機能で、とても好評です」(櫻澤氏)

執行役員 総務部長 藤崎 誠希氏

マーケティング室 DtoC ECグループ リーダー 田邊 真氏

マーケティング室 DtoC ECグループ リーダーの田邊 真氏は、「近年、弊社はインターネット販売にも力を入れており、自社ECサイトや、その他の外部ECサイトでビールや青果物を販売中です。ECサイトの販売管理は、受注データを毎日夕方にまとめて『SMILE V Air 販売』に取り込み、在庫や売り上げを確認しています。蓄積されていくデータを、ECサイトでの販売戦略に生かしていきたいと考えています」と語る。

今後はAIを活用してルーティン業務の自動化を目指す

出荷前に冷蔵完備の倉庫で保管されるビール。川越産の伝統的なさつまいもを利用した定番のクラフトビールのほか、企業や大学とコラボレーションした商品も開発している

協同商事は、AIにも強い関心を抱いている。2020年・2025年にはNECと共同開発したクラフトビール「人生醸造craft」を販売。NECのAIが分析した20~50代の世代ごとの価値観や特徴を基に、ビール職人が味・香り・色で表現した、まさに人とAIの共創から生まれた画期的な製品だ。大阪・関西万博のパビリオンでも展示されて、大きな注目を集めた。

「ここ数年、AIの技術が一気に進展しています。人の手で行っていたルーティン業務にAIを積極的に利用し、自動化していく取り組みを進めていきます」と朝霧氏。AIの活用により、業務効率化と事業拡大の両方の実現が期待できそうだ。

大塚商会担当者からのコメント

「クラウドシステムで基幹業務システムの運用管理の負荷を軽減します」

株式会社協同商事様は一丸となって、「日本の農業を少しでも良くしたい」というミッションと「三方よし」・「知・好・楽」というバリューで心を込めたモノづくりをされています。そのお取り組みをITで支え、しっかり伴走支援していきます。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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