業界に先駆けてBIM/CIMを本格推進

BIM/CIMが業界標準となる。今取り組まなければ、未来はない。丸彦渡辺建設の取り組み

丸彦渡辺建設株式会社 導入事例

建設業101~1,000名CAD(設計支援ツール)営業・業務プロセス効率化

丸彦渡辺建設株式会社は、北海道内の同業他社に先駆けてBIM/CIMを推進するため、大塚商会を通じてAutodeskの3次元CAD『AEC Collection』と福井コンピュータの『TREND-CORE』を導入。作成したBIM/CIMモデルどおりに重機を動かすICT施工が実現し、土木工事の省力化と安全確保につながった。

  • BIM/CIM
  • 業務効率の向上
  • コスト削減
  • 安全対策

2021年11月取材

丸彦渡辺建設株式会社

導入先の概要

業種
総合建設業
事業内容
総合建設業、測量、設計・製図の受託、不動産の売買・斡旋(あっせん)・仲介及び取次、運送業
従業員数
486名(2020年4月現在)
ホームページ
http://www.maruhiko.co.jp/

導入の狙い

  • 他社に先駆けてBIM/CIMを推進する
  • 土木現場の作業効率と安全性を高める

解決策

  • BIM/CIMソリューションがワンパッケージで利用できる『AEC Collection』を導入

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
3次元CADAutodesk Architecture,
Engineering & Construction
Collection(AEC Collection)
お問い合わせ
BIM/CIM
コミュニケーションシステム
TREND-COREお問い合わせ

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丸彦渡辺建設株式会社 導入事例(PDF:2,526KB)

導入事例詳細

「誠実な施工」をモットーに、幅広い建設・土木サービスを提供

2018年に100周年を迎えた丸彦渡辺建設。土木部門は全体売り上げの約1割に相当し、細やかなサービスで官公庁をはじめとする発注主から大きな信頼を得ている

丸彦渡辺建設株式会社(以下、丸彦渡辺建設)は、北海道札幌市に本社を置き、全国7支店、4営業所、14事業所を展開する総合建設会社である。

1918年、北海道池田町に「渡邊鈴木組」として創業。2018年に100周年を迎えた。創業当初は大手製紙メーカーの工場への製紙機械の据え付け、製紙用原材料の加工・搬入などが主な事業であったが、現在はマンション、オフィスビル、倉庫等の建設や、道路、地下鉄、河川、漁港といった官公庁案件を中心とする土木業など、幅広い事業を手掛けている。創業以来の事業である製紙関連分野では、生産施設の建設、メンテナンス、作業請負など、生産施設運営に関わるトータルサポートを提供している。

創業者の渡邉 彦太郎氏が掲げた「信頼を得ることは何にも勝る」という思いをいまに受け継ぎ、「誠実な施工」をモットーに事業活動を展開。地域や建物の安全・安心を守るために、さまざまな建設・土木技術を磨いていることも丸彦渡辺建設の特長だ。札幌の本社ビルには、北海道内でもいち早く取り組んだ免震技術を採用。大学などの研究機関と連携して、地震発生時のデータ収集などを行っている。地球温暖化の課題とともに、近年注目が集まっているエネルギー分野では、バイオマス発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー開発にも注力している。

北海道内の同業他社に先駆けて、BIM/CIMソリューションを導入

井田 智樹氏

札幌支店 土木部工事グループ 井田 智樹氏

丸彦渡辺建設の土木部は2016年10月、大塚商会を通じてAutodeskの3次元CAD『Autodesk Architecture, Engineering & Construction Collection(AEC Collection)』と福井コンピュータの『TREND-CORE』を導入。その狙いは、北海道内の同業他社に先駆けて、いち早くBIM/CIMの環境を整えることにあった。

「当時の土木部長の先見の明で早急に導入を決定しました。当社の土木部は、道路や橋梁(きょうりょう)といった社会インフラ整備工事の施工管理を行っていますが、ベースとなる図面を2Dから3Dに切り替える方針を定め、そのためのツールとして活用することにしたのです」と語るのは、札幌支店土木部工事グループの井田 智樹氏である。

2016年時点、北海道はBIM/CIMの導入において黎明(れいめい)期であり、同社はその先駆けともいえる存在となった。当時の土木部長は、土木部の社員全員を集め、「いずれBIM/CIMの活用が土木では業界標準になる。今からやらなければ、当社に未来はない」と説明したという。

こうして丸彦渡辺建設は、手始めに『AEC Collection』2ライセンスと、『TREND-CORE』1ライセンスを導入した。

製品への理解度が高い大塚商会を選定

丸彦渡辺建設が導入した『AEC Collection』は、Autodeskの『Revit』『Civil 3D』『AutoCAD Plus』『Navisworks Manage』『InfraWorks』などがワンパッケージにされたBIM/CIMソリューションだ。これ一つで土木インフラや構造物の3Dモデリングから設計、施工図の作成、完成イメージの制作など、さまざまな作業が可能になる

一方、『TREND-CORE』は重機や車両、規制などの部品データが豊富であり、AEC Collectionでは足りないところを補ってくれる。この二つを組み合わせれば、より多様な使い方ができるようになると考えた。

そこで、大塚商会を含む2社のベンダーに照会。最終的に製品特性や使い方への理解の高さ、サポート体制を期待し、大塚商会からの導入を決定した。

丸彦渡辺建設が実際に作成した3Dモデルと設計データ。『InfraWorks』は街並みの多いモデルの出力、『TREND-CORE』は交通規制時の走行イメージ動画作成など、用途によってツールを使い分けている

大塚商会の細やかなサポートで、使い方をマスターする

導入後の大塚商会によるサポートを丸彦渡辺建設は高く評価している。大塚商会はまず、丸彦渡辺建設が製品を導入した2016年10月から翌年の年明けにかけて、『AEC Collectionに含まれる各ソフトウェアとTREND-COREの使い方に関する講習会を実施した。

講習会に参加したのは、社内普及の責任者に任命された井田氏である。「それまで2D図面による施工しか経験がなく、3Dは初めてだったので大変でした。また『AEC Collection』の操作メニューに使われている単語を理解することにも苦労しました」と井田氏は振り返る。

それでも「導入時の講習会が終わってからも、質問をすれば使い方などを丁寧に説明してもらえるので非常に助かりました」(井田氏)と大塚商会の対応を評価している。

導入の翌年には、札幌支店土木部工事グループの工藤 瑠華氏が、井田氏とともに『AEC Collection』と『TREND-CORE』の社内普及活動を担当することになった。

工藤氏も大塚商会による講習会からスタート。「使い方を覚えるまで何度でも教えてくれる大塚商会さんの熱心なサポートには、本当に助かっています」(工藤氏)

完成イメージを3Dモデリングで作成。発注主や住民からも好評

井田氏と工藤氏は、実際に自分たちが『AEC Collection』と『TREND-CORE』を使って3Dモデリングを行い、それを現場に提供することでBIM/CIMに関する土木部内の理解と活用を広めようとしている。

これまでに、地下鉄駅のエレベーター設置工事や道路の基礎工事、河川改修工事など、15件以上の案件でBIM/CIMを活用し、実績とノウハウを積み上げてきた。

工藤氏が特にBIM/CIMモデルのメリットを感じているのは、工事の完成イメージを発注者や住民に伝えやすい点だ。「例えば、地下鉄駅のエレベーター設置工事では、施工前に完成イメージを作り、動画にしてYouTubeにアップしました。3Dモデリングによる完成イメージは、実際に現場を歩いているようにウオークスルーできるので、分かりやすいと評判です」(工藤氏)

また、『AEC Collection』で作った3Dモデルや設計データは、ビューワー機能を使えばどのPCやタブレット端末でも見ることができる。遠隔地の現場担当者にデータを送れば、その場でいろいろな角度からモデルや図面を確認できるようになったのが便利だという。

このほか、丸彦渡辺建設では3D設計データをICT建機に読み込ませ、そのデータに基づいて掘削などを行わせるICT施工(マシンコントロールおよびマシンガイダンス)の実績も重ねている

工藤 瑠華氏

札幌支店 土木部工事グループ 工藤 瑠華氏

『AEC Collection』の操作シーン。導入時の講習のほか電話サポートも活用。さらにプロジェクトごとにも大塚商会のサポート体制を敷き、活用の幅を広げている

井田氏はICT施工のメリットとして、「掘削作業の人手を大幅に減らせるので、省力化とともに、現場の安全性も格段に高まります」と語る。通常の掘削作業では重機が丁張(基準の高さ目印として打ち込まれた木杭や板)に沿って土を掘り進めていくが、この作業をするためには、あらかじめ丁張を設置しておき、掘削段階でも、丁張に沿って正確に掘られているかどうかを人の目で確かめる必要がある。

「その点、ICT施工なら、オペレーターがICT建機のモニターに表示された3D設計データに基づいて作業をするので丁張そのものが不要になり、ICT建機のそばで人が確かめる危険な工程の必要もなくなります。これは、非常に大きな効果です」と井田氏は評価する。

丸彦渡辺建設は、これからもBIM/CIMの活用やICT施工の推進によって、さらなる工事の効率向上と品質向上を目指していく方針だ。

大塚商会担当者からのコメント

「工事の効率と品質の向上をもたらすソリューションを提供します」

丸彦渡辺建設株式会社様は、BIM/CIMの活用やICT施工の推進によって、さらなる工事の効率・品質向上を目指しています。当社としても、その役に立つソリューションを積極的にご提案していきます。

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  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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