カラーPOD機の導入で印刷業務を内製化

空港施設などの電気設備工事を施工する企業がカラーPOD機を導入し、採用資料などの印刷コストを大幅削減

増田電気株式会社 導入事例

建設業1~100名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

増田電気株式会社は、設計からアフターフォローまで一貫して請け負う電気設備工事企業だ。高等学校卒業生の採用を積極的に進める同社は採用パンフレットを外注していたが、ロット発注による余剰在庫やコスト面の課題を抱えていた。そこでカラーPOD機を導入。印刷業務を内製化し、コスト削減と在庫の最適化を実現した。

  • コスト削減
  • 在庫の最適化

増田電気株式会社

導入先の概要

業種
建設業
事業内容
電気設備工事の設計並びに施工、トータル・リニューアル事業
従業員数
34名(2022年6月現在)
ホームページ
http://masuda-denki.co.jp/

導入の狙い

  • 採用パンフレットや会社案内の余剰印刷を防ぎたい
  • 発注から納品までのリードタイムを削減したい

解決策

  • RICOH製のカラーPOD機を導入し、外注していた印刷業務を内製する
  • POD向け用紙カタログ『マテリアルカタログ』で最適な用紙を購入できる環境を整備

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
 RICOH製 カラーPOD機お問い合わせ
POD 向け用紙カタログマテリアルカタログお問い合わせ

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導入事例詳細

SDGs実現にも取り組む、設立70周年の電気設備工事会社

統括部長 大塚 恒郎氏

増田電気株式会社(以下、増田電気)は、1946年に「増田電気工業所」として、神奈川県鎌倉市で創業された電気設備工事会社だ。1952年に現在の「増田電気株式会社」に商号を変え、その後70年にわたり事業を継続してきた。

現在は東京・蒲田の本社のほかに神奈川支店、千葉支店を含めた三拠点を展開。同社の施工対象は、空港施設、歴史的文化施設や病院・医療施設、学校・教育施設など多岐にわたる。「お客様にご満足いただける作品をお届けする」を経営理念に、工事の相談から設計、施工、アフターフォローまでを一貫して取り扱う、高品質のサービスが特長だ。

また増田電気は、国連の掲げるSDGsの実現を企業目標に取り入れている。中でも重点的に取り組んでいるのは、労働人口の減少という社会課題への対応だ。

社内管理部門の統括部長である大塚 恒郎氏は「当社は、高校卒業生を積極的に採用しており、独身寮の整備や資格取得の支援、ITツールの整備などを行うことで、若手人材が働きやすい環境づくりに日々取り組んでいます」と語る。

ロット発注数と適正在庫のギャップに課題を抱える

幅広い建築物へ電気設備工事を行う増田電気。2021年6月の実績では教育・公共施設が工種別割合の約71%を占めている

そんな増田電気は、毎年高校生向けに配布する採用パンフレットやチラシを外注していた。しかし、そのコストや管理面で課題を抱えていたという。

「採用パンフレットは毎年3校分用意しており、各校10部程度で事足ります。しかし、印刷を外注していたため、最低100部という外部の印刷業者の規定ロット数で発注する必要がありました。さらに学校ごとに内容を変えていたため、1校当たり100部発注しなければならず、3校合わせると270部ほどの余剰在庫が発生していました。毎年内容を追加更新するため、一度作ったパンフレットは次年度へ流用できず、在庫を活用する機会もありません」(大塚氏)

また増田電気は、採用パンフレット以外にも、営業活動で使用する会社案内も作成している。こちらも外部の印刷業者に規定ロット数で発注していたが、施工実績を追加するなど、細かな更新があるたびに印刷し直す必要があり、余剰在庫はたまる一方だ。

こうした、「種類は多いが数量は少なくてよい」という印刷物の制作課題を解決するため、同社が検討したのがカラーPOD機の導入だった。

対応力やサポートを評価し、ベンダーに大塚商会を選定

増田電気の導入したRICOH製カラーPOD機。操作画面が分かりやすく、高齢の社員にとっても扱いやすいと評判だ

カラーPOD機の導入に当たり、増田電気は大塚商会をベンダーに選定。その理由について大塚氏は、「複数のベンダーから提案をいただき、その中から大塚商会さんの提案するRICOH製カラーPOD機とホチキス留めや折り加工が行えるオプションであるフィニッシャーの導入を決めました。大塚商会さんとは複合機やサーバー、CADソフトなどの取引実績があったため、サポートの面で安心感がありました」と話す。

これまでも、導入したシステムの使い方が分からない際には大塚商会の電話やオンサイトサポートを活用しており、レスポンスの早さや対応力を評価していたことも選定ポイントの一つだった。

こうして同社は、RICOH製カラーPOD機を2019年6月に導入。実運用に至るまでも、大きな問題はなかったという。「今回導入したカラーPOD機は、操作画面が分かりやすく、高齢の社員でも簡単に操作することができます。また、万が一操作方法を忘れてしまっても、大塚商会さんのサポートに電話をすればすぐに教えてもらえるので、非常に助かっています」(大塚氏)

増田電気が作成した採用関連の印刷物。豊富なラインアップをそろえる『マテリアルカタログ』から用紙を選択。光沢感のあるコート紙などを使用している

コストが大幅に削減され、最適なタイミングで印刷が可能に

カラーPOD機導入の効果は着実に表れている。「『マテリアルカタログ』でコート紙と上質紙を発注し、カラーPOD機で採用パンフレットなどの印刷を内製することで、余剰在庫を抱えることがほとんどなくなりました。これまで外注で無駄にしていた印刷代をカットできたうえ、在庫スペースが圧迫されることもありません」(大塚氏)

さらに、最大の導入メリットは、必要なタイミングでタイムリーに印刷できる点だと大塚氏は言う。

「印刷を外注していた際は、印刷物が必要になるタイミングから、業者の印刷期間などを逆算して、発注スケジュールを組む手間がありました。しかし、カラーPOD機の導入後は、好きなタイミングで好きな数を印刷できます。急な修正が発生した場合も、これまでは間に合わずに印刷物に一つ一つテープを貼って対応することもありましたが、その心配もありません」(大塚氏)

以前までは、過去に印刷した採用パンフレットや会社案内をサンプルとして数部ずつ社内に保管していたが、現在はPDF保管に移行。データとして管理することでペーパーレス化も実現した。

クリアファイルなどのマテリアルや、中綴じ用のフィニッシャーも活用

創立70周年を記念したオリジナルクリアファイルも作成。クリアファイルも『マテリアルカタログ』から発注している

そのほか、増田電気は冊子以外の営業ツールもカラーPOD機で制作している。「例えば創立70周年を記念したオリジナルのクリアファイルを印刷し、営業担当が取引先に書類を渡す際に使っています。自社で制作していることを伝えると、取引先からも興味を持っていただけます」と大塚氏は語る。

クリアファイル以外では、ラミフリー用紙のマテリアルも活用。現場事務所の入り口に掲示する書類や通行表といった、屋外で雨に濡れる可能性がある印刷物を作る際にも、カラーPOD機は活躍している。

また、同社は中綴じができるフィニッシャーも導入している。ページ数の多い資料を印刷する際、以前は出力後一部ずつ二つ折りにし、ホチキスで留める必要があった。しかし導入後は、フィニッシャーがホチキス留めまでを自動で行うため、大幅な効率向上につながっているという

『マテリアルカタログ』で発注した上質紙をセットし、PCで印刷設定をした後

カラーPOD機で印刷

面倒なホチキス留めもフィニッシャーが自動で行う

もちろん、通常のコピー機としても利用可能

カラーPOD機を社内の意識改革につなげる

今後も、増田電気はカラーPOD機を活用する幅を広げ、営業や採用活動に生かしていく予定だ。

「当社では、今後ますます進むであろう労働人口の減少などの課題を見据え、少ない人員でも効率よく業務を進められるように意識して業務に取り組んでいます。今までも大塚商会さんには、CADソフトを管理するサーバー導入や、セキュリティ強化などにも支援していただきました。今回の導入もその一環として、多くの社員が業務に生かしてくれることを期待しています」 (大塚氏)

一方で、活用しきれていない機能もあるという。「スキャナー機能をさらに使いこなし、紙書類のデータ化やペーパーレスも推進する予定です。大塚商会さんには引き続きさまざまな活用方法を提案いただきたいです」と大塚氏は締めくくった。

大塚商会担当者からのコメント

「カラーPOD機に限らず、今後も業務効率の向上をお手伝いします」

増田電気株式会社様には、カラーPOD機を活用いただく中で、技術サポートの要望をいただいています。改善できるポイントを抽出し、今後も業務効率の向上へ貢献していきます。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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