老朽化したグループウェアを『eValue V Air』に刷新

ワークフローの設定が容易で直感的に使える点を高く評価して導入、タイムスタンプ機能で電帳法にも対応

ミハル通信株式会社 導入事例

製造業101~1,000名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

ケーブルテレビ機器などを製造するミハル通信株式会社は長年使用したグループウェアがサポート期限を過ぎたことから、クラウドSaaS型グループウェア『eValue V Air』を導入。ワークフローとドキュメント管理の機能を全面移行させた。紙による申請・承認をワークフローに切り替えるなど、業務改善を実現している。

  • 業務効率の向上
  • ペーパーレス化
  • 社内の情報共有

ミハル通信株式会社

導入先の概要

業種
製造業
事業内容
ケーブルテレビ機器、放送関連機器、通信機器の開発・製造・販売 など
従業員数
324名(2024年4月時点)
ホームページ
https://www.miharu.co.jp/

導入の狙い

  • 老朽化したグループウェアを刷新したい
  • 紙による申請をワークフローに移行したい

解決策

  • 『eValue V Air』を導入し、ワークフローとドキュメント管理の機能を全面移行する

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
クラウドSaaS型グループウェアeValue V Airお問い合わせ

この事例を印刷、保存しますか?(無料)*内容は同じです

整形ずみPDFを入手

ミハル通信株式会社 導入事例(PDF:3,709KB)

導入事例詳細

主力はケーブルテレビ機器、国内シェア5割超の製品も

鎌倉本社外観。2023年に古河C&B株式会社の全事業を譲り受けた際に移設された「東京タワーアンテナモニュメント」(東日本大震災で変形した塔頂部アンテナ支柱の一部)がある

神奈川県鎌倉市に本社を置くミハル通信株式会社(以下、ミハル通信)は、ケーブルテレビ関連機器を中心に、放送関連機器、通信機器、映像ネットワーク機器などを製造するメーカーだ。同社の前身である三春通信機器株式会社は、東京都大田区で1955年に創業。この年は、日本初のケーブルテレビが実用化された年でもある。以来69年にわたり、同社はケーブルテレビ機器製造のトップランナーとして走り続けている。

事業戦略企画室 主査 岩鶴 賢一氏

「ケーブルテレビ事業者が使用するテレビ放送用機器から、番組を光信号・電気信号にして送る伝送路機器、各家庭が視聴のために使う端末まで、つまり、ケーブルテレビの“川上”から“川下”までの全ての機器を自社で開発・製造しています。全国に約460社あるケーブルテレビ事業者のほとんどに製品を納めており、国内シェア5割超の製品も数多くあります」と語るのは、事業戦略企画室 主査の岩鶴 賢一氏だ。

このほか、地上波やBS・CS局向けにも放送関連機器を提供。中でも、地震発生などで放送用設備が停止した際に稼働する「緊急バックアップシステム」は、全国の民放局うち6割には導入されている。「会社の規模は決して大きくありませんが、放送局ごとの注文に応じてあらゆる機器を開発・製造できる技術力と対応力の高さが当社の強みです」と岩鶴氏は強調する。

鎌倉の本社・工場のほか、北は北海道から南は福岡まで、全国に営業所と出張所を展開しており、万が一、機器に不具合や故障が発生しても、すぐに駆け付けられる態勢が整っている。「遠隔操作で機器のメンテナンスが行えるサービスを提供するなど、納入後のサポートにも力を入れています。重要な生活インフラの一つである放送が途切れないように、“縁の下”からしっかりと支えていきたいです」と岩鶴氏は話す。

老朽化したグループウェアを『eValue V Air』に刷新

技術統括本部 研究部 部長 兼 情報セキュリティ・システム推進室 室長 田原 雅史氏

ミハル通信は2022年4月、大塚商会を通じてクラウドSaaS型グループウェア『eValue V Air』を導入した。長年使用してきたグループウェアのサポート期限が過ぎ、別の製品への入れ替えが必須となっていたことから、同社は複数の候補を検討。最も適する製品として『eValue V Air』を選定したのだ。

「以前使用していたグループウェアでは、ワークフローとドキュメント管理機能だけを利用していました。後継製品も、この二つの機能だけ使うことを前提として、複数製品の使い勝手の良さを比較検討したところ、大塚商会さんの『eValue V Air』にたどり着きました」と振り返るのは、製品選定と導入に携わった、技術統括本部 研究部 部長 兼 情報セキュリティ・システム推進室 室長の田原 雅史氏である。

管理者視点でメンテナンス不要のクラウドSaaS型を選定

田原氏がまず『eValue V Air』を評価したのは、直感的な操作で簡単に使える点であった。

「大塚商会によるデモを体験し、これほど使いやすければ社員にもスムーズに受け入れてもらえそうだと思いました。管理者側としては、ワークフローの設定などを行う管理画面がシンプルで使いやすい点も魅力でした」(田原氏)

しかも『eValue V Air』のワークフロー機能には、ユーザーが申請内容を修正すると自動的に承認フローが切り替わるなど、従来のグループウェアにはなかった便利な機能が搭載されている。使いやすさだけでなく、便利な機能によって業務の効率化を図れる点を高く評価したという。

また、従来はオンプレミスのサーバー上でグループウェアを運用していたが、今回はクラウドSaaS型の『eValue V Air』に切り替えた。理由はやはり、ハードウェアのメンテナンスが不要になるためだった。「管理者側としては、運用や管理の手間はできるだけかけたくありませんし、クラウドなら社員もどこからでもアクセスできるので、便利になると判断しました」と田原氏は選定理由を説明する。

従業員の約1/3の社員が所属する設計・開発部門。設計から開発・製造までを自社内で対応できるからこそ、取引先の要求にあった製品開発が可能となっている

設計・開発担当者がCADで設計した図面を基に、オートメーション装置によって製品の基盤が作られていく

3カ月のトライアルで使い勝手の良さを確信

こうしてミハル通信は、2021年末に『eValue V Air』の採用を「内定」。まずはトライアル版を導入し、3カ月間使い勝手や効果を検証してみたという。田原氏は、3カ月という長期間をトライアルに充てた狙いについて、ワークフローがどれぐらい簡単に設定できるものなのか、実際に試してみたかったためだと明かす。

「従来のグループウェアは操作が面倒な面があったので、特定の社員しかワークフローの設定をすることができませんでした。そのため、総務関連の申請・承認はワークフローで、経理関連の申請・承認は紙の書類でと、部門ごとに違う業務フローが発生してしまっていました」(田原氏)

同社のワークフローの種類は100近くあり、申請書類数も50近くに上る。毎日の申請数も、10件程度はあるという。

大塚商会に依頼した社内講習会で操作方法などを学ぶ

これらを解決するには、特定の社員だけが使えるのではなく、どの部署の誰でもワークフローが簡単に設定できるようにするのが望ましい。『eValue V Air』は、それが可能なのか。3カ月のトライアルの結果、田原氏は「いける」と確信した。

『eValue V Air』を導入したことで、申請書、総務関係、経理関係の処理時間を大幅に効率化したほか、タイムスタンプ機能によって電帳法にも対応する環境が整った

「実際、『eValue V Air』のワークフローの設定は非常に簡単で、これなら大がかりな研修をしなくても使いこなせると評価しました」(田原氏)

2022年4月の本稼働に先立ち、ミハル通信は大塚商会に依頼してワークフロー設定の社内講習会を実施。参加者は主な部署の担当者数名に絞り込み、オンラインでのレクチャーとした。

「1回限りのオンライン講習会でしたが、参加者はすぐに操作方法を理解できたようです。講習会の内容はビデオ録画し、引き継ぎ時の教材などとして使っています」(田原氏)

紙からワークフローへの転換でペーパーレス化が一気に進む

事業戦略企画室 原田 華帆氏

ワークフローが誰にでも簡単に設定できるようになったことで、ミハル通信における申請・承認業務の一元化は一気に進んだ。以前は、総務など特定部門への申請・承認だけにワークフローが用いられていたが、仕入れ先からの請求に対応する振り込みや経費精算など、経理部門への申請・承認もワークフローで確認できるようになった。

「導入前はエクセルで作成した申請用紙を印刷し、ペンで記入して提出していたのですが、今はそうした面倒が一切なくなりました。承認がどこまで進んでいるのかという進捗(しんちょく)も画面で把握できるので、とても便利です」と語るのは、事業戦略企画室の原田 華帆氏である。

そのうえ、紙の使用が減ってペーパーレス化が一気に進んだことも大きな成果である。これまで使っていた50種類近い紙の申請書は全てワークフローに置き換わり電子化されたという。

タイムスタンプ機能で電帳法にも対応

事業戦略企画室 杉谷 直子氏

一方、ドキュメント管理については、ワークフローと連携した点も利便性の向上につながっているようだ。

同じ仕入れ先への支払い依頼書を作成する際、過去の依頼書をドキュメント管理画面から検索して、すぐに呼び出せるのがとても便利です。社名や所在地を何度も入力する手間がなく、項目や金額を変えるだけで作成できるので非常に助かります」と語るのは、かつて調達部門で『eValue V Air』を利用した経験を持つ事業戦略企画室の杉谷 直子氏だ。

完成した製品を用いて実験・検証している様子。社屋内のさまざまな場所に社員が点在して担当業務を行っているが、どこにいても申請・承認が行えるようになった

ミハル通信は『eValue V Air』にタイムスタンプ機能をオプションで追加し、電帳法に対応したドキュメント管理も実現している。現在、3万5,000件以上の書類をドキュメント管理機能で保管・活用しているが、さらに増やしていきたいという。

田原氏は「生成AIを使ってドキュメントの検索などをもっと便利にすることも検討しています。大塚商会さんからのさらなる提案を期待したいですね」と語った。

大塚商会担当者からのコメント

「生成AIを活用したドキュメント管理も提案します」

ミハル通信株式会社様からは、生成AIを活用したドキュメント管理についても提案してほしいというご要望をいただいています。当社といたしましても、今後、積極的にご提案していきます。

この事例を印刷、保存しますか?(無料)*内容は同じです

  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

整形ずみPDFを入手

ミハル通信株式会社 導入事例(PDF:3,709KB)

  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

大塚商会は、オフィスIT全般について、幅広く対応します

大塚商会は、お客様のビジネスチャンスの獲得やコスト削減・生産性向上・競争力強化といった課題や要望に対するソリューションをワンストップでご提供しています。
また、販売したコンピューター・サーバー・通信機器・複合機などのあらゆるオフィス機器、ネットワーク設備、ソフトウェアの保守サービスを、当社が行う「自営保守」の原則があります。そして、多くのスタッフや専用回線を持つたよれーるコンタクトセンター、全国に展開するサポート拠点、社内に数多く在籍する公的資格・メーカー認定資格者が、お客様を強力にサポートしています。

大塚商会の企業情報

大塚商会のサポートは、さまざまなメーカー・機器にも対応!

お客様のお手間を取らせず、一つの窓口でいつでも対応します。

導入後も支持される安心のアフターフォローとは?

オフィスのIT全般の導入について、お気軽にご相談ください。

最適なソフトを教えてほしい」「費用はいくらくらい?」などのご相談も承っておりますので、気になることはお気軽にご相談ください。

*メールでの連絡をご希望の方も、お問い合わせボタンをご利用ください。

ページID:00270396

ナビゲーションメニュー