『除菌LED照明』で園内の感染対策を強化

園児たちが安全に過ごせるようにLED照明/除菌LED照明を設置し、ウイルスや細菌による感染対策も実施

社会福祉法人 浄正寺福祉会 西大路保育園 導入事例

学校1~100名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

社会福祉法人 浄正寺福祉会 西大路保育園は園内の照明器具をLED照明に移行し、高騰する電気料金への対策を実施。その際、給食室、調乳室、沐浴(もくよく)室に除菌LED照明を選択し、ウイルスや細菌の感染対策を大幅に強化した。また、設置工事を1日で完了し、業務に支障を出さずに短期導入を実現している。

  • ウイルス感染対策
  • コスト削減
  • 除菌LED照明

社会福祉法人 浄正寺福祉会 西大路保育園

導入先の概要

業種
教育
事業内容
保育園の運営
職員数
約35名(2023年8月現在)
ホームページ
http://www.nishioji.ed.jp/

導入の狙い

  • ウイルスや細菌の感染対策を強化したい
  • 高騰する電気料金を節約したい
  • 蛍光灯を買い替える手間とコストを軽減したい

解決策

  • 蛍光灯からLED照明/除菌LED照明への一斉入れ替えを行い、節電対策とウイルス対策を行う

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
LEDLED照明313本お問い合わせ
除菌LED照明23本お問い合わせ

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社会福祉法人 浄正寺福祉会 西大路保育園 導入事例(PDF:3,356KB)

導入事例詳細

園児たちの個性を尊重しながら豊かな感性を育む保育園を運営

西大路保育園は、社会福祉法人 浄正寺福祉会が運営する民間の認可保育所で、2014年に京都市下京区に設立された。もともと同法人は、この地域で60年以上「八条幼稚園」を運営しており、その実績が評価されて京都市から待機児童対策の要請を受け開園したのが西大路保育園だ。京都駅の隣、西大路駅から近く、共働きの子育て世代が多い住宅街にある保育園なので、利用者は非常に多いという。

仏教精神に基づく慈愛に満ちた人格形成を目標に掲げているが、特別な宗派教育を行っているわけではない。キャッチフレーズは、「“にじ”がかかる保育園、にしおおじ保育園」だ。子どもたちが持つそれぞれの個性を虹の色に例え、その個性を互いに尊重し合える保育施設を目指している。

事務長 大田 沙弥氏

教育方針の特長は、専門性に富んだ音楽や絵画、体育遊びを通して豊かな感性を育むことに重点を置いている点にある。講堂や教室にはピアノが配置され、歌ったり音楽に合わせて体を動かしたりする一方、園児が描いた数多くの絵画は教室の壁に飾られ、外で行う「うんどう遊び」は体育指導員の資格を持つ職員が指導するなどしている。

「食育にも力を入れていて、例えば子どもたちは、だしの違うみそ汁やだしだけを飲み比べ、かつおやいりこなどの違いを体験しています。また、年長の子どもたちはホームセンターに苗を買いに行って園庭で野菜を育て、収穫した野菜はピザの具材にして食べるなど、食べものを作ることや作ってくれる人への感謝の心を学びます。給食は栄養士による旬の素材を取り入れた豊富なオリジナルメニューを提供していて、自宅でもアレンジできるように保護者にレシピを配布しています」と説明するのは事務長の大田 沙弥氏だ。

「はな組」の教室。壁には園児が書いた画が所狭しと飾られ、教室の中心に位置するピアノを使った音楽活動では音色やリズムを楽しみ、豊かな感性を育む

コロナ禍では園児の活動に制限を強いられた部分もあったが、運動会や生活発表会などの行事も継続的に行っている。特に近隣の高齢者を招いた敬老の集いは、「子どもたちから元気をもらえる」と非常に好評だという。

そして施設環境においては、除菌効果のあるLED照明を園内に設置することで、新型コロナウイルスを含めた感染症対策を強化し始めた。

園内の蛍光灯を全て入れ替えて除菌効果のあるLED照明を導入

同園の照明はこれまで蛍光灯を使用してきた。その数は300本以上と非常に多く、数年ごとに切れてしまうため、頻繁な付け替えや在庫の管理は手間だけでなく、コスト面でも課題だった。

そうした中、近年は長寿命で消費電力の少ないLED照明へ移行することで電気代を節約する取り組みが定着してきた。同園も、近いうちに蛍光灯からLED照明に全面的に移行したいと考えていたという。

「開園10年目を迎える2023年度に、理事会で予算の承認が下りたので、園内の全ての蛍光灯をLED照明に一気に移行することにしました。当初は、近所の工務店さんにお願いしようと思っていましたが、そのころタイミングよく大塚商会の営業さんが来られて除菌効果のあるLED照明があることをお聞きし、とても興味を持ちました。新型コロナウイルス感染症の拡大が終息した後でも、園児の活動が活発になるからこそ、ヘルパンギーナやヒトメタニューモウイルス、溶連(ようれん)菌など、他の感染症の対策は必要です。もしお子さまが感染して保育園に預けられなくなると、保護者の方が働けなくなってしまいます。除菌対策を強化することは重要な課題の一つで、絶好のタイミングでした」(大田氏)

その後、法人として取引実績のあった数社に見積りを依頼。その中で、導入製品の内容と金額面の双方で一番良い提案をしてくれたのが大塚商会だった。

「大塚商会さんはとても熱心で、見積り提出のタイミングなどもすごく早かったです。そうした対応力も頼もしく感じ、最終的に、『LED照明』と『除菌LED照明』の設置場所をそれぞれ選んで、全ての蛍光灯を入れ替えることにしました」(大田氏)

具体的には、園内に通常のLED照明を313本、除菌タイプのLED照明を23本導入。このうち、除菌LED照明は、除菌対策の優先順位が高い「給食室」、乳幼児に与えるミルクを用意する「調乳室」、おむつの交換などを行う「沐浴室」の3カ所に設置することにした。

除菌LED照明を設置した「沐浴室」。ここではおむつの交換をはじめ、園児たちの汚れた服などもここで着替えて保管する

「給食室」にも設置された除菌LED照明。十分な明るさを備えた照明機能と細菌の感染予防を両立させる照明機器だ

職員の作業負担は一切なく、わずか1日で設置工事が完了

園内のLED照明と除菌LED照明は、2023年6月から現地調査などを実施し、同年7月には全ての設置作業が完了した。従来の蛍光灯からの入れ替え工事は、わずか1日で完了したという。まさにスピード導入を実現している。

「園内の設置工事は、園児が来ない日曜日に設定していただいて、1日で全て完了しました。設置工事の後は、使用済みの蛍光灯を回収してくださり、きれいに清掃までしてくれたので、職員の負担は一切ありませんでしたし、翌日の月曜日には、何ごともなかったように通常業務を行うことができました。念のため、設置工事の予備日も用意していたのですが、結果的に、その必要はありませんでした」(大田氏)

新型コロナウイルスのほか多様な細菌・ウイルスに対応

LED照明の教室で先生が読む絵本に耳を傾ける園児。以前よりも省エネルギーでありながら明るくなり、強すぎない光の柔らかさは教室の木のぬくもりと合っている

今回、大塚商会から導入した除菌LED照明の除菌対象は、新型コロナウイルス(オミクロン株)をはじめ、インフルエンザウイルス、緑膿(りょくのう)菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌、O157、リステリア菌など多岐にわたる例えば、新型コロナウイルスは滅菌ボックスを用いた試験で、3時間で99%の不活化効果が確認されている。実際の設置環境では空調の影響などを考慮しなければならないが、除菌対策が今より確実に強化されることは間違いない。

「以前から職員の検温やアルコール消毒などを実施し、食器類は必ず乾燥機に入れて殺菌消毒するなど、園内でルールを決めて十分な除菌対策を徹底してきました。今回、『除菌LED照明を新たに設置したことで、プラスαの効果がもたらされることは大きなメリットです」(大田氏)

そのうえで、大塚商会のアフターフォローも高く評価している。「設置した当初は、『LED照明』の設定方法などで分からないこともありましたが、サポートセンターに電話で質問をすると、すぐに担当者から折り返し電話があり、分かりやすく丁寧に説明してくださる安心感がありました」(大田氏)

設置後、短期間でもコスト面や安全面で効果を実感

3階にある「講堂」は天井が高く、保育士による蛍光灯の付け替えは大変な作業だったが、長寿命のLED照明はその手間は格段に減り、十分な明るさと節電効果を確保できる

LED照明と除菌LED照明は園内に設置してからまだ日が浅く、電気代をどのくらい節約できたかという効果を検証できていない。しかし、職員や園児からは、以前よりも明るくなったと好評だという。

従来の蛍光灯は、地震などで落下するとガラスが破損・散乱して大けがにつながる危険性があったが、LED照明と除菌LED照明はポリカーボネート製の素材を使用しているので、万が一、頭上に落下しても大ケガをする心配がないことも大きな安心感につながっている。そのうえ、光源寿命が30,000時間と非常に長いので、以前のように蛍光灯を頻繁に交換する手間と時間は不要になった。

給食室・調乳室・沐浴室の除菌対策が大幅に強化

廊下部分もLED照明に付け替え。夏祭りや運動会などの大きな作り物を移動させることもあるが、万が一照明に接触して破損しても蛍光灯のガラスのように割れる心配がない

とりわけ給食室、調乳室、沐浴室の除菌対策が強化された効果は大きい。給食室では離乳食やおやつなど園児の口に入るものを調理し、食器類の洗浄も行っているので、除菌対策の強化は必要不可欠であった。同様に調乳室も、乳幼児のミルクを作っているだけでなく、出入りする職員も多いので、除菌LED照明を設置する優先度は高かった。

「沐浴室は、主に0.1歳児のおむつの交換や着替え、排せつをするときに使っています。汚れた洋服や使用済みのおむつも一部ここにまとめて保管しています。園児も頻繁に出入りするので、お昼寝の時間以外は7時から19時まで『除菌LED照明』を点灯した状態で使用しています」(大田氏)

実際に除菌LED照明の効果を検証することは難しいが、特に夏場は食中毒が発生しやすいので、そのリスクが確実に軽減された効果も非常に大きいという。

現在同園はホームページをリニューアルしている最中であり、今後は、ホームページ上で除菌LED照明を使用している様子を紹介する予定だ。人体には影響がない可視光線域の明かりによって、ウイルスや細菌を除菌する効果があることを紹介することは、保育園の安全性を保護者にアピールする絶好の機会となる。

今や新設の建物にはLED照明が当たり前のように設置されているが、今後は除菌LED照明も効果的に活用される場面が増えてくることは間違いないだろう。

大塚商会担当者からのコメント

「除菌LED照明の短期導入と円滑な運用をサポートします」

西大路保育園様は除菌LED照明を設置することで、園内の感染対策が強化されました。大塚商会は万全なサポート体制で短期導入と円滑な運用を支援しますので、電気代の節約にもつながる効果を実感していただきたいです。

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  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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