優れた没入体験を実現した映像システム

従来のプレゼンテーションやWeb会議の質を劇的に変化させる映像システム『Immersive Engine』

株式会社大塚商会 没入体験システム Immersive Engine 導入事例

サービス業1,001名~製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

株式会社大塚商会が2025年2月に開催した「大塚商会 実践ソリューションフェア2025」で、大きな注目を集めた映像システム『Immersive Engine』。特殊な塗料を塗った複数方向の壁をスクリーンとして、シンプルな操作で臨場感あふれるコンテンツを映し出し、これまでにない驚きの没入体験を演出できる。

  • 顧客対応の改善
  • 営業力強化
  • コスト削減

株式会社大塚商会 没入体験システム Immersive Engine 導入事例

導入先の概要

業種
ソリューションプロバイダー
事業内容
システムインテグレーション事業およびサービス&サポート事業
従業員数
7,949名(連結子会社を含めた従業員数9,680名、2024年12月末現在)
ホームページ
https://www.otsuka-shokai.co.jp/

導入の狙い

  • インパクトのあるプレゼンテーションを行いたい
  • 臨場感のあるWeb会議やライブ中継を行いたい
  • 最新の映像システムを簡単な操作で活用したい

解決策

  • 優れた没入体験をシンプルな操作で実現できる映像システム『Immersive Engine』の導入

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
 『Immersive Engine』
(イマーシブエンジン)
-
 Immersive Magic Wall-
 エプソン 高輝度・高解像度プロジェクターお問い合わせ
 タブレット端末-
 360度カメラ-

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株式会社大塚商会 没入体験システム Immersive Engine 導入事例(PDF:3,729KB)

導入事例詳細

これまでにない没入体験ができるImmersive社のソリューション

株式会社大塚商会(以下、大塚商会)は、最新テクノロジーを紹介する「実践ソリューションフェア」(以下、フェア)を毎年開催している。2025年のフェアでは、新たな取り組みとして「イノベーションラボ」という体験型の機器を集めた専用フロアを初めて設置。多くの来場者が訪れる中で客足が絶えなかったのが、マルチレイヤー・360度自動マッピングを可能にしたワンパッケージの映像システムを開発した株式会社イマーシブ(以下、Immersive社)のコーナーだ。優れた映像エンジンと特殊な塗料を塗った壁を組み合わせ、従来のプロジェクターではできなかった没入感あふれるプレゼンテーションやWeb会議が行える画期的な映像システムである。

最先端かつ低コストの映像技術で日本のプレゼン文化を改善したい

日本市場におけるデジタルサイネージの黎明期からビジネスを手掛けた会社で約20年間、技術開発に携わってきた代表取締役社長のクレッグ 牧野氏が、その経験とノウハウを生かして2019年に設立したのがImmersive社だ。

株式会社イマーシブ 代表取締役社長 クレッグ 牧野氏

「米国の企業は、映像設備に高額な投資をして自社製品をより魅力的に紹介するプロモーションに熱心です。それに対し日本の企業は、PowerPointで作成したプレゼン資料をディスプレイに表示しながら淡々と説明しているのが実情。そんな日本のプレゼン文化を変えたいと考えたのが起業の発端です。しかし、費用が高ければ普及しません。そこで、既存の映像システムより構成がシンプルで、しかも半額程度で導入できる『Immersive Engine』を開発したのです」(牧野氏)

Immersive社のソリューションは大きく分けて、独自に開発した『Immersive Engine』と『Immersive Magic Wall』によって成り立っている。『Immersive Engine』は、最大8台のプロジェクターからさまざまな形状にレイアウトされた壁面に高精細なデジタル映像をマッピングし、ゴーグルなしで臨場感あふれるプレゼンテーション空間を生み出す映像エンジンだ。オーバーレイ(多重階層構造)になっているので、例えば四方の壁に動画を流しつつ、その上にWeb会議の参加者の顔やPCの資料を表示しながらリアルなコミュニケーションが行える。プロジェクター自体は、どの製品でも対応可能だ。

『Immersive Magic Wall』の施行前(左)と施工後(右)の比較。施工後はコントラストが増して、映像がより鮮明になったことが分かる

一方、『Immersive Magic Wall』は、量子ドットという直径2~10nm程度の非常に小さい半導体微粒子を活用している。光を滞留させて発光する量子ドットの性質を応用した塗料を世界で初めて開発。その塗料を壁面に塗布した『Immersive Magic Wall』では、ハイコントラストな画像投影を実現し、圧倒的な没入感を創出できる。

特に、従来のプロジェクターでは不可能だった黒色を高いレベルで再現する技術が特長です。プロジェクターを頻繁に利用している方々が『Immersive Magic Wall』をご覧になると、本当に驚かれます」(牧野氏)

全操作はタブレット上で簡単にでき、ライブ中継や部屋の照明制御も実現

『Immersive Engine』の機器本体は家庭用DVDプレーヤーほどの大きさで、非常にコンパクトだ。特筆すべき点は、その全ての操作をタブレット上で誰でも簡単に行えることである

「利便性をさらに高めるため、現在もUIや機能を常にアップデートしています。一例として、室内の照明器具を連動制御して部屋の明るさを調整できる機能も追加実装しました。タブレット上で直感的に操作ができるので大変便利です」(牧野氏)

設置作業はサイバーステーションのエンジニアが支援

Immersive社の映像環境を構築する際には、プロジェクターの配置や量子ドットの塗料を壁面に塗布するなどの準備が必要になる。そうした作業は、パートナー企業であるサイバーステーション株式会社(以下、サイバーステーション)の空間デザインのエンジニアがサポート。作業時間は設置環境にもよるが、塗料の壁面への塗布は1~2日程度で対応可能だ

サイバーステーション株式会社 営業本部 営業推進部 空間デザイン担当部長 三浦 資聖氏

同社 営業本部 営業推進部 空間デザイン担当部長の三浦 資聖氏は、「プロジェクターなどの機材をどこに配置するかのプランを立て、現場で取り付け作業や映像の調整を行っています。複数台のプロジェクターを一カ所に集めると、プロジェクターが互いの排熱を吸い込んで故障してしまう可能性があるので、そうした事態を防ぎつつ、Immersive社の映像を最も美しく見せる配置を施すのが腕の見せどころです。また、プロジェクターを天井に設置する際には、部屋の照明や空調設備なども考慮しながら、落下事故が起きないように細心の注意を払っています」と語る。

映像をより美しく見せる単焦点・高輝度プロジェクター

最大8台のPCなどからの外部入力に対応。大画面を活用し、さまざまな資料を投影しながらWeb会議を開催できる

前述のとおり、『Immersive Engine』はプロジェクターの種類を問わないが、映像をより美しく再現するには、性能の高さは欠かせない。そこでImmersive社では、エプソンのプロジェクター『EB-PU1008』シリーズを推奨している。

エプソン販売株式会社 OE営業部 OE営業一課 エキスパート 和田 俊哉氏は、「弊社の『EB-PU1008』シリーズは、レーザー光源を採用しています。その輝度は8,500ルーメンに達しており、鮮明な映像の投影が可能です。大きな特長として3LCD技術を採用しているため、鮮やかで忠実な色の再現ができ、自然で美しく、かつ投影画面全体が明るく見やすい映像を実現します。また、超短焦点レンズから長焦点レンズまで多様な投影距離に対応することで、没入体験ができるImmersive社のソリューションをはじめとして多様な用途に対応可能で、インパクトあるプレゼンテーションを提供できます」と説明する。

不動産業界から問い合わせが殺到、モデルルーム作りのコストを削減

三方向の壁面にゴルフ場の映像を投影した様子。まるで実際にゴルフ場にいるような空間でレッスンを受けられる

Immersive社のソリューションの活用範囲は多岐にわたるが、現在、特に問い合わせが多いのが不動産業界だという。

「デベロッパーがオフィスビルの賃貸を支援するリーシングを行う際に効果的に活用できます。デベロッパーは、ビルの完成前に外観や室内が360度見渡せるVR用コンテンツを作成しており、従来はそれをPC上で顧客に見せていました。しかし、弊社のソリューションを利用できる拠点を用意しておけば、コンテンツを『Immersive Engine』本体にコピーするだけで、天井から床面まで、家具のレイアウトの配置イメージを含めて再現できます。さらに、PCに入っている見積書などを重ねて表示すれば、その場でスムーズに商談まで可能。分譲マンションや注文住宅を販売する場合も、モデルルームを作るコストや時間を大幅に削減できます」(牧野氏)

もう一つ、問い合わせが多いのが工場案件だという。遠隔地にある工場を取引先や本社の社員が頻繁に視察するのは難しい。しかし、『Immersive Engine』用に開発された専用カメラを用いれば、工場内を360度で撮影し、それを本社の会議室の『Immersive Engine』にライブ中継できるので、現地に行かなくてもリアルな視察が可能だ

潜在的な課題を掘り起こして解決へと導くテクノロジー

株式会社大塚商会 MMプロモーション部 インフラ・ネットワークグループ クライアントMNS推進課 佐藤 美智子氏

株式会社大塚商会 MMプロモーション部 インフラ・ネットワークグループ クライアントMNS推進課の佐藤 美智子氏は、『Immersive Engine』へ次のように大きな期待を寄せる。

「大塚商会として、これほど大規模な映像関連製品を取り扱うことは初めての試みです。従来のプレゼンやWeb会議のやり方に疑問や課題を感じているお客様は、数多くいらっしゃると思います。そうした潜在的な課題を掘り起こし、『Immersive Engine』で確実に解決していくのが弊社の重要な役割です。例えば、今回のフェアのブースでは大型ディスプレイが多用されていますが、それだけでは自社製品のアピールには訴求力が不十分と感じている出展者様がいらっしゃるかもしれません。『Immersive Engine』は、そうした方々にとって魅力的なソリューションとなるでしょう」

大塚商会との協業によって今回のソリューションの拡販が進めば、日本のプレゼン文化に革命的進化をもたらすかもしれない。

大塚商会担当者からのコメント

「お客様の課題を解決できるツールを考案していきます」

大塚商会はお客様に最も近い立場からお客様の声に耳を傾け、『Immersive Engine』のように優れたソリューションを生み出すパートナー企業様と協業し、最適なソリューションを提供してお客様の課題を解決していきます。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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