- 業種
- ソリューションプロバイダー
- 事業内容
- システムインテグレーション事業およびサービス&サポート事業
- 従業員数
- 7,949名(連結子会社を含めた従業員数9,680名、2024年12月末現在)
- ホームページ
- https://www.otsuka-shokai.co.jp/
大型サイネージで展示ブースの注目度をアップ

株式会社大塚商会 PC紹介コーナー 導入事例
サービス業1,001名~製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化
2025年2月に東京と大阪で開催された「大塚商会 実践ソリューションフェア2025」。その最新PC機器展示ブースに、集客を目的として大型ディスプレイを用いたデジタルサイネージや3面で構成される大型LEDディスプレイが設置された。これによって多くの来場者の目を引き、ブースを盛況に導くことに成功した。
- 営業力強化
- 顧客対応の改善
2025年2月取材
株式会社大塚商会 PC紹介コーナー 導入事例
導入先の概要

導入の狙い
- 展示ブースに多くの来場者を効果的に誘導したい
- 伝えたい情報を分かりやすく、見やすく表示したい
解決策
- 大型ディスプレイを用いたデジタルサイネージや大型LEDディスプレイを導入
導入したメリット

導入システム
株式会社大塚商会 PC紹介コーナー 導入事例(PDF:3,737KB)
導入事例詳細
Windows 10のサポート終了前に、最新PCへの移行を呼び掛け

展示フロア入り口付近から見た「まるごとPCワールド」の様子。離れた場所からでも大型のLEDディスプレイによって展示コーナーの存在がすぐに分かる
株式会社大塚商会(以下、大塚商会)が毎年2月に開催する「大塚商会 実践ソリューションフェア」(以下、フェア)。最新のITシステム・機器など多彩なビジネスソリューションが展示され、業務効率化や生産性向上、働き方改革などに課題を抱える多数の企業関係者が注目するイベントだ。2025年2月に開かれたフェアには、東京と大阪の2会場合わせて13,000人を超える来場者が訪れた。
さまざまな展示が並ぶ中、特に注目を集めたのはPC機器展示ブース「まるごとPCワールド」だ。Windows 11を搭載した最新PCを11社そろえ、AI PCやCopilot+ PCを実際に見て、触れられるこのブースには多くの来場者が立ち寄った。
最新PCに対する関心が高まっている背景には、間近に迫ってきたWindows 10のサポート終了が挙げられる。

MM本部 MM戦略推進事業部 MM戦略プロモーション部 クライアントMNS推進課 主任 目黒 杏奈氏
「2025年10月14日をもってWindows 10のサポートが終了します。終了間際は注文が殺到して品薄となるので、今のうちにWindows 11搭載PCに入れ替えていただきたいという思いから、今回のPC機器展示には例年以上に力を入れました」と語るのは、展示ブースを企画したMM本部 MM戦略推進事業部 MM戦略プロモーション部 クライアントMNS推進課 主任の目黒 杏奈氏である。
目黒氏によると、かつてWindows 7のサポートが終了した際も直前でPCの在庫不足が発生し、多くの企業がサポート終了前に入れ替えを完了できなかったという。
「今回も同じような事態が予想されます。サポートが終了すると、セキュリティリスクが高まり、最新のソフトウェアが利用できなくなるなど、さまざまな障害が発生しかねません。そのため、まだ在庫が十分にある早い段階での入れ替えをお勧めしています」(目黒氏)
Windows 11への移行を機に、AI PCなどへの入れ替えを

「まるごとPCワールド」のブースに並んだWindows 11搭載PC、AI PC、Copilot+ PCの例。多くの来場者の注目を集めていた
既に大企業の多くは混乱を見越してWindows 11への入れ替えを進めているが、中堅・中小企業の移行はやや遅れ気味であるという。
「OSを入れ替えると、これまで利用していたソフトウェアが使えなくなるのではないかとか、操作方法が変わるので従業員が使いこなせなくなるのではないか、といった不安をお持ちのようです。確かにWindows 11のUIはWindows 10とは若干異なりますが、覚えてしまえばそれほど難しくはありませんし、新たに加わった便利な機能もたくさんあります。入れ替え時点で多少の負担はあるものの、長期的に見れば従業員の皆様の業務効率が大幅に改善され、生産性も上がると確信しています」と目黒氏はアドバイスする。
Windows 11の便利な機能の一例として目黒氏が挙げるのは、優れたアクセシビリティだ。動画などを見る際に音声をリアルタイムで字幕表示してくれたり、画面上の項目が見にくいときに表示される色を変えて見やすくしたりしてくれる。高齢者や体に障害を持つ人でも使いやすいように配慮されているので、従業員の満足度を高める効果も期待できそうだ。
また目黒氏は、Windows 11への移行を機に、AI PCやCopilot+ PCへの入れ替えを提案する。これらのPCはAI処理に特化したNPU(Neural Processing Unit)を搭載しているため、従来のPCよりもAIを活用した業務の効率が格段に上がる。
「いずれNPU搭載のPCが当たり前になると、それに合わせたソフトウェアの開発が主流になると考えられ、従来のPCでは十分にメリットを享受できない可能性もあります。5年後にはPC自体の価格もさらに値上がりしていると予想されていますので、この機会に買い替えをお勧めします」と目黒氏は語る。
展示ブースを目立たせるための大型ディスプレイと3面LED
大塚商会は、Windows 11への移行や、既存のPCをAI PCなどへと入れ替える際に大変頼りになるパートナーだと言える。入れ替え時から、その後の困りごとに至るまでトータルなサポートが受けられるほか、PC本体以外にも、さまざまなサービスやソリューションを提供しているからだ。
「PCの入れ替えと同時に『PCワンストップサービス』をご契約いただくと、操作方法に関するお問い合わせや修理・保守など、あらゆるご相談やご依頼が電話1本でできるようになります」と目黒氏は説明する。また、大塚商会は国内外を問わず数多くのメーカーのPCを取り扱っており、数台から数百台まで、あらゆる規模の入れ替えに対応可能だ。加えて、メーカーが複数にまたがっていても、問い合わせ先を大塚商会に一本化できる点が大きな強みである。
そうした利点を訴え、Windows 11への速やかな移行を呼び掛けるため、フェアでは「まるごとPCワールド」を目立つ場所に設置。多くの来場者に足を運んでもらえるようにした。
ブースの注目度を高めるため、演出にこだわったのも「まるごとPCワールド」の特徴である。隣接してミニステージを設置したほか、演出の目玉となったのが、大型ディスプレイを利用したデジタルサイネージとLEDディスプレイだった。
設置・運営をはじめ、デジタルサイネージに関するソリューションを提供するサイバーステーション株式会社(以下、サイバーステーション)の協力の下、同社のデジタルサイネージプラットフォーム『デジサイン』を利用する縦型86インチの大型ディスプレイを設置した。また、ブースの上部には1面当たり長さ6m×幅1.2mの大型LEDディプレイ3面を構築した。

MM本部 MM戦略推進事業部 MM戦略プロモーション部 クライアントMNS推進課 関本 航明氏
「前年のフェアでもブース上部に大型LEDディスプレイを配置しましたが、1面のみでした。今回は、より目立たせるために3面表示にしました」と語るのは、目黒氏とともに展示ブースの企画に携わったMM本部 MM戦略推進事業部 MM戦略プロモーション部 クライアントMNS推進課の関本 航明氏である。
展示フロアの入り口から「まるごとPCワールド」までは9mほどの距離があったが、3面の大型LEDディスプレイを設置したことで、会場入り口からでも「まるごとPCワールド」の場所が一目で分かり、多くの来場者に足を運んでもらえたという。
「入り口から約9mという距離で文字がいちばん見やすい状態にするため、LEDのピッチ(幅)は9mmと広めに設定しました。ピッチは1mm単位で変えられるのですが、会場の広さに合わせてちょうどいい具合に設定できたと思います」(関本氏)
ちなみに、LEDディスプレイ本体も、300mm四方、600mm四方のパネルを組み合わせることで長さ、幅を自由に決められる。さまざまな大きさのブースに最適なサイズを導入でき、効果的な演出ができるといえるだろう。

「まるごとPCワールド」のブースに隣接するミニステージでは、最新PCの機能などを楽しみながら学べる漫才が行われた

ミニステージの右側に設置され、プログラムなどの情報が流された大型ディスプレイでも『デジサイン』を利用している
紙の掲示物よりも大量の情報を伝達できる
一方、『デジサイン』を利用する大型ディスプレイでは、大塚商会が独自に制作した動画や、マイクロソフトから提供されたコンテンツなどを表示。Windows 11への移行、AI PCやCopilot+ PCへの入れ替えによって、どんなメリットがあるのかを分かりやすく訴えた。

サイバーステーション株式会社 営業本部 営業部 土橋 達也氏
『デジサイン』を提供するサイバーステーション 営業本部 営業部の土橋 達也氏は、「弊社は、以前から大塚商会さんのイベントに協力してきました。今回もさまざまなディスプレイに『デジサイン』を使っていただきましたが、その中でも大きかったのは『まるごとPCワールド』でのご活用です。担当者様と相談しながら、最適な画面の大きさ、設置位置などを決めていきました」と話す。
『デジサイン』では、複数の静止画と動画を組み合わせたり、それらを希望する間隔で流したり、時間帯によって内容を変えたりと、より印象的な演出が可能だ。
「おかげで、生き生きとした動きのある表現や効果的なアピールができました。紙のポスターと違い、『デジサイン』なら限られた画面でも大量の情報を伝達できるのも大きなメリットです」(関本氏)
「開催直前に告知内容の変更が生じたのですが、コンテンツデータの修正が即座にできました。印刷の時間が必要な紙の告知物では難しかったでしょう」(目黒氏)

「まるごとPCワールド」の運営に携わったスタッフたち。大塚商会社員はもちろん、多くのメーカーやベンダーの協力によってブースの成功が実現した
デジタルサイネージの演出が功を奏し、「まるごとPCワールド」には大勢の来場者が訪れた。目黒氏と関本氏は、その期待以上の成果に満足しているようだ。目黒氏は、「これをきっかけに、より多くのお客様にPCの入れ替えをご検討いただけたら幸いです。お客様のビジネス発展のため、今後も有益な情報のご提供とソリューションのご提案に努めていきます」と語った。
大塚商会担当者からのコメント
「イベントへのサイネージの設置はお任せください」
大塚商会は、自社イベントにおけるデジタルサイネージやLEDディスプレイの設置・運営で豊富な経験を持っています。その経験を基に、あらゆる設置・運営ニーズにお応えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

- 印刷して上司への説明に
- 印刷して稟議書に添付して
- 印刷して会議資料に
株式会社大塚商会 PC紹介コーナー 導入事例(PDF:3,737KB)
- * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
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