ご入居者と介護職員双方の快適を追求するDX

ICTの積極活用で介護記録業務や買い物代行などの負担を軽減し、介護保険外サービスの提供手段を確立

株式会社ゲストハウス 導入事例

サービス業1~100名ERP・基幹業務・業務管理モバイル・タブレット活用経理・総務・調達業務支援経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

株式会社ゲストハウスが運営する有料老人ホーム「リボーン尼崎弐番館」は、記録システムの導入で記録業務を大幅に省力化。また、『調達たのめーる』『ケアたのめーる』の活用で買い物代行の金銭管理の負担を削減し、介護保険外サービスの提供も実現。さらに、介護保険請求と保険外請求を併せて請求できる体制も整えた。

  • 売上アップ対策
  • 長時間労働の是正
  • コスト削減
  • 顧客対応の改善
  • 業務負荷軽減

株式会社ゲストハウス

導入先の概要

業種
医療・介護、不動産
事業内容
シニア住宅運営、シニア住宅管理、訪問介護事業、居宅介護支援事業、通所介護事業
職員数
23名(2025年9月現在)
ホームページ
https://www.reborn-amagasaki2.jp/

導入の狙い

  • 手書きや二重入力が行われていた介護記録業務を効率化したい
  • 介護職員の買い物代行にかかる金銭管理や立て替えなどの業務負荷を削減したい

解決策

  • 『ワイズマンSP』と連携する『すぐろくTablet』の導入で、介護職員がサービス提供の現場で記録を入力できる環境を整備
  • ご入居者の介護保険外の日用品購入に『調達たのめーる』『ケアたのめーる』を活用

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
介護保険請求システムワイズマンSPお問い合わせ
施設・通所系ケア記録支援システムすぐろくTabletお問い合わせ
 たのめーる保険外サービス-
介護用品通販サービスケアたのめーる-

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株式会社ゲストハウス 導入事例(PDF:2,109KB)

導入事例詳細

医療・介護の両面でバックアップし、安心で快適な高齢者施設を運営

兵庫県神戸市に本社を置く株式会社ゲストハウス(以下、ゲストハウス)は、不動産・ホテル事業とともに介護事業も展開している企業だ。同社が運営する尼崎市の住宅型有料老人ホーム「リボーン尼崎弐番館」は閑静な住宅街の中にある8階建ての建物で、訪問介護、居宅介護支援、地域密着型通所介護、ショートステイなどのサービスを提供している。

「このエリアは、要介護3以上の方が対象のサービス付き高齢者向け住宅が多い中、リボーン尼崎弐番館のご入居者の平均介護度は1.8程度と、比較的自立度が高い点が特色です」と話すのは、リボーン尼崎弐番館 管理者の稲田 ひとみ氏だ。

管理者 主任介護支援専門員 介護福祉士 稲田 ひとみ氏

提携クリニックによる訪問診療や24時間緊急時対応サービスなど、安心な暮らしを守る充実したサポート体制が大きな特色でもあるのだが、自立度が高いご入居者が多い背景には、豊富な居室数が理由の一つとして挙げられる。リボーン尼崎弐番館の居室数はショートステイ2室を含め70室だが、周辺地域では40床規模の施設が多い。限りある居室数では、要介護度が高い方を受け入れる傾向が高くなってしまうが、同施設では余力ある居室数を有するため、幅広い介護度の方を受け入れられると稲田氏は話す。

「サポート器具をご利用のご入居者さんでも、一人で歩ければ自由に買い物へ出かけられますし、食事も1階の厨房やお部屋のミニキッチンで調理するなどして、ご自身で用意して召し上がる方もいらっしゃいます。自立度の高い方は行動力も行動範囲も大きいからこそ、施設側は管理面のリスクが高くなりますが、『ご自身で生活している』という感覚を持って生活していただくことを大切にしています」と稲田氏は加える。

また、ほかの施設ではご家族でも面会時間が限られていたり、土日は面会禁止となっている場合も多い中、リボーン尼崎弐番館は夜間に設けている施錠時間以外は自由に出入りが可能だ。こうした点がほかの施設との差別化にもつながり、入居率は常に90%台で推移しているという。

介護現場で入力できるタブレットで介護記録を作成し管理を省力化

リボーン尼崎弐番館は、2015年の開設時から介護保険システム『ワイズマンSP』を導入。同施設が提供する全てのサービスについて、介護保険請求業務は『ワイズマンSP』を利用し、業務効率を高めてきた。一方、介護職員による介護記録の作成は、必要事項などを漏れなく記入するため複写式の指定の用紙を用意し、手書きしている状況で、記録に割かれる時間と労力は介護職員の大きな負担となっていた。また、これらの介護記録は、介護職員自身が毎日本部へ提出する業務フローとなっており、本部の事務担当者が後日まとめて『ワイズマンSP』に入力する転記入力作業を行っていた。

「手書きの記録でも公的な書類になるため、記入ミスや漏れがあると介護職員に書き直しを依頼しなければならず、回収に時間がかかることもありました。また、手書きの文字は判読しにくいものもあり、入力自体も時間がかかる作業で、月初めに国民健康保険団体連合会(以下、国保連)に実績を報告するので、特に月末から月初にかけて、事務担当者は実績報告作成のための残業を避けられない状況でした。加えて、個人情報が含まれる介護記録の保管場所の確保にもスペースを取られていました」(稲田氏)

そこで国からの補助金を利用できる2023年のタイミングで、『ワイズマンSP』と連携する介護記録オプション『すぐろくTablet』の導入を決定。「『操作が難しいのでは』と不安視する声もありましたが、多くの介護職員はスマートフォンでのタッチ操作に慣れており、予想したよりスムーズに定着しました」と稲田氏は振り返る。

手書き記録の転記作業がなくなり残業時間も大幅短縮

デイサービスで運動のアクティビティが行われている傍らで、『すぐろくTablet』を使用して記録業務を行う介護職員。タブレット利用でタップするだけで必要事項を入力できる

『ワイズマンSP』だけで、介護保険サービス対象外のご利用料もまとめて請求できるようになった

少ないタッチで効率良く記録業務を完了できる『すぐろくTablet』の導入効果は、介護職員たちがすぐに実感することとなった。「提供した介護サービス内容について必要事項を漏れなく記録するため、手書きの場合1件当たり10分ほどかかっていましたが、『すぐろくTablet』では1件当たり3分ほどで完了できます。音声入力機能を使えば長い特記事項なども簡単に記録できて大変好評です。医療用語の登録も可能なので、漢字変換に手間取ることもほとんどありません」(稲田氏)

以前使われていた介護記録用紙は社名入りの特注品で、書き損じも踏まえると、かなりのコストがかかっていた。それと比較しても、『すぐろくTablet』の利用料はその記録用紙の購入費用よりも安価で、保管スペースも必要とせず、記録用紙の紛失の恐れもなくなった。また、介護職員は隙間時間や外からでもタブレットとネットワークがあればいつでも入力可能で、『ワイズマンSP』と連携しているため現場で入力されたデータはそのまま反映されるので、毎月約200件に上る介護記録の転記作業が不要になった。稲田氏を含む2名の介護責任者兼事務担当者は、転記作業の代わりにシステムに取り込まれたデータの内容に誤りがないかのみをチェックすれば良いので、以前は2名の事務担当者を合わせて月に100時間ほどあった残業が、30時間ほどに縮減されたという。

『ケアたのめーる』の活用で買い物代行の業務負荷を軽減

リボーン尼崎弐番館は、事業所の備品調達に数年前から大塚商会の介護用品通販サービス『ケアたのめーる』を利用してきた。介護事業所では、一般のオフィス用品だけではなく介護関連用品なども調達する必要があるため、多くの仕入れ先の購買管理をいかに効率良く行うかは業務全体の効率化にも直結するともいえる。この点、リボーン尼崎弐番館は『ケアたのめーる』を利用することで、複数の仕入先からの購買を一元管理し、介護職員の業務負担軽減、管理の強化、コスト削減などを図ってきた。

そして2025年6月、ご入居者の個人的な日用品購入に『たのめーる保険外サービス』を活用するようになった。これまで、介護保険を利用する「買い物代行」とは別に、ご入居者が日用品を購入したい場合は、ご家族から事前に定額の現金を預かっておき、介護職員が代行購入していた。しかし現金のやりとりは違算の発生も起こりやすく、現金の管理自体が介護職員の心理的な負担になっている現状があった。また、近年は夏季の猛暑を受けて自治体が外出を控えるよう呼びかける日が増え、外出せずにご入居者の買い物ニーズを満たす有効な手立てとしても、『たのめーる保険外サービス』に着目し、導入を決めたという。

ご入居者にも介護職員にもメリット大

衛生用品から食品・飲料まで、『たのめーる』の品ぞろえは一般的なスーパーなどより幅広く、注文時間によっては翌日配送(一部地域を除く)で品物が届くなど、ご入居者から非常に好評だ。介護職員は現金をやりとりするストレスから解放され、買い物に同行する時間を別の作業に充てられるようになった。

また、法人としては施設のサービスの向上や職員の負荷軽減に加え、介護保険外サービスとして新たな収益につながるメリットが生まれている。業務効率という点では、ご利用者の『たのめーる保険外サービス』の利用金額を介護保険外のサービスとして『ワイズマンSP』に情報を取り込むことで、毎月のご利用者への個別請求と併せて『たのめーる保険外サービス』利用分を請求できるようになった点は特筆すべき効果となっている

「ご入居者への精算を簡便にしたい」というリボーン尼崎弐番館の要望を受け、大塚商会は購買データを基にご入居者ごとに毎月の請求明細を発行できるカスタマイズを施した。以前の買い物代行では、証憑(しょうひょう)として大量のレシートや納品書を保管しておくのも大変だったが、このサービスのおかげでそうした負担もなくなり、菓子類などを手軽に注文できることが施設内で広く知られるにつれ、『たのめーる』を利用するご入居者は増えつつあるという。

「ご入居者が買い物に出かけることがQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の維持向上につながる場合もあれば、逆に外出による疲労が身体機能を低下につながっていく場合もあります。介護職員のサポートを受けながらでもインターネットでショッピングを楽しめる『ケアたのめーる』は、今後ご入居者のQOLにも寄与する役割を果たしてくれそうです」(稲田氏)

新たな収益の手段となり得る介護保険外サービスの拡大

法人としては2024年の介護報酬改定で訪問介護の基本報酬が引き下げられた一方で人材不足による人件費の高騰が続くなど、介護業界には収益を増やしにくい構造がある。そこで多くの介護事業者が介護保険外の収益を得る必要性を感じているが、リボーン尼崎は『たのめーる』による買い物代行において、購入額の一部を手数料として請求している。その手数料が加わってもなお、多くの商品が一般のスーパーなどで購入するよりも安価だという。

「『手軽に安く買える』とご入居者に喜ばれ、介護職員の負担が軽減され、なおかつ保険外収益も上げられる『たのめーる』を使ったサービスは、介護事業者にとって新たなビジネスモデルとなり得るかもしれません」と稲田氏は語り、「今後もご入居者の快適性を高めることや、介護職員の負担を減らすことにつながるサービスやツールに関する有用な情報提供をお願いします」と大塚商会への期待を語った。

大塚商会担当者からのコメント

「さらなる業務効率化に向けた取り組みをご支援します」

ご入居者がより快適に過ごすことができ、職員の皆様の業務負荷が少しでも軽減されるよう、引き続きDX化につながる幅広いご提案を積極的にしてまいります。

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