地域密着型の整形外科医院が、デジタルサイネージを活用し効率よく確実な情報発信を実現

「入院患者様とそのご家族、お見舞客を対象とした、さまざまな情報発信においてデジタルサイネージは大きな役割を果たしています」

医療法人 眞幸会 草加松原整形外科医院 導入事例

サービス業1~100名製品の導入・活用支援紙文書の管理・活用コスト削減・売り上げ向上

医療法人 眞幸会は、草加松原整形外科医院、草加松原リハビリテーション病院など、三つの医療機関を埼玉県草加市内に展開しており、地域に根差したクリニックとして存在感を発揮している。医療機関において、患者様やその家族、お見舞客に伝える注意事項は少なくない。多くの場合、院内の掲示板がその役割を担っているが、スペースと情報伝達の効率という観点で課題は多い。こうした中、同院はデジタルサイネージを活用し、効率よく確実な情報伝達を実現している。

医療法人 眞幸会 草加松原整形外科医院

導入先の概要

業種
病院
事業内容
整形外科、リハビリテーション科、内科
従業員数
60名(2020年3月現在)
ホームページ
https://soka-matsubaraseikei.jp/

導入の狙い

  • 院内掲示のペーパーレス化の実現
  • 系列介護施設に関する効率のよいPR
  • さまざまな情報の積極的な発信

解決策

  • テレビとしても利用できるデジタルサイネージの導入

導入したメリット

  • 確実な情報発信が実現した
  • 院内スペースを効率よく活用できた
  • 経営管理室 経理・財務統括 石崎 眞由美氏

    「紙による掲示と違い、デジタルサイネージであればインパクトある表現も可能です。運用まで安心して見ていただけると判断したことが、大塚商会さんを選んだ理由です」

  • 法人事務局 総務 横溝 裕史氏

    「まずは外来患者様向けのコンテンツをしっかりと作ったうえで、入院患者様が楽しめるような多様なコンテンツの制作も考えていきたいです」

  • 草加松原リハビリテーション病院 医事課 主任 近藤 純一氏

    「病院として発信したい事柄がうまく伝わらないことを課題として実感していました。デジタルサイネージ導入により、こうした課題は大幅に改善されています」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
デジタルサイネージ三菱電機『カンタンサイネージ』お問い合わせ

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医療法人 眞幸会 草加松原整形外科医院 導入事例(PDF:3,944KB)

導入事例詳細

急性期・回復期医療を地域密着型で展開

医療法人眞幸会は、草加松原整形外科医院を含む三つの医療機関のほか、介護老人保健施設をはじめとする介護サービスを埼玉県草加市内で展開している。草加松原整形外科医院(本院)および青柳分院は、整形外科・リハビリテーション科の急性期医療に対応している。特に365日外来診療を行う本院は、病床数19床を有し、クリニックには珍しいMRIならびにCTを導入している。また、整形外科医院としての手術件数は年間約500件にもおよぶ。近隣には地域の人びとが集まる運動場があり、イベントが開催される際には同院の駐車場を貸し出すなど、地域に根差したクリニックとして存在感を発揮し続けている。

一方、2015年に草加松原整形外科医院を母体として、急性期病院と在宅の橋渡しを目的に、本院に隣接する形で開院したのが、草加松原リハビリテーション病院だ。回復期医療を担う同院の病床数は50床で、脳血管疾患・頭部外傷・くも膜下出血のシャント手術後、脊髄損傷、脊椎・大腿骨・骨盤・股関節・膝関節などの骨折、外科手術・肺炎等治療時の安静状態が長期にわたって続くことによって起こる「廃用症候群」の患者様等を対象に、回復期医療を提供している。

医療法人 眞幸会 草加松原整形外科医院。敷地内には草加松原リハビリテーション病院が併設し、地域に密着した医療を展開している

掲示板に代わる存在としてデジタルサイネージに注目

草加松原整形外科医院では、地域の医師会などから掲示を依頼されるポスター類の対応に頭を悩ませていた。法人事務局 総務の横溝裕史氏は「整形外科の患者様は、松葉づえや車椅子を利用されることが少なくありません。通行の障害になるものは、掲示板一つでも、なるべくなら置きたくないと我々は考えています。その一方で、ウイルス対策をはじめ、地域の医療機関として対応が求められる内容の掲示物は決して少なくないだけに、その対応には苦慮していました」と事情を説明する。

一方、草加松原リハビリテーション病院では、院の取り組みや注意事項を、入院患者やその家族に周知徹底することに課題を抱えていた。草加松原リハビリテーション病院 医事課 主任の近藤 純一氏は「これまでは、Word、Excel、PowerPointで作成したものを掲示していましたが、紙ベースの掲示物をわざわざ読んでもらうことの難しさを常々感じていました」と語る。

サポートの信頼性から大塚商会をパートナーに選ぶ

こうした課題に対応するため、草加松原整形外科医院は、デジタルサイネージ導入に向けた検討を開始。サポートの信頼性という観点も含め、大塚商会が提案した三菱電機の『カンタンサイネージ』の導入を決断した。

「多様な掲示物が所狭しと貼られている姿は、どうしても乱雑なイメージに結び付きます。さらに、紙の無駄遣いを避けるという目的もあり、当院はデジタルサイネージへの移行を決断しました。インターネットで検索してみると、その取扱業者は名前を知らない企業ばかりで、導入前後のサポート体制を考えると不安を感じました。そうした中、以前から複合機やPCの導入で取引がある大塚商会さんがデジタルサイネージを扱っていることを知り、機器の選定から導入後のサポートまで一貫してお手伝いしていただくことにしました」と、経営管理室 経理・財務統括 石崎 眞由美氏は導入に至った経緯を振り返る。

三菱電機『カンタンサイネージ』で表示するコンテンツは、リモコン操作で簡単に設定が可能

実機で入念なチェックを行い機器を選定

車椅子を利用する患者様も多いため、導入に当たって特に留意したのは、低い位置からの視認性の高さだった。その確認のため、実機を院内に持ち込み検証を行ったという。同様にスタンド形状についても、車椅子や松葉づえによる歩行の邪魔にならないように入念に検証された。

「液晶画面の場合、見る角度によって見えにくくなることも少なくありません。当院の場合、特に車椅子の目線からの視認性に注目した機器選定を行うとともに、設置する高さについても、実機に基づく入念な検討を行っています」(石崎氏)

横溝氏は「当院の場合、これまでも外来患者様の呼び出しに小型ディスプレイを運用してきたこともあり、特に抵抗なく運用をスタートできました」と振り返る。

三菱電機『カンタンサイネージ』では、あらかじめプレイリストを作り、スケジュールに登録することで、設定した日時に自動的に表示内容を切り替えることができる

また、配置場所ごとに異なる機器を選定している点も注目したい。例えば草加松原整形外科医院の場合、1階に設置したデジタルサイネージは来院者への情報発信専用機、2階ラウンジに設置したデジタルサイネージは、従来のテレビとの共用を前提とした機器が導入されている。

「2階ラウンジに設置するデジタルサイネージは、テレビとしての機能を備えていることも重要な選定ポイントでした。現在は入院患者様の食事中はテレビとして利用し、それ以外の時間帯は、オリジナルの院内イベント動画なども含め、入院患者様とそのご家族、お見舞客を対象とした、さまざまな情報発信に活用しています」(横溝氏)

本院に設置されたデジタルサイネージ。1階受付は来院者への情報発信専用機、2階ラウンジはテレビとの共用を前提に導入されている

フルハイビジョンのディスプレイとの比較。4K解像度のため、小さな文字もはっきり表示が可能

系列介護施設のPRにも効果を上げる

三菱電機『カンタンサイネージ』導入後、受付脇に設置された系列介護施設の案内パンフレットを手にする来院者が確実に増えている

「広報という観点では、掲示板はわざわざ近づいて見ようとする方以外には伝わらないのが実情でした。それと比較すると、目に留めていただく機会は確実に増えていると思います。また、外来担当ドクターの変更など、急を要する情報発信がよりスムーズに行えるようになった点も導入メリットの一つです」(横溝氏)

またデジタルサイネージの導入は、院内の情報発信のほかに、介護施設のPRにも効果を上げている。

草加松原整形外科医院では、以前から、系列の介護老人保健施設 翔寿苑の案内を掲示板で行うとともに、案内パンフレットを配布してきた。デジタルサイネージ導入後、施設から提供してもらったコンテンツを定期的に流したところ、案内パンフレットの減り方が従来よりも大幅に早まったという。

限られた時間内で伝える情報の吟味が重要に

従来の紙ベースの掲示板に比べ、デジタルサイネージへの注目度が高まっていることは間違いないが、運用には課題も少なくない。近藤氏は「外来患者を受け付けていない当院の場合、デジタルサイネージを設置した1階フロアの滞在時間は1分程度に限られます。伝えたい情報は多いのですが、コンテンツを増やしてしまうと、それぞれを目に留めていただく機会が減ってしまいます。そのバランスは、今後の課題の一つです。現時点では、紙ベースの掲示板と併用することで、確実な情報伝達を心掛けています」と語る。

草加松原整形外科医院でも、デジタルサイネージ用の新コンテンツ作りの取り組みが進んでいる。

「現在取り組んでいるのは、骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分量を測定することで、骨粗しょう症や代謝性骨疾患の診断に貢献する骨塩定量検査の受診啓発に関するコンテンツです。来院者にとって、意義ある情報を積極的に提供していきたいと考えています」(横溝氏)

車椅子、松葉づえの利用者を考慮し、視認性の高さやスタンドの形状を、実機を用いたデモンストレーションで細かく調整している

デジタルコンテンツのさらなる活用を考えたい

今後同院は、デジタル化された情報をスマートフォンで閲覧できる仕組み作りを検討している。

「三菱電機『カンタンサイネージ』が備える、コンテンツごとに表示時間を簡単に設定できる機能は当院でも重宝していますが、限られた時間内に全ての情報を伝えるのは難しいのが実情です。今後コンテンツの充実に応じて、二次元バーコードにアクセスすると自宅でより詳細な情報にアクセスできるような環境を整えていきたいと考えています」(横溝氏)

同院はデジタルサイネージ対応コンテンツの活用についても、大塚商会による新たな提案に大きな期待を寄せている。

院内施設・療法の紹介や注意事項などをデジタルサイネージで表示し、以前よりも確実な情報伝達を可能にしている

大塚商会担当者からのコメント

「デジタルサイネージ活用のアイデアを今後もご提案していきます」

車椅子や松葉づえのご利用者様など、さまざまな患者様がいらっしゃる病院内でデジタルサイネージを導入した好事例です。これからも、デジタルサイネージを活用するアイデアをご提案してまいります。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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