セキュアなクラウド業務基盤構築を実現した好事例

空港ターミナルを運営する企業が業務基盤をわずか1カ月で刷新し、管理業務の生産性と安全性を向上

東京国際空港ターミナル株式会社 導入事例

サービス業1~100名クラウドセキュリティ経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化

東京国際空港ターミナル株式会社は、羽田空港の第3ターミナルを管理・運用している。国際線の増便で第2ターミナルの一部が国際線に供用されるようになったことを機に、同社は業務効率とセキュリティ性を高めるべく、社内情報システムのクラウド化を実施。短期間で安全性に優れたIT環境の構築を実現した。

  • 業務効率の向上
  • セキュリティ対策
  • BCP(事業継続計画)
  • テレワーク対策

2020年7月取材

東京国際空港ターミナル株式会社

導入先の概要

業種
空港サービス、ビル管理
事業内容
国際線旅客ターミナルビルの管理および運営
従業員数
73名(2020年7月現在)
ホームページ
https://www.tiat.co.jp/

導入の狙い

  • 空港内の業務プラットフォームを統一化して情報をスムーズに共有したい
  • 最新版のOfficeアプリに外部からセキュアにアクセスしたい
  • クラウドサービスへの安全なSSO(シングルサインオン)を実現したい

解決策

  • クラウドアプリの活用による業務生産性の向上
  • 高度なセキュリティを備えたSSOサービスでIDを統合管理

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
クラウドサービスたよれーる Microsoft 365お問い合わせ
業務アプリ作成システムサイボウズ kintoneお問い合わせ
クラウドSSOアクセス制御サービスGluegent Gate-

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導入事例詳細

羽田空港第3ターミナルの安全かつ快適な利用環境を整備

東京国際空港ターミナル株式会社 企画部 マネージャー 下村 亮氏

東京国際空港ターミナル株式会社は、東京国際空港(羽田空港)の第3ターミナルを管理・運営する会社だ。旅客動線を考慮した快適な空間コンセプトの構築、各種旅客サービス、商業施設計画、保安・防災対策など、その業務内容は多岐にわたる。

「羽田空港は全国の空港の中でも国内線の運航便数トップを誇りますが、近年は国際線の運航便数も増え、アジアのゲートウェイとして大きな役割を果たすようになりました」と企画部 マネージャーの下村 亮氏は語る。

恒常的な訪日インバウンドの増加や東京オリンピック・パラリンピックの開催を踏まえ、2020年3月末から羽田空港に就航する国際線が増便。それに伴い、国内線専用だった第2ターミナルに国際線施設が整備され、一部の国際線が発着するようになった。そんな羽田空港の利便性をこれまで以上に高めるため、同社は現在、チェックインから搭乗までの一連の手続きを旅客の顔認証によるセキュリティトークンで行う「OneID」の導入を検討中だ。また、多数の搭乗客の流れを円滑にするため、手荷物の預け入れを自動化する仕組みも構築しようとしているという。

「施設のスマート化でお客様の安全と安心、そして快適をサポートすることが、当社にとっての最大の使命です」(下村氏)

国際線の増便に対応するため業務プラットフォームをリプレース

『kintone』で「介助予約」、「遺失物登録」など業務に合わせたアプリを作成し、業務効率が向上している

第2ターミナルにも国際線が発着することが決まったのは2018年。それを機に、同社は業務基盤を根底から見直す必要に迫られた。それまでは国際線専用の第3ターミナルのみを管理していたが、第2ターミナルの国際線供用が始まると、両ターミナル間で情報を共有する必要が生じる。また、より多くの旅客にサービスを提供するには、さまざまな業務の速度を高めることも不可欠だ。「そこで注目したのが、業務アプリ作成システム『kintone』でした。国内線(第1・第2)ターミナルを管理・運用する日本空港ビルデング株式会社様がすでに導入・運用されていましたので、当社の業務プラットフォームとして共同利用できれば、国内線・国際線両ターミナルの業務統合が図れるだろうと考えました」(下村氏)

こうして、日本空港ビルデング株式会社に『kintone』を納入した実績を持つ大塚商会をパートナーとして、業務プラットフォームのリプレースを行うことになった。

SSOでクラウドサービスのIDを統合管理

株式会社大塚商会 営業本部 トータルソリューショングループ TSM課 専任課長 大山 慶太

また、同社は『kintone』と併せて、最新版のOfficeアプリをクラウド環境で使えるほか、それまで個別に管理していたOffice製品を包括的に管理でき、チャットやオンライン会議などの機能も使える『たよれーる Microsoft 365』の利用を決めた。

「もともと当社で稼働していた社内情報システムは2010年の第3ターミナル開業時に導入したもので、メール、スケジュール管理、ワークフローなどの機能がパッケージされていましたが、外部からアクセスができませんでした。しかし、クラウドサービスである『たよれーる Microsoft 365』ならこの課題が解決し、業務効率も向上すると考えました」と下村氏は語る。しかし、これらのクラウドサービスの導入に思わぬ課題が持ち上がることになる。

それまでのシステム環境下では、社員がログインするPCのID管理をAD(アクティブディレクトリー)とオンプレミスのサーバーを連接し、IDを一つにまとめる管理システムを利用していた。これにより、社員の着任・離任に際してのIDの付与や削除が一度の作業で済んでいたが、クラウドシステムの『kintone』や『たよれーる Microsoft 365』では、その管理システムが機能しないことが判明したのである。

プロジェクト全体を指揮する大塚商会 営業本部の大山 慶太が下村氏から相談を受けて提案したのが、単一のIDとパスワードを入力して複数のアプリケーションやWebサービスにログインできるようにする、クラウドSSO(シングルサインオン)アクセス制御サービス『Gluegent Gate』の利用だった。

「今後さらに多様なシステムがクラウド化することを考慮すると、中立的で汎用(はんよう)性の高い『Glugent Gate』が適していると思いました。社員の方が外出先から『たよれーる Microsoft 365』にアクセスする際のセキュリティ性を担保できるのも、『Gluegent Gate』のメリットです」と大山は語る。

プロジェクト開始からわずか1カ月で社内情報システムの刷新を実現

株式会社大塚商会 中央第二技術グループ テクニカルソリューション課 シニアテクニカルスペシャリスト 細井 博史

こうしてスタートしたリニューアルプロジェクトだったが、同社の希望する納期までは、わずか1カ月しか時間が残されていなかった。プロジェクトをマネジメントした大塚商会 中央第二技術グループの細井 博史は、「短期間での作業となるため、同時にいくつものシステム構築を進めました。ミスや行き違いが絶対に起こらないよう、一つ一つプロトタイプを作成しては、下村様と調整を重ねました」と振り返る。

さらに、同社はスケジュールやリスク管理のため、社内にプロジェクトマネジメントオフィスを設置。「毎週、プロジェクトマネジメントオフィスの方々とスケジュールを擦り合わせ、技術的な部分は下村様と直接打ち合わせすることで、同時進行するシステム構築を円滑に進めました」(細井)

しかし、順調に進んだかに見えたプロジェクトは『Gluegent Gate』とAD連携がうまくいかない、という課題に直面する。その突破口となったのは、同社が以前から導入していたデータ連携ツール『DataSpider』だった。大塚商会のプロジェクトチームは、そこにRPAツール『WinActor』を組み合わせ、IDデータを自動転換させることで『Gluegent Gate』に取り込ませるという方法を見いだし、この課題を解決。無事納期内でのカットオーバーを実現した。

大塚商会さんのおかげで、プロジェクト始動からわずか1カ月で的確にシステムが構築できました。想定外の課題にも機転を利かして解決してくれたことに感謝しています」と、下村氏はプロジェクトチームの「現場力」を高く評価する。

セキュアな環境下で業務情報を瞬時に担当者が共有

システムのリニューアルがもたらした大きな成果として下村氏は、『kintone』によって業務情報の連携性が高まったことを挙げる。例えば、羽田空港ではWebからの受付であれば、お客様からのご意見・ご要望を『kinetone』を介して国内線・国際線を問わない全てのターミナルで共有することが可能になった。また、同社の社員は出張や外出が多いが、『たよれーる Microsoft 365』を利用すれば、どこにいても会社支給の携帯電話でメールやスケジュールのチェック、施設予約などが可能になったことも業務効率の向上に大きく貢献しているという。

『たよれーる Microsoft 365』に含まれる『Teams』では、チャットのほかWeb会議などをセキュアな環境で行うことができる

「業務基盤を整備した直後に新型コロナの問題が深刻化しましたが、『たよれーる Microsoft 365』では『Teams』も利用できるので、手軽にWeb会議を開けるようになりました。空港業務には高度なセキュリティが求められますが、認証を『Gluegent Gate』が行ってくれるという大きな安心感があります。また、オンプレミスだった社内情報システムを『kintone』に切り替えたことで、保守などに要するコストを、減価償却で試算したところ10数%ほどカットできました」(下村氏)

同社にはまだオンプレミスで運用しているシステムが多数あり、逐次クラウド化を進めていく方針だ。今後ますます利用者の増加が見込まれる羽田空港の安全性と利便性を高めるため、引き続きさらなるIT環境の整備に注力していきたいと下村氏は力強く語った。

大塚商会担当者からのコメント

「業務効率の向上をもたらす最新のITソリューションをご提案します」

東京国際空港ターミナル株式会社様は、クラウドシステムとSSOの活用により、安全性の確立と業務生産性の向上を実現しています。引き続きマルチベンダーとして、最適なIT活用をご提案します。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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