『SMILE V ApaRevo』の導入で省力化・業務効率化を実現

『SMILE V ApaRevo』を基幹システムと連携。従業員の負担が削減されただけでなく売上の向上にもつながった

株式会社タオル美術館 導入事例

卸売・小売業、飲食店101~1,000名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

タオルの製造・販売において業界トップクラスのシェアを誇る「タオル美術館グループ」。その卸・小売り部門を担う株式会社タオル美術館は、2022年11月、システムをアパレル業向け販売管理システム『SMILE V ApaRevo』に刷新。データ処理の煩雑さが解消され、業務効率の向上や、より販売実績に即した戦略の実現へとつながった。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上対策
  • 電子帳簿保存法対策
  • インボイス制度対策

株式会社タオル美術館

導入先の概要

業種
卸・小売業
事業内容
タオル・卸・販売
従業員数
560名(2024年7月現在)
ホームページ
https://www.towel-museum.com/company/towelmuseum/

導入の狙い

  • システムのレスポンスを向上させ、さらなる業務効率アップを図りたい
  • データ処理にかかる工数を減らし接客へ注力してもらいたい

解決策

  • アパレル業向け販売管理システム『SMILE V ApaRevo』で業務フローを改善

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
アパレル業向け販売管理システムSMILE V ApaRevoお問い合わせ

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株式会社タオル美術館 導入事例(PDF:2,448KB)

導入事例詳細

タオルの製造・販売を通じ心の豊かさと生活文化の向上を目指す

東京地区ブロック長 兼 グランデュオ蒲田店長 近藤 絵梨氏

東京都新宿区に本社を構える株式会社タオル美術館は、タオル美術館グループの卸・小売り部門を担う企業だ。1890年から製品を販売し続けてきたノウハウを生かし、タオルやタオル地の縫製品、ベビー用品、キャラクター商品など200~300点以上を展開している。中でも人気なのが、名入れやモチーフの刺しゅうサービスだ。「贈答用として購入してくださるお客様も少なくありません」と、東京地区ブロック長 兼 グランデュオ蒲田店長の近藤 絵梨氏は笑顔を見せる。

同社の理念は「常に人々の心の豊かさと生活文化の向上に貢献する」というもの。毎日使用するものだからこそ、実用的なだけではない、こだわりのタオルを手に取り、心を豊かにしていってほしいのだという。

生産部 アドバイザー 吉田 哲也氏

「製造・卸・販売の一貫体制が、タオル美術館グループの一番の特長です。そのため、お客様の声をすぐ生産現場に反映し、お客様の求める商品をお届けできるというのが特色ではないかと思います」と、生産部 アドバイザーの吉田 哲也氏は強みについて語る。実際、顧客や現場の声から生まれた商品が幾つもある。その一つが、ミニバスタオルだ。

「従来ですと、フェースタオルの次のサイズといえばバスタオル。どうしてもサイズが大きくなりすぎてしまっていました。そこで、一人暮らしの方や女性のお客様からの『バスタオルよりも小ぶりで、乾きやすいタオルが欲しい』というご要望にお応えして作ったのが、ミニバスタオルです。そのほか、子育て世代のお客様のために開発されたベビーカーにかけられるフック付きタオルもご好評いただいていますね」(吉田氏)

お客様のニーズに合わせてさまざまなサイズのタオルを取りそろえている

オーガニックコットンを使用した「ナチュラルベアシリーズ」は出産祝いにも人気

同社が重視するのは顧客の満足度だけではない。タオルのエクセレントカンパニーを目指す会社として、環境に配慮したタオル作りとサステナブルな社会の実現をビジョンに掲げている。「製造過程で余った生地やお客様から回収したタオルを糸に戻し、新たなタオルとして再生させています」と吉田氏。全国の直営店や百貨店内のコーナーでの展開が90店舗を超える同社は、キャラクターグッズ店への卸、ECサイトでの販売など、さまざまな販路を通じて顧客と社会へ影響を与え続けている。

利用していたシステムのサポート終了に伴い『SMILE V ApaRevo』を導入

同社は今、アパレル業向け販売管理システム『SMILE V ApaRevo』を基幹業務システムと連携させて売上登録、発注、売上集計作業を行っている。店舗から『SMILE V ApaRevo』を通して送信された注文データが基幹システムへ届き、出荷指示書が出力される。その後、基幹業務システムを介して再度『SMILE V ApaRevo』へデータが送られるというフローだ。

『SMILE V ApaRevo』の導入以前は、別のシステムを利用していたという。「正直レスポンスがあまり良くありませんでした。必要な資料を作成するために数種類の書類を組み合わせなくてはならず、時間も手間もかかっていました」と近藤氏は当時を振り返る。作成したい書類を思い通りに、かつ速やかに出力できないのがストレスだったのだ。

システムの刷新を検討し始めたのは2020年。利用していたシステムのサポート終了に合わせ、大塚商会を含む3~4社へシステムの抱えている課題や解決してほしい内容、予算感を伝えコンペを行った。その中で、最も費用対効果が高く、使い勝手も良いと感じたのが『SMILE V ApaRevo』だった。吉田氏は、「私たちが求めていたのは、比較的低コストで運用でき、かつデータ入力を省力化できるシステムです。しかし、いざそうしようと思うとレジから全て取り換えなくてはならないと言われました。『SMILE V ApaRevo』であれば、ハンディで手軽に在庫をスキャンできるため、魅力的でした」と述べる。

スタッフに周知させるため数度にわたって説明会を開催

とはいえ、従来のシステムを利用していた期間が長く、不安は尽きなかったそうだ。「私自身、それほど最新技術に強いというわけでもありませんでしたので、一から十まで大塚商会さんに教えていただけて本当に助かりました」と近藤氏。吉田氏も、「導入までに解消すべき課題が多かったため、テーマを決めながら一つ一つ担当者の方にご対応いただきました」と大塚商会のサポート体制を評価する。

店舗スタッフへの周知にあたっては、大塚商会の担当者による数度にわたる説明会を行った。スタッフからは「発注時にはどのような操作をしたらよいのか」などといった具体的な質問が飛び、質疑応答の中で疑問は少しずつ解消されていったという。こうした経緯をたどりつつ、2022年11月に満を持して『SMILE V ApaRevo』の本格稼働へと至った。

省力化・ペーパーレス化で棚卸時の残業が不要に

『SMILE V ApaRevo』の稼働から約1年半。当初は新システムへの移行に戸惑っていた店舗スタッフも日々ハンディを利用して売上を登録する中で、すっかり仕様に慣れてきたという。新人スタッフへの教育も滞りなく行えるようになった。

とりわけ、絶大な効果を発揮したのが棚卸だ。『SMILE V ApaRevo』の導入以前は在庫をチェックしながら紙に手書きで数字を書き込み、さらにその数字をExcelデータに転記しなくてはならなかった。また、棚卸日当日に全ての作業を完了させなくてはならず、閉店後も2~3時間の残業を余儀なくされていた。

「『SMILE V ApaRevo』導入後は、ハンディで読み込みさえすれば在庫数を自動的に送信できます。設定すれば棚卸日の数日前から読み取っていた数字を集計することも可能ですから、残業もなくなりました。こんなこと、今まで考えられませんでしたね」と近藤氏は喜びを見せる。

また、導入前は「作成したい帳票を、思い通りのフォーマットで出力したい」という要望が各部署から寄せられていた。例えば同じ「売上」に関する情報でも、経理部は「売上金額」が必要なのに対し、商品部では「SKU別の売上動向」を分析したいなど、求める資料が部署ごとに多岐にわたっていたのだ。このような多様なニーズに対しては、「自由帳票」機能を使うことで、各部署のリクエストに柔軟に応えられるようになった。

「『SMILE V ApaRevo』はとにかく、商品ごとの売上を自らカスタマイズして集計を行えるため、効率があがりました。Excelに一度データを移行してから何度も集計作業をする手間が省けましたし、どの店舗で何の商品がどれだけ売れているのか、すぐに可視化されます。そのため、『この商品はメインに陳列した方がいい』と、より売上実績に即した販売戦略や展開方法を練ることができるようになりました。売上の向上にもつながっているのではないかと思います」(近藤氏)

検索性の高さと大塚商会のサポート力も魅力

近藤氏のお気に入りは、『SMILE V ApaRevo』の検索性の高さ。膨大な商品を扱っている関係上、各商品の品番を正確に把握しておくのは難しい。だからこそ、商品名やキャラクター名を入力するだけで商品を探したり、在庫の確認をしたりできる検索機能は重宝するという。

加えて、大塚商会のサポート力にも非常に満足していると近藤氏は語る。

「本格稼働後も何度か担当者の方が訪れ、『不安な点はないか』と都度、尋ねてくださいました。週に1回ほど、メールでご相談した際も丁寧に手ほどきしていただいて、充実したサポートが本当にありがたかったですね」(近藤氏)

『スマレジ』などのPOS連携でステップアップしていければ

『SMILE V ApaRevo』で発注・出荷指示・搬入・売上集計という一連のフローが改善された今、次に狙うのはPOS関連システムとの連携だ。

これについて吉田氏は、「比較的低コストで運用できる『スマレジ』の導入を選択肢の一つとして検討しています。『スマレジ』を『SMILE V ApaRevo』と連携させれば、レジで打ち込んだデータがそのまま『SMILE V ApaRevo』に流れていきますから、販売側の業務の低減につながります。やはり小売業ですので、システムを活用してスタッフの負担を減らし、接客する時間を増やしてもらうのが重要です」と説明する。

近藤氏も「『SMILE V ApaRevo』を導入して作業効率が向上したのは間違いありません。『スマレジ』との連携により、さらにお客様との時間を持てたらうれしいです」と賛成の意を示す。

大塚商会へ今後、期待したい点として、吉田氏はAIを活用した販売予測や、自動発注といった店舗側への負担を軽減する機能の実装を挙げる。『SMILE V ApaRevo』に集約された売上データを基に、「この時期にはこれを販売した方がいい」などと予測が立てられればチャンスロスが減ってくるのではないか、というのが吉田氏の見解だ。

「先ほども申し上げたとおり、システムはいかに人への負担を減らし、接客などのコア業務へ時間を費やすことができるかが肝になります。システム導入後は一切関与せず、面倒も見ないというベンダーも多い中、『SMILE V ApaRevo』であれば大塚商会さんの強力なサポートが見込める。こうした支援体制も業務効率化につながっているのではないかと感じています。他にシステム化をお考えの企業様がいらっしゃるのであれば、検討の余地があるのではないでしょうか」(吉田氏)

大塚商会担当者からのコメント

「店舗スタッフの皆様がお客様との時間をより長く持てるよう、今後も業務効率化をご支援いたします」

タオル美術館様からは、POS関連システムとの連携など、接客業務に注力するためのさらなる業務改善をご要望いただいています。引き続き迅速かつ丁寧な対応を心がけ、ITを活用した業務効率化のご提案を続けてまいります。

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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