『Dream Journey Cue』でDXを推進

旅行予約の基幹業務システムを『Dream Journey Cue』に刷新。多彩な商品造成とDXをともに実現

株式会社読売旅行 導入事例

サービス業101~1,000名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

国内・海外旅行の募集型企画旅行・手配旅行を手がける株式会社読売旅行は、さまざまなサプライヤーと連携していくため社内のDXを推進。45年間スクラッチ(独自開発)で運用してきた基幹業務システムを総合旅行業向け基幹業務システム『Dream Journey Cue』へ刷新し、「複数のサプライヤーとの連携で商品の多様化・充実したマイページを兼ねそろえた新WebサイトによるDX」「情報の活用やペーパーレス化による業務効率化」の両面を実現した。

  • 顧客対応の改善
  • ヒューマンエラー抑制
  • ペーパーレス化

株式会社読売旅行

導入先の概要

業種
旅行業
事業内容
国内旅行・海外旅行・外国人旅行などの企画・手配・募集販売、各種切符の販売など
従業員数
850名(正社員)(2025年4月現在)
ホームページ
https://www.yomiuri-ryokou.co.jp/

導入の狙い

  • 旧基幹業務システムを刷新し旅行商品のバリエーションを増やし社内業務の効率化を図る
  • サプライヤーのシステムと連携したWebサイト販売を構築する

解決策

  • 多様化する商品プランに適応できるシステムの導入
  • 自社業務に合わせた追加オプションを導入

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
総合旅行業向け基幹業務システムDream Journey Cueお問い合わせ

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株式会社読売旅行 導入事例(PDF:3,954KB)

導入事例詳細

読売グループならではのコンテンツで顧客を楽しませる旅行会社

事業統括本部 販売・DX担当 ジェネラルマネージャー 吉川 敦子氏

東京都中央区に本社を置く株式会社読売旅行(以下、読売旅行)は、国内・海外旅行や各種チケットの販売などを手がける企業だ。読売新聞の読者サービスから始まったという同社は、1962年の創業以来、読売新聞の記事とコラボレーションした企画を提供するなど、読売グループの強みを生かしたコンテンツで顧客をひきつけてきた。事業統括本部 販売・DX担当 ジェネラルマネージャーの吉川 敦子氏は、「野球観戦するだけでなく、読売ジャイアンツの選手と交流したり、グラウンドを見学したりできるツアーは当社ならではです。最近ですとインバウンドのお客様にご利用いただくことも多いですね」と語る。

年間のアクティブユーザーは東日本だけで40万人ほど。コロナ禍には需要が落ち込んだものの、2025年3月現在は大阪・関西万博での需要の高まりを見据えてさまざまなコンテンツを仕掛けている。

旅行業界の変化にともないDXを推進。『Dream Journey Cue』のファーストユーザーに

読売旅行では、45年前から自社開発のシステムを活用して旅行予約の手配や財務諸表の作成といった業務を行ってきた。しかし、現在利用しているシステムの保守管理が2024年7月で終了するにあたり、新規システムを導入するか、あるいは保守契約を再延長するかの決断を迫られたという。

「当時、『私たちはDXの波、時代の変化の波に乗り遅れている』という強い危機意識がありました。昔は旅行会社1社で完結できていた旅行業務も、航空会社やサイトコントローラーなど、多様なサプライヤーと連携する形態へ完全に変わってきました。さらに個人型旅行の航空運賃がダイナミックプライシングに移行したことで、DXは待ったなしになりました」と吉川氏は振り返る。

「『Dream Journey Cue』については、システムの連携を予定していた航空会社から紹介されました」と吉川氏。『Dream Journey Cue』の前身である『Dream Journey』を活用していた同業他社が多かったことも選定の後押しとなった。

「クラウドサービス型でありながら、各社固有の業務のためにオプションを開発していただけるような柔軟性があるなど、自由度が高い点も選定の決め手となりました。結果、当社が『Dream Journey Cue』のファーストユーザーとなったのです」(吉川氏)

品質管理部 部長 高野 智之氏

プロジェクトのキックオフは2021年7月。2022年11月末に個人型旅行向けのシステムをリリースした後、2023年6月に読売旅行で最もボリュームの大きい団体型をリリースした。さらに2024年4月、海外およびクルーズ向けと、手配・受注型企画旅行をリリース。開発時には、大小さまざまな要望を出したという。そのためトラブルが生じることもあったものの、その度に大塚商会とパートナーであるアイズテクノロジーが徹底的にサポートした。品質管理部 部長の高野 智之氏は、「スピード感が本当に素晴らしかったです。夜間でも対応してくださったので、日中の予約受付を止めることなくトラブルを解決することができました」と語る。

「長らく旧システムを利用していた当社の従業員にとっては、画面の見え方が変わるだけでも大問題です。さらに個人型旅行の増加にともない予約やデータの取り方も変化してくる。導入にあたっての擦り合わせや社内向けのマニュアル作成など、かなり苦労はしましたが、おかげさまで少しずつDXが進んでいます」(高野氏)

業務効率化・Webサイト改善でお客様対応に注力、サービス革新に

業務の効率化によって生み出された時間を、お客様サービスへ向けられている

読売旅行が選んだ旅行業務の基幹システム『Dream Journey Cue』は、募集型企画旅行の予約管理、顧客管理、売上管理、仕入管理、在庫管理、入出金管理、帳票の出力など、業務全般に幅広く活用されている。

現状、システムを活用する従業員は約300名に上る。

旅行の受付や予約管理を行う販売センターでは、『Dream Journey Cue』の導入によって作業が格段にスムーズになったという。東日本販売センター センター長の飯田 卓次氏は、「旧システムは予約を取るのは簡便なのですが、その分項目が少なく、欲しい予約者情報を取り出すのに一苦労でした。その点、『Dream Journey Cue』は抽出できるデータの種類が豊富。帳票出力のしやすさも雲泥の差です」と明かす。

「旧システムにはなかった、メール一括送信機能にも大変助けられています」と飯田氏。

以前は、Web予約客100名に料金値下げ案内を送りたいとき、1件1件メールアドレスを打ち込んだり、架電や郵送で対応したりと手間がかかっていた。

東日本販売センター センター長 飯田 卓次氏

メール一括送信機能を使えば、そうした大勢の顧客への情報伝達もすぐに終わらせることが可能だ。「3時間かかっていた作業が、5分で完了するようになりました」と飯田氏は笑顔を見せる。さらに飯田氏は「Web予約キャンセル時の自動取消・取消料自動計算・自動返金機能が革新的」と話す。『Dream Journey Cue』導入前、予約キャンセル時にはWeb経由だろうと電話経由だろうと一つ一つ帳票を起こして手作業で入力を行っていた。そのフローが自動化されたことで、作業量は半分に削減されたという

「業務効率化が進んだ分、文章を丁寧に作りこんだり、お客様へ提供するほかのサービスへ時間を費やしたりしています。また、時間外労働も大幅に減っていますね。旧システムの頃は、予約受付の電話対応が終わってから作業に取りかかっていたため、1時間ほどの残業を余儀なくされていました。しかし、『Dream Journey Cue』導入以降は予約受付をしながら並行して管理業務を進められますので、業務が非常にスムーズ。従業員もほとんど定時で上がれるようになりました」(飯田氏)

販売センターに勤めるのは主にアルバイトの主婦層だ。週の勤務時間が限られるため、『Dream Journey Cue』のシステムが浸透するまで時間を要した。飯田氏は、「旧システムに比べて入力項目は若干増えるが、それを入れれば便利な機能が使える」と従業員にメリットを体感してもらうことで、早く慣れるよう工夫を凝らした。

「導入当初は、電話での予約受付時にメモを取ってからシステムへ入力していた従業員も次第に直接『Dream Journey Cue』に打ち込むようになりました」(飯田氏)

Webサイトのサービス向上で利用者が増え、オンライン利用が促進されている

『Dream Journey Cue』導入によるメリットはほかにもある。その一つが、全社で使用している各種書類やExcelシートのフォーマットが急速に統一化されていることだ。「当社の事務所は全国各地にあるのですが、それぞれバラバラにデータを作成していたため、統一感が全くありませんでした。しかし、『Dream Journey Cue』の導入で多岐にわたる帳票を出力できるようになりましたので、同一の様式で書類を上げられるようになってきたのです」と高野氏は話す。

一方、吉川氏は、情報システム部に依頼せずとも各従業員が業務に応じて必要な情報を抽出できる点、Web予約の増加によりペーパーレス化が進んだ点を評価。コンビニ決済やPayPay対応など、新たな決済手段が導入できたことも評価のポイントとして挙げている。

「以前は、決済手段が銀行振り込みとクレジットカードのみでしたので、お客様へ提供できるサービスが増えたと感じています。決済代行会社とのつなぎは大塚商会さんが全て対応してくださるので、ありがたいですね」(吉川氏)

また、『Dream Journey Cue』導入後、Web予約ページの視認性も上がり、Web予約の比率が高まったという。現在、新規予約についてはWeb経由が全体の3割ほど。「昔は日帰りツアーなどでWeb予約に誘導しても『分かりづらい』との声がお客様から上がっていました。ですが、現在はさまざまなクーポンの施策も含めてお客様にWeb予約が定着してきているなと実感しています」と飯田氏は述べる。

ユーザー同士の輪を広げ旅行業界のプラットフォームに。今後のさらなる展開を期待

『Dream Journey Cue』活用の今後や大塚商会へ期待している点について、飯田氏は現場の目線から次のように語る。「お客様から何かリクエストを頂戴した際、それをスピーディーにシステムへ反映していただけるような関係を大塚商会さんと構築したい。旅行業界では、予約1件につき集客管理や入出金管理など、さまざまな付帯業務が欠かせません。こうした業務をいかに省力化していくかが収支改善の肝であり、大命題です。実務環境に沿った、ますます利便性の高い業務システムを作っていっていただければ、と思います」(飯田氏)

吉川氏は、別の視点から大塚商会へ期待を寄せる。
「『Dream Journey Cue』ユーザー同士をぜひつないでいただきたいですね。ユーザー間の交流や商品の相互販売などができるようになると、さらに新しい気づきや潮流が生まれてくるのではないでしょうか」というのが吉川氏の見解だ。
最後に高野氏は「『Dream Journey Cue』の導入により、旧システムの頃よりできることが増えた、可能性が広がったと実感しています」と、しみじみと締めくくった。

「旅行商品は煩雑ですが、ファーストタッチでも操作ができるような、究極的に人に優しいシステムを目指していただきたい。そうして『Dream Journey Cue』が、多くの旅行会社が利用する日本一の旅行予約プラットフォームへと成長していけば、当社にとっても非常にメリットが大きいのではないかと考えています」(高野氏)

大塚商会担当者からのコメント

「業務に即した改善を繰り返し、「使いやすい」と実感できる仕組みづくりを支援」

読売旅行様は『Dream Journey Cue』の初期導入企業として、実際の業務で感じられる使い勝手の面など、多くのフィードバックをいただきました。今後も業務効率化の支援にとどまらず、旅行業界全体のプラットフォームとして機能するよう、より一層のサポートと価値提供に努めてまいります。

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