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Citrix Cloud with AVD（旧WVD）
Citrix Cloudはデスクトップ環境を提供するリソースプレーンへの接続に必要なコントロールプレーン（仲介役のサーバーなど）をクラウドとしてご提供するサービスです。
Citrix Cloudの特長
VDI環境は、実際デスクトップ環境を提供するリソースプレーンと、リソースプレーンへの接続に必要な役割のサーバーなどコントロールプレーンで構成されます。Citrix Cloudはこれらのコントロールプレーンをオンプレミス環境ではなくクラウドのサービスとして提供します。そのためお客様で管理する必要がありません。リソースプレーンはオンプレミスでもクラウドでも可能です。
Citrix CloudとAVDの組み合わせ
AVD(Azure Virtual Desktop)はAzureで提供されているDaaSです。AVDに接続するためのコントロールプレーンとしてCitrix Cloudを使うことで、AVDにさらなるメリットを与えます。そのうちの一部を紹介します。
- メリット1閉域網接続が可能
- AVDの場合、自分のデスクトップ環境へのアクセスはインターネット経由で接続します。Citrix CloudではAzure環境にStore Frontを設置することでExpress Routeなどの閉域網接続経由で自分のデスクトップ環境にアクセスできます。
- メリット2柔軟な電源管理
- 仮想マシンの電源オン/オフはAzureのコストに直結します。Citrix Cloudなら曜日や時間帯での電源オフはもちろん、利用者の増減に合わせて電源をオン/オフを行うことができます。
- メリット3マスター管理
- 利用ユーザーが多くなると、管理者にとってマスタの管理が大変です。Citrix Cloudを使うと各種パッチの適用もマスタに適用するだけで利用者の仮想マシンに適用することが可能となり、管理者の運用が楽になります。
- メリット4低帯域
- 圧縮にすぐれたCitrix社独自のHDX（ICA）プロトコルでAVDのRDPプロトコルに比べ、より転送量が少なく、細い帯域でも快適に利用することができます。
- その他、Citrix CloudでもAVD単体同様にWeb会議ツールの最適化機能により、音声やビデオの処理を仮想デスクトップ側からクライアント端末へオフロードし、テレワークに必須のWeb会議ツールを快適に利用できます。
主なクラウドVDI（DaaS）
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