本社ビルに電力の「見せる化」システムを導入

日本初、国際標準通信規格による実運用を開始

平成23年9月14日第2334号

ソリューションプロバイダの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:大塚 裕司)は、このたび節電対策に役立つ電力の「見せる化」システムを本社ビルに導入いたしました。本システムは、ビル内の電力使用量を自動収集し、集中管理したうえで、リアルタイムにそのデータを確認できます。これにより、さらなる無駄の発見、削減、従業員の意識向上を図ることができます。
今回システムを構築するにあたり、国際標準通信規格IEEE1888を採用しました。民間企業における実運用システムでの利用は当社が日本で初めてとなります。

本システムでは、これまでビルマネジメントシステム(BEMS)で収集されていた使用電力に加えて、さらに詳細な使用電力のデータ収集をするため、分電盤にエネルギーモニタを設置しました。これにより、ビル全体の使用電力を統合して分析が可能となりました。
統合されたデータは、社内PCのほか、スマートフォンやタブレット端末などを利用して外部からも確認することができます。また、実績データは、広くお客様にITによる節電効果を知っていただくため、当社ホームページでも公開いたします。

当社は、2000年に全社主要事業所でISO14001を取得して以来、環境活動や省エネ活動に取り組んでいます。2003年1月に竣工した本社ビルでも、入居と同時にISO14001を取得し、環境活動を続けながら、その後LED照明や省エネPC等の導入など、更なる省エネルギー活動を行っています。
これらの活動の結果、本社ビルは東京都のトップレベル事業所の認定を受けました。
今年の夏期期間の節電については、政府より昨年最大電力の15%削減要請がありましたが、当社は社会的責任を果たすべく、昨年最大電力25%削減を目標に節電を行い、結果、この7月から9月は当社目標を大幅に超える削減を達成しました。

電力の「見せる化」画面その1

電力の「見せる化」画面その2

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