シンプル導入を追求した「HCIスターターキット」を開始

ハード・ソフトを組合せて提供、安心ワンストップサポート

平成29年5月16日 第2908号

ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚裕司)は、SANストレージやSANスイッチなど高額な専用インフラを導入しなくても、複数台のサーバー組合せで仮想的にSANストレージを構築し、シンプルに導入できる仮想化基盤「HCI(ハイパー・コンバージド・インフラストラクチャ)スターターキット」を平成29年5月26日より販売します。

昨今、サーバーやデスクトップの仮想化基盤としてHCIが注目を浴びています。従来、仮想環境の冗長化には外部接続のSANストレージやSANスイッチなどが必要で、複雑な設計や管理の煩雑さ、コスト高などが仮想化基盤導入への課題としてありました。HCIでは、SANストレージを別途必要とせず、サーバー内蔵ディスクを仮想的なSANストレージとして構成することができます。

大塚商会オリジナル「HCIスターターキット」は、米ヴイエムウェアの仮想化ソフト「VMware vSphere(R)」をプリインストールしたホストサーバー2台、管理サーバー1台の3台で構成するスターターキットです。オールSSD構成を採用する事で仮想ストレージ部分に重複排除が利きストレージ容量を有効に活用できます。

本スターターキットでは、各サーバーは日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野 隆、以下 NEC)のExpress5800シリーズを使用します。サーバーには、NECの工場で仮想化ソフトなどを事前組み込みして提供します。設置するお客様先では、お客様先の環境に合わせた設定を行うだけで仮想ストレージを利用した仮想化基盤が実現でき、導入工数が削減できると共に管理が容易になります。またストレージ容量が不足した場合には、ホストサーバーを増設することで導入後の容量拡張が容易に行え、I/O処理の性能も上がります。これにより、リソースを簡単に増設できる仮想化基盤の導入がシンプルで最小限の構成から可能になります。システムの設計、構築、サポートは大塚商会がワンストップで提供します。また、稼働後も障害監視や通報サービスによりお客様の業務システムを保守します。障害時は速やかにリモート接続で対応、物理的な障害にはオンサイトでも復旧支援します。

企業は「HCIスターターキット」を最小構成で導入し、その後サーバーとライセンス追加で容易に拡張が可能です。止められない業務システムに最適なインフラ基盤を、初期費用を抑え、無駄のない追加投資で構築できます。

スターターキット構成/価格

ハードウェア/ソフトウェア

ホストサーバー2台
NEC製Express5800/R120g-1E(オールSSD構成)
管理サーバー1台 
NEC製Express5800/R120g-1E
VMwareライセンス一式
vSphere、vSAN、vCenter専用ライセンス
価格
899万円(税別)
  • * 別途ネットワークスイッチ(10G)、UPS、バックアップソフト、ゲストOSライセンスなどが必要です。
  • * CPU、メモリー、SSD、HDD等のサーバースペックは、オプションにより増設可能です。
  • * ホストサーバー台数の増設も可能です。

設置/保守

設置・設定作業
HCIスターターキット設定、据付調整費、ラック搭載費
たよれーる保守
ハードウェア修理、運用支援保守(障害監視・復旧支援)
価格
個別見積り
  • * ゲストOS設定、バックアップソフト設定などは別メニューでの提供になります。

発売日

2017年5月26日

販売目標

30セット(発売初年度)

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お客様お問い合わせ先

株式会社大塚商会
共通基盤ハード・ソフトプロモーション部 PC・SV・ストレージプロモーション課
電話:03-3514-7582