AVILENとの資本業務提携で協業体制を強化

中堅・中小企業のAI人材育成とAI活用ソリューションを提供

2023年7月3日 第202317号

ソリューションプロバイダーの株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司)は、2023年6月にAIベンチャーの株式会社AVILEN(本社:東京都中央区、代表取締役:髙橋 光太郎、以下、AVILEN社)と資本業務提携をおこないました。この資本業務提携により、中堅・中小企業向けAI人材育成とAI活用ソリューションの提供をおこなっていきます。

生成AIの登場によってAIはあらゆる業種・業界に進出し、さまざまな部署において日常業務でAIを使い、誰もがAIを活用する「AIの民主化」が加速しています。業務でAIを上手に活用していくためには、AIに関するリテラシーの向上が欠かせません。

大塚商会は、AIによる営業活動支援のシステムを2017年に本格稼働、AIに関する社内人材育成にも積極的に取り組んできました。社内教育ではAVILEN社のDX/AI人材育成支援サービスを活用し、日本ディープラーニング協会(JDLA)のG検定・E資格を、2023年5月時点で726名の社員が保有しています。

今回の資本業務提携により、大塚商会とAVILEN社では、中長期的な戦略に基づきコラボレーション戦略会議を定期的に開催し、両社の技術陣が一体となり、生成AIを踏まえた仕事の未来を共に考えていきます。第1弾として、AVILEN社のDX/AI人材育成サービスを、生成AIも含めた品ぞろえとして、中堅・中小企業向けに共同開発し、大塚商会から提供します。

概要

取引手法既存株式譲受による資本業務提携
取得金額1,900,038,000円
取得日2023年6月

大塚商会は、AVILEN社とのビジネスシナジーの拡大を図り、AI関連ソリューションの開発・提供を積極的におこない、中堅・中小企業のDX推進に貢献していきます。また、AIを使いこなす人が中心となる社会を目指した中長期的な事業強化の一環であり、企業におけるAI活用とAI人材育成を支援することにより、「AIの民主化」をさらに推進していきます。

今回の発表にあたり、各社のコメントは次の通りです。

大塚商会 執行役員 山口 大樹

大塚商会は、今回の資本業務提携を通じて、当社のお客様に対し以下のような価値を提供します。まずAIを使いこなすための人材育成支援サービスを拡充し、お客様の業務に適したAIの活用法をお届けします。また当社の中長期的な経営戦略に基づき、生成AIやデータサイエンスのノウハウを活かし、AIソリューションの開発・提供を積極的に展開していくことで、お客様のDX推進を強力にバックアップします。このように、顧客ニーズに合わせたAI人材育成とAIソリューションの提供を通じて、大塚商会はお客様のビジネスの成功を支援します。個人的にも私自身のE資格取得で大変お世話になったAVILEN社と資本業務提携を締結することができ大変嬉しく思っています。

AVILEN社  CEO 髙橋 光太郎 氏

AVILENは、テクノロジーで日本を豊かにするために、AIソフトウェアの開発、実装やビルドアップパッケージ等のAIソリューションを提供させていただいております。大塚商会は、AIによる営業活動支援のシステム化を実現し、営業担当が高度なAIエンジニア資格、E資格を取得するなど、技術への深い理解とDXのレベルが極めて高い企業だと認識しております。これからの最新のテクノロジーを多くの人々に届ける取り組みにおいて、最良のパートナーであると確信しています。今回の資本業務提携を通じて連携を深め、生成モデルなどのAIを活用したソフトウェアやビルドアップパッケージを、より広範囲の人や企業に届ける活動を一層加速させます。

お客様からのお問い合わせ先

株式会社大塚商会
トータルソリューショングループ AIビジネス推進課
e-mail: aisuishin@otsuka-shokai.co.jp