Clip #458 ジョブズと禅 前編

2021年8月6日公開分のアップルクリップの番組サマリーをお届けします。

今週のAppleCLIPは、Zoomを使って収録しています。

番組サマリー

今週のAppleCLIPは、作家の柳田由紀子(やなぎだゆきこ)さんをカリフォルニアのロングビーチからZoomでお迎えして、【ジョブズと禅】と題して2週に渡ってお話を伺ってまいります。

ここのところ、ジョブズ氏のお話が続いていましたが、夏休みにお楽しみいただければ幸いです。

さて今回のお話は、新潮社で編集者として活躍されていた柳田さんがスタンフォード大学でジャーナリズムを学んだことがきっかけになり、カリフォルニアに移り住んだところから始まります。

アメリカでも、執筆や翻訳などの活動をされていた柳田さんに、「ゼン・オブ・スティーブ・ジョブズ」の翻訳の依頼が舞い込みます。

それまで、Apple製品に魅力を感じていた柳田さんですが、ITなどに詳しかったわけではありませんでした。

そして、ジョブズ氏が亡くなった2011年に緊急出版されたこの本を翻訳されたことがきっかけで、8年がかりで取材を続けて、ジョブズ氏、ひいてはAppleに多大な影響を与えた日本人、乙川弘文氏の本「宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧」を書き上げられたのです。

リスナーの皆さんも、ジョブズが日本贔屓(にほんびいき)で、寿司や蕎麦を好んで食べたり、禅に学んでいたことはご存じかと思います。ただ、Appleのプロダクト開発におけるモノやコトの捉え方にまで禅が大きく影響を与えていたことは、あまりご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

若きジョブズがインドから失望とともに戻った後に禅僧乙川弘文氏と出会い、ボードだけのマシン「Apple I」を生み出したときには深夜に裸足で弘文氏の自宅を訪ね、そしてAppleを追われるように去った後も自宅に弘文氏を住まわせたり、山中の禅堂まで訪ねたり、ジョブズ氏と弘文氏の接点は枚挙にいとまがありません。

一方、弘文氏は女にだらしがなく、約束の時間も守らず、ときには姿も見せず、酒に弱いのにアルコールに溺れて収監されたこともあったのだとか。

柳田さんのお話や、柳田さんが書かれた「宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧」でぜひ弘文氏の人となりに触れ、Appleのプロダクトにも反映された禅の本当の姿を捉えてください。きっと、無関係そうな点と点がつながって線になることと思います。

詳しくは、AppleCLIPで。

  • *収録を終えて SatoRichman

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次回予告

Clip #458 ジョブズと禅 後編

公開予定日:2021年 8月12日

GUEST PROFILE

柳田 由紀子(やなぎだ ゆきこ)

作家、ジャーナリスト

1963年、東京生まれ。1985年 早稲田大学第一文学部演劇専攻卒業後、新潮社入社。月刊「03」「SINRA」「芸術新潮」の編集に携わる。1998年、スタンフォード大学他でジャーナリズムを学ぶ。現在、アメリカ人の夫とロサンゼルス郊外に暮らす。著書に「二世兵士 激戦の記録─日系アメリカ人の第二次大戦」(新潮新書)、翻訳書に「ゼン・オブ・スティーブ・ジョブズ」(集英社インターナショナル)などがある。

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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