番組サマリー
今週のAppleCLIPは、Macintoshを買ってどん底から抜け出したというイラストレーターのラジカル鈴木(らじかる すずき)さんを赤坂のスタジオにお迎えして、【どん底Macintosh物語】と題してお話を伺ってまいります。
ラジカル鈴木さんは、今や映画や演劇のポスターや雑誌や小説のカバーなどで大活躍されている売れっ子イラストレーター。
でも、デザイン学校を卒業されてデザイナーからイラストレーターになるために、極貧生活を体験したり、苦節生活を続けられたそうです。
そんなある日、秋葉原で中古パソコンの販売会社を興したお兄さんのすすめで、当時とても高額だったMacintosh IIcxを購入したのだとか。
でも、IllustratorやPhotoshopはプロ向けで操作がとても難しく「使えたもんじゃない」と感じたそう。
しかし、いつの間にかそんなMacintoshで絵を描くことにハマり、試行錯誤の末、苦節生活から脱却されたそうなのです。
そうした、1984〜1999年の苦悩するクリエイターだったラジカル鈴木さんの生々しい失敗の日々。その後にブレイクスルーした理由などを振り返る、人生の指南書が発売されました。クリエイターを目指す方や、Macintoshを愛する方、バブル期の懐かしい雰囲気を味わいたい方におすすめの一冊です。
『デザイン無宿: どん底クリエイタア物語 (himalayaBOOKS)』ラジカル鈴木著
詳しくは番組で。
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次回予告
Clip #529 もうすぐMacintosh40周年
公開予定日:2023年6月2日
GUEST PROFILE
ラジカル鈴木(らじかる すずき)
イラストレーター・アーティスト
幼少期よりお絵描き一筋で育つ。モチーフは学生時代より、飽くなき人間への愛と興味から人物、顔。 1990年にMacintosh IIcxを導入。それまでの普遍性、アナログ手法に加え、試行錯誤の末デジタルならではの処理が加わり最先端の時代性が合体、独自の世界観を構築。ピクセルやベクトルにより組み立てられたアートは増殖。1996年より国内外のコンペティションを多数受賞。ジャンルを超えコマーシャル、エディトリアルを中心に手がけた仕事多数。鑑賞者は、その無表情に描かれた顔の中に、鏡のようにそれぞれの感情を読み取る。何故なら人類約79億人、それぞれが似て非なる顔と感性を持つが故。近年は手法にこだわらず、人間の表面と内面の窓、顔にアプローチし続けている。
『デザイン無宿: どん底クリエイタア物語 (himalayaBOOKS)』ラジカル鈴木著
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