リノベーションは大変
2024年1月26日公開分のiPhone Business Networkの番組サマリーをお届けします。
番組サマリー
大塚商会の本社ビルって12階建てなんですが、僕のいる8階をリノベーションしたんです。
当社ではよくあるケースなんですが、新しいことをする際はまず試験的に導入してみて、あれこれ課題や問題点などを洗い出すんです。
このリノベーションも、オフィスをフリーアドレス化するという働き方を大きく切り替えるための実験でもあるんです。その実験の最初の導入がたまたま僕のいる8階のフロアだったわけなんです。
実際に作業を始めてみると、ほんとにいろいろ大変なことが起きるんですよ。
まずは、業者さんが「勘弁してください」と言うくらいの大変なゴミの量。
モニターも全部処分するし、ケーブルや書類だって廃棄するので、それはそれはすごい量なんですよ。1フロアで240人以上のスタッフがいるわけですしね。
実はこの収録日が、晴れて新しいオフィスに初出勤する日だったんですが、素晴らしいリノベーションが完成していて感動的だったんですよ。
特に壮観だったのが、27inchのアーム付きモニターがずらりと並んだフリーアドレスのエリア。
このモニターからTypeCのケーブルが出ていて僕は普通に仕事を始められたんだけど、何人かが表示ができないということで困っているわけ。調べてみたら、旧世代のパソコンだと給電しながらモニターに画像を出力するということができないものもあるようなんですよね。
中にはモニターには表示できるんだけど、給電ができないとか、表示が不安定だとか、いろいろな問題があることが分かったんですよ。
新旧パソコンのスペックの問題、それにTypeCにもさまざまな規格があったり、ケーブルの役割がいろいろと違っていたり、ACアダプターにもいろいろな規格や出力の違いがあったりして、なかなかのカオスなんです。
最初は、このモニターを選んだやつは誰だみたいな話になったりしたんだけど、結局はTypeCのケーブルとパソコン側の規格の問題だということになったんですけどね。
TypeCのケーブルも100円ショップで買ったものや、MacBookやiPhone、iPadなどに同梱(どうこん)されているものなど、そのレベルもマチマチですし。
今回のリノベーションで気付いたんですが、環境を新しくする際はある一定の運用のルールなどを明確にしないといけないということ。
例えば、今までは部署ごとにプリンターの経費を持っていたんですが、フリーアドレス化してからその経費はどうするのかとか、プリント用紙の充塡(じゅうてん)は誰がするのかとか。それに忘れ物をどう管理するのかとか。
しかも、8階だけで机が100席以上あるんですが、そこに在籍しているスタッフ数は240人いるんですよ。ロッカーは全員分あるんですが、もし全員が一度に出社したら机が足りないんですよ。
リノベーションも完成して、とても気持ち良いオフィスができたんですが、新しいことをする場合は本当にいろいろな問題が生じるということも感じました。まず試験的に導入してみて、あれこれ課題や問題点などを洗い出し、みんなで問題を改善するということが本当に大切だと思います。
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