AIグラスが次々に登場
2024年3月22日公開分のiPhone Business Networkの番組サマリーをお届けします。
番組サマリー
ちまたでは、Apple Vision Proの話題で賑(にぎ)わっていますよね!
IT系のライターさんや開発者の皆さんは、カリフォルニアやハワイに買いに出掛けたり、アメリカから送ってもらったりと、あれこれ工夫をして入手しているようですが。
先日は、Ray-BanとMetaのスマートグラスを弓月さんがご紹介しました。今回の収録で紹介してくれたのは、シンガポールのAIグラス企業であるBrilliant Labs(ブリリアント・ラボ)が開発した、いろいろなAIと連携できるマルチモーダルAIアシスタントを搭載した世界初の眼鏡「Frame(フレーム)」。
この新製品は、Pokémon GOで知られるNianticのCEOでARのパイオニアとも言えるジョン・ハンケ氏が支援を行っていることでも話題になっていますよね。その他にもオキュラスやSiriの共同創業者、iPhoneの元開発メンバーなども投資をしているそうです。
Frameは歩いていて見えるものを翻訳してくれたり、読んでいる本を翻訳してくれたり、ホワイトボードを作成して同僚と共有してくれるほか、音声認識でChatGPTとかも活用できるなど、使い方は幅広く、生活のアシスタントといった感じです。
開発者は元アップル社員で、現在はブリリアント・ラボのCEOのバック・タヴァンガー氏。
Frameには、AIアシスタント「Noa(ノア)」を搭載していて、アイアンマンのジャービスみたいな存在らしいんですが、ノアの箱舟が語源なんですかね。
Frameは普通の眼鏡のような細いフレームで、円形のレンズです。ジョン・レノンやスティーブ・ジョブズ、ガンジーなどをオマージュしてデザインされているんだとか。
見た感じ一般的な眼鏡と見分けがつかないほどのスタイリッシュなデザインなんですが、そのデザインのシンプルさってメガネ型のウェアラブルデバイスにはとても重要ですよね。
さらにFrameカメラもついているんですが、このカメラでは撮影ができないそうです。
そうやって、盗撮や著作権やプライバシーの保護などの対策ができているということでしょうね。
さらにFrameはナイロンプラスチック製で、わずか39グラム!
普通の眼鏡同様に一日中着用できる快適さは見事です。
ちなみに、大塚商会でも多くのメガネ型デバイスやゴーグルを取り扱ってきました。
今、翻訳できるAIグラスを開発中で、ビジネスモデルとして立ち上げつつあるんですよ。
こういったデバイスは、コンシューマに爆発的には受け入れられず、そのうち頭打ちになってビジネスシーンに進出し始めるんですよね。僕はそれぞれのデバイスが、どういうビジネスソリューションに展開して行くのか興味深いんですよ。
弓月さんは、ウェアラブルエキスポなどで多くのデバイスを見ていて、日本のAIグラスは倉庫の管理をするとか、手元作業で指示が見えるなどの展開が多かったけれど、社員の健康管理などの展開も増えているんだそうです。
さらに大谷翔平さんがAIグラスを付けていたと話題になって、そういった話題で爆発的に浸透することもあるのではと。
しかし、課題は長時間使うための軽さや電池の駆動時間などになるんでしょうね。
皆さんが電車でスマートフォンを使っているように、一億総メガネ時代になるのかもしれませんよね。
僕は、AIの機能で視度補正や乱視の補正、小さな文字の拡大表示などをしてくれるようになるとうれしいんですけどね。
大塚商会では、iPhoneやiPadをはじめとするApple製品の選び方や価格、活用のご相談なども分かりやすくお答えします。お気軽にご連絡いただければ幸いです。
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