森村学園中等部・高等部 江口 徹

2022年5月20日公開分のTeacher's CLIPの番組サマリーをお届けします。

今週のTeacher's CLIPも、Zoomを使って収録しています。

番組サマリー

一人1台のICT環境。新校長のもとさらに進化が加速!

森村学園中等部・高等部は横浜市にある男女共学の中高一貫校で、各学年でおよそ190名の生徒が通っています。緑豊かな場所にあり、生徒たちはのびのびと過ごしています。ICT環境としては、各教室にWi-Fiが完備されています。生徒たちは一人1台の2in1PCを携えて学園生活を送っています。

緑豊かでのびのびとした学習環境

また2022年度からは新しい校長を迎えてさらに進化が加速しました。挑戦・活躍・貢献をキーワードに、生徒だけでなく教員も「イノベーションシート」というシートで計画を立てています。個人単位、学年単位、チーム単位とあるので、生徒よりも教員の方がシートを書いているかもしれません。

「Teams」をプラットフォームとした部活でのICT活用

映像・画像を用いて選手の動きを視覚的に確認

ICTは部活動でも積極的に活用していて、主に「Teams」をプラットフォームとして使っています。私が顧問をしているサッカー部では、練習の様子を高い所から撮影、その動画を「Stream」を使って共有しています。ほぼ毎回の練習で動画を撮影しているため、1年半でおよそ300本の動画が溜まりました。

ほかにも「Forms」を使って体温チェックや試合の反省を集計したり、ボールを持っていないときの動き方を「PowerPoint」で確認したりしています。またコロナ禍の休校期間中には「Teams」を使ってオンライン部活をしました。Jリーガーに私がオンラインでインタビューした動画を配信したこともあります。

ICT導入で探究する力と双方向のやりとりが増大

ある部員に「動画をどのように活用をしているの? 」と聞いてみたところ、「1回目は自分に集中して見て、2回目・3回目にはチームメイトの目線、相手の目線で自分のプレーを振り返ります」という回答が返ってきました。適切なアプローチをすれば、生徒自ら探求していくのだと嬉しくなりました。

ICTを使って主体的に課題解決を図る生徒たち

また、生徒同士の双方向の関わりは明確に増えました。サッカーというのは複数人が自由に動く複雑な球技。課題点を双方向性でやり取りするには、サッカーに詳しいことよりも抽象的な課題を紐解いて考えることをできるかが大切です。その型みたいなものが彼らの中でできあがっていったのではと考えています。

ICTの活用は必須! これからの教員に求められる力とは?

これからの教員はオンライン上でコミュニティを運営する力が必要になってきます。リアルとオンラインとが融合した環境の下で、クラス・校務分掌といったチームを運営する力です。メンバーが主体的に活動し、自走できる環境をいかに実現できるかが運営者である教員に問われるようになってきます。

そのためにはICT活用による仕事の効率化やシェアが不可欠です。これなくして教員に求められる仕事を組織として維持していくことは不可能だと考えています。いまやICTに向き合うことは必須です。そしてこれからは授業以外でのICT活用がますます求められるようになっていくのではないでしょうか。

番組視聴はこちらから

GUEST PROFILE

江口 徹(えぐち とおる)

森村学園中等部・高等部

2016年より学校法人森村学園中等部・高等部保健体育科専任教諭。2018年よりサッカー部顧問。Microsoft認定教育イノベーター2020-2022。技能レベルに関係なく「できる・分かる・やってみたい」の要素がある授業・部活動を目指す。

『ICTで主体性を引き出す部活動』(前編)|江口 徹(森村学園中等部・高等部)|iTeachers TV ~教育ICTの実践者たち~【Vol.264】 【YouTube】

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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