- 業種
- SaaSプロバイダー
- 事業内容
- 個人及び組織のハピネス向上を目的とするソフトウェア・サービスの提供
- 従業員数
- 25名(2025年3月末時点)
- ホームページ
- https://happiness-planet.org/
『SMILE』と『eValue』で見積り・請求業務を効率化

株式会社 ハピネスプラネット 導入事例
サービス業1~100名ERP・基幹業務・業務管理文書管理・電子契約・ペーパーレスモバイル・タブレット活用営業・業務プロセス効率化紙文書の管理・活用
組織のつながりの強化に貢献するアプリなどを提供する株式会社 ハピネスプラネット。請求業務の効率化を考えていた同社は、改正電子帳簿保存法への対応を迫られたのを機に、『SMILE V Air 販売』と『eValue V Air』を導入。ボトルネックが解消され、請求書発行がスピーディーになるなどの導入効果が表れている。
- 業務効率の向上
- 生産性向上
- 社内の情報共有
2025年6月取材
株式会社 ハピネスプラネット
導入先の概要

導入の狙い
- 請求業務など営業活動でボトルネックとなっている課題を解消したい
- 見積書・請求書の承認フローを円滑にスピードアップしたい
解決策
- 『SMILE V Air 販売』と『eValue V Air ドキュメント管理/ワークフロー』を導入し、営業セクションの業務課題を解決する
導入したメリット

導入システム
| 製品カテゴリー | 製品名・型番 | お問い合わせ |
|---|---|---|
| クラウドSaaS型基幹業務システム | SMILE V Air 販売 | お問い合わせ |
| クラウドSaaS型グループウェア | eValue V Air ドキュメント管理/ワークフロー | お問い合わせ |
株式会社 ハピネスプラネット 導入事例(PDF:3,209KB)
導入事例詳細
データとテクノロジーで、世界の幸せの総量を増やす

ハピネスプラネットの本社は、東京・国分寺市の日立製作所中央研究所内にあり、打ち合わせなどで従業員が自由に使えるオープンスペースが充実している
株式会社 ハピネスプラネット(以下、ハピネスプラネット)は、「データとテクノロジーで、世界の幸せの総量を増やす」をミッションに掲げ、生成AIを活用したエンゲージメント向上ツールや、ウェルビーイングリーダー研修など、人と組織が持つ潜在能力を引き出す革新的なサービスを提供する会社だ。2020年に株式会社日立製作所(以下、日立製作所)からスピンオフして創業した。
創業者で代表取締役 CEOの矢野 和男氏は、もともと日立製作所の半導体研究者だった。その後、同社が2003年に半導体事業から撤退したことを機に、ウェアラブルセンサーなどを用いて実組織のデータを大量に収集・解析する研究にシフト。データから、幸福で生産的な人や組織の姿を明らかにしてきた。その知見やノウハウを基に、独自の生成AIを活用して人と組織が持つ潜在能力を引き出すサービスの開発や提供を目指して設立したのがハピネスプラネットである。

執行役員 CMO フロントGr 副グループ長 松村 健一氏
「膨大な計測データを、幸福や健康な生き方などを科学的に研究する『ポジティブ心理学』と掛け合わせ、エンゲージメントの向上によって組織のつながりを強くするサービスへと発展させました。これが、ユーザーが「投稿」と「応援」を継続的に繰り返すことでフラットにつながる組織を作り出せるアプリ『Connect』です」と説明するのは、執行役員 CMO フロントGr 副グループ長の松村 健一氏だ。ほかにも、従業員がサーベイに回答するとAIによるコーチングが受けられる「Energize」、矢野氏による講義などで構成されるリーダー育成プログラム「Juku」、創業者や社長の哲学・考え方などを生成AIで言語モデル化し、従業員に浸透させる「社長 Bunshin」を展開する。
「人は、自分が余裕を感じられるコンフォートゾーンにいると居心地は良いですが、それはウェルビーイングが高い状態にあるとはいえません。新たなチャレンジを始め、コンフォートゾーンから出ることを心地良く感じるスキルをもって、成長を実感できることこそがウェルビーイングの神髄です。ウェルビーイングが浸透した従業員が多い組織は、高い利益を生み出している事実が分かっています。弊社のサービスは、従業員の方々がウェルビーイングの”旅”に出ることを支援しているのです」(松村氏)
ユーザー数の増加に伴い、販売管理のシステム化を検討

フロントGr シニアセールスアーキテクト 原田 学氏
創業からまだ5年ほどではあるが、現在では四つのサービスの提供先、300社近い顧客を抱えている。
「顧客企業1社の中でも、人事、営業などの部門ごとにご契約いただくケースも多いため、実際のユーザー数は300件を大きく上回っています。サービスの拡充とユーザー数の増加に伴って、受注管理や見積書の作成、請求書発行などの業務量も増大しました」と説明するのは、営業を担当するフロントGr シニアセールスアーキテクトの原田 学氏だ。
ハピネスプラネットでは、見込み客の管理や受注管理などを創業以来Excelで行ってきた。従来はユーザー数がさほど多くなかったので、Excelで十分管理できていたのだ。しかし、契約社数が300以上にも及ぶと支障を来すようになってきた。

フロントGr リードコークリエイトアーキテクト 関 真理絵氏
カスタマーサクセスを担当するフロントGr リードコークリエイトアーキテクトの関 真理絵氏は、「Excelで作成する見積書や請求書の数が大幅に増え、管理が難しくなりました。例えば、以前は社内のサーバーに共有フォルダーを作って見積書を管理していましたが、フォルダーへの保存を忘れてしまう担当者もいて、抜け漏れが生じていました」と振り返る。また、何度か修正があった場合、全ての見積書をフォルダーに保存する担当者もおり、どれが最終版なのか判断できない問題も発生していた。
電帳法に対応するために導入を決定

コーポレートGr エコノミクスアーキテクト 八木 喜輝氏
Excelで作った見積書を共有フォルダーに保存するという方法自体に問題があると感じた同社は、受注管理から、見積書、請求書の発行および管理までを合理化する販売管理システムの導入を決断。
「以前からシステム導入は検討していましたが、決定を後押ししたのは改正電子帳簿保存法(以下、電帳法)の施行です。法令に対応するには、従来のやり方で管理するわけにはいかないと考え、導入に至りました」と語るのは、財務経理を受け持つコーポレートGr エコノミクスアーキテクトの八木 喜輝氏である。
自社業務に応じた画面設定で高められたユーザビリティー
ハピネスプラネットが選定したのは、大塚商会のクラウドSaaS型基幹業務システム『SMILE V Air 販売』と、クラウドSaaS型グループウェア『eValue V Air ドキュメント管理/ワークフロー』の組み合わせだった。八木氏は、大塚商会を選んだ理由を次のように挙げる。
「弊社は日立グループの1社なので、導入するシステムのセキュリティ要件などについては日立製作所の厳格なルールに従わなければなりません。また、『この部分は新たなシステムを導入したいが、この部分は日立グループのシステムを使う必要がある』といった使い分けは必至でした。こうした場面でも、大塚商会さんなら柔軟に対応してくれると思いました。中小企業へのシステム導入の経験が豊富で、私たちの事情も踏まえた提案をしてもらえると感じたからです。実際、そのとおりに状況をよく理解し、最適なシステムを提案してくれました」
八木氏は、大塚商会の対応力の高さも評価している。「『SMILE』シリーズは、例えば卸売業など“モノ”を扱う企業向けに開発された販売管理システムなので、弊社のようにSaaSのサービスを提供する企業には合わない項目もあり、私たちのユーザビリティーを高めるため、システムで作成する請求書のフォーマットを従来のフォーマットに合わせるなど、細かい対応をしてくれたことにも感銘を受けました」と明かす。

請求書発行のリードタイムが最大で1日短縮された

同社のサービスの契約は基本的に1年単位。翌年には『SMILE V Air 販売』に新たな受注情報を入力する流れだ
ハピネスプラネットの『SMILE V Air 販売』は、2024年4月に本稼働を開始した。見積書の作成はExcelから『SMILE V Air 販売』へと移行。受注すると、見積書の情報がそのまま受注登録へ引き継がれ、請求書の発行までが一度の入力で一貫して行えるようになった。
特に大きな導入効果を実感しているのは、請求書の発行がスピーディーになった点である。以前は1名の請求書担当者が、各営業担当者からの要請を受け、全てのユーザー企業分の請求書を発行していた。その業務フローを、5~6名の営業担当者が自分たちで請求書を発行する方法に変更したのだ。
「システム導入前は、請求書担当者に頼まないと発行できなかったので、急ぎのお客様を待たせてしまったり、担当者一人に負担がかかったりしていました。それが今では、『SMILE V Air 販売』を使って自分たちで発行できるようになり、最大で1日程度の時間短縮を実現できました」と原田氏は効果を語る。
「営業担当者が自分たちで請求書を発行するようになった結果、入金確認や回収まで責任を持つ自覚が見られるようになったことも、貴重な効果だと思います」と語るのは八木氏だ。
時間短縮の観点では、『eValue V Air』導入によって見積書の承認までのスピードが速まったことも大きい。
「以前は、メールに見積書を添付してやりとりをしていましたが、承認者がメールを見落としたり、確認するまでに時間がかかったりして承認が遅れ、お客様にすぐ回答できず、焦ることもありました」と原田氏は振り返る。その点、『eValue V Air ワークフロー』を使えば、承認者がいつ、どこにいてもスマートフォンで申請を確認できるので、スピーディーに承認可能だ。松村氏は、「承認者側としても、非常に便利でありがたい機能です」と高く評価する。
さらに、承認を受けて営業担当者が発行した見積書や請求書は、自動的に『eValue V Air ドキュメント管理』に保存される、電帳法に対応する体制も整った。
八木氏は、「今後、『eValue V Air ワークフロー』で承認できる事項を増やすなど、さらなる活用を進めたい」と展望を述べた。同社の業務変革はますます進みそうだ。
大塚商会担当者からのコメント
「『SMILE』に蓄積されたデータ活用の方法もご提案します」
株式会社 ハピネスプラネット様からは、『SMILE V Air 販売』に蓄積される販売実績などのデータ分析を行いたいとのご要望をいただいています。今後、ニーズに沿ったデータ活用の方法についてもご提案します。

- 印刷して上司への説明に
- 印刷して稟議書に添付して
- 印刷して会議資料に
株式会社 ハピネスプラネット 導入事例(PDF:3,209KB)
- * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
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