ウイルス感染対策と電気料金の削減を同時に実現

学童保育施設の安全性を高めるため除菌LED照明にいち早く着目し、ウイルス・細菌感染の対策を強化

一般社団法人キッズベース あすなろ館児童クラブ 導入事例

学校1~100名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

一般社団法人キッズベース あすなろ館児童クラブは、学童保育施設の安全性を高めるために除菌LED照明にいち早く着目。蛍光管照明を全面的に交換することで感染対策を強化している。3教室・計51本の設置工事をわずか3時間で完了。高騰する電気料金の削減対策としても顕著な効果をもたらしている。

  • ウイルス感染対策
  • コスト削減

一般社団法人キッズベース あすなろ館児童クラブ

導入先の概要

一般社団法人キッズベース あすなろ館児童クラブ

業種
教育
事業内容
あすなろ館児童クラブなど群馬県伊勢崎市で五つの民間学童保育施設を運営。常時350名の児童が利用。
職員数
40名(2023年3月現在)
ホームページ
https://kids-base.net/

導入の狙い

  • ウイルスや細菌の感染対策を強化したい
  • 高騰する電気料金を削減したい

解決策

  • 現地調査による適正配置を実施し、施設内の蛍光管照明を除菌LED照明へスピード移行

導入したメリット

除菌LED照明による感染対策で施設の安全性が向上/消費電力の少ないLED照明で照明にかかる電気料金を削減

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
除菌LED照明『LFIRJO40-29N50P8A/40形LED/除菌タイプ』
51本
お問い合わせ

この事例を印刷、保存しますか?(無料)*内容は同じです

整形ずみPDFを入手

一般社団法人キッズベース あすなろ館児童クラブ 導入事例(PDF:3,317KB)

導入事例詳細

児童の健全な育成を支援する、五つの学童保育施設を運営

六本木 裕介氏

一般社団法人キッズベース 理事
あすなろ館児童クラブ 施設長 六本木 裕介氏

一般社団法人キッズベースは、群馬県伊勢崎市で民間学童保育施設を運営している。小学校に就学している児童で、かつ保護者の就労・疾病・介護などにより昼間留守になっている家庭の児童を対象に、学校の放課後や長期休暇時に家庭に代わる生活の場を提供。保護者や地域との連携を密にしながら、支援員が子どもの適切な遊びや生活を支援することで、児童の健全な育成を図ることを目的としている。

具体的には、(1)情緒が安定した生活ができるように家庭的な雰囲気を保つ、(2)積極的な戸外遊びをすることで基礎的な体力・運動能力を身につける、(3)複数人または異学年との関わりを持つことでコミュニケーション能力を身につける、(4)宿題や読書を通して学力を身につけることを保育目標に掲げている。

現在は、あすなろ館児童クラブ(広瀬小学校区)、くるみ児童クラブ(境剛志小学校区)、あおば児童クラブ(茂呂小学校区)、たけのこ児童クラブ(境東小学校区)、アイビー児童クラブ(宮郷小学校区)の五つの施設を運営。このうち、1982年に開設されたあすなろ館児童クラブが最も歴史が古い施設だ。

2023年4月に同法人の理事に就任した、あすなろ館児童クラブ 施設長の六本木 裕介氏は、「今の子どもたちは、家でゲームやスマートフォンなどで遊ぶことが多いのですが、あすなろ館児童クラブでは、基本的に宿題以外はメディア端末を使わず、宿題や読書、外遊びの時間をカリキュラムに組み込んでいます。学校の宿題は必ずここで終わらせ、また一人で本を読む習慣を身につけ、外で元気よく遊ぶことを奨励しています」と語る。

近年はICTの環境整備や感染症対策にも注力している。今の小学生は、文部科学省のGIGAスクール構想によってタブレットが支給され、宿題をタブレット上で行うケースが増えている。それに伴いあすなろ館児童クラブでは、全児童が一斉にアクセスしても快適に利用できるWi-Fi環境を整備している。また、子どもたちの安全を守るために防犯カメラ4台や自動体外式除細動器(AED)も設置。保護者との連絡用にはスマートフォンアプリを活用している。さらに周辺地域には、外国籍の移住者も多く居住しており、子どもは日本語が話せても保護者は日本語が通じないケースがある。そのため、携帯型翻訳機『ポケトーク』も導入し活用している。

除菌効果のあるLED照明で、電気代の節約と除菌対策に着手

その一方で、新型コロナウイルスなどの感染症対策も強化。以前から設置していたアルコール消毒に加え、除菌効果のあるLED照明を施設内に設置することで、電気代の節約とウイルスの除菌対策を同時に行う取り組みに着手した。

「最近は電気料金が高騰し、実際に計算したところ以前から35%もアップしていました。そのため、従来の蛍光灯からLED照明に全面的に切り替えることで、電気代を削減することが大きな目的の一つでした。そのうえ、ウイルスまで除菌できるLED照明があることを知り、早速導入することにしたのです」(六本木氏)

そのきっかけになったのは、関連施設の職員から除菌効果のあるLED照明があることを聞いたことだ。六本木氏がインターネットで検索し、調べてたどり着いたのが大塚商会のWebサイトで紹介されていた除菌LED照明だった。

「除菌LED照明は、ほかのネットショップでも販売されていましたが、品質面で不安がありました。その点、大塚商会さんが取り扱っている製品は、純国産品で信頼性が高く、病院施設などでも豊富な導入実績があるので安心感がありました。大塚商会さんに問い合わせたところ、すぐに営業担当者が駆け付けてくれました。そのときに、電気工事資格者による配線工事が必要になることや、照射時間や照射距離によって除菌効果に差が生じることなど、除菌LED照明のメリットだけでなく、デメリットも含めてきちんと説明してくれたので、このベンダーは信頼できると確信しました」(六本木氏)

人体に影響のない安全な仕組みで、多種多様なウイルスや細菌を除菌

除菌LED照明の導入に先立ち、まずは大塚商会による現地調査を実施。従来の蛍光灯と同じ照明器具を流用するため、施設内で取り付ける部屋と本数を確認し、それらがサビなどで劣化していないかきちんと調べていった。そのうえで、施設内の照明器具の規格に合った最適な除菌LED照明を選定した。

具体的には、29Wの直管型LEDランプ『LFIRJO40-29N50P8A/40形LED/除菌タイプ』を51本、第一・第二・第三教室と各トイレなどに導入することになった。その特長は、日亜化学工業製の405nm白色LEDチップと専用のLEDカバーを使用することで、人体には影響のない可視光線域の波長で除菌効果を生み出す仕組みになっている点だ。

除菌対象は、新型コロナウイルス(オミクロン株)、インフルエンザウイルス、緑膿(りょくのう)菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌、O157など多岐にわたる。また、新型コロナウイルスを滅菌ボックスの中で照度10,000luxの光で照射した試験では、3時間で99%の不活化効果が確認されている。実環境では空調の影響なども考慮する必要があるが、そのメリットは極めて大きいという。

51本の設置工事がわずか3時間で完了

「大塚商会さんの迅速な対応により、信頼性の高い除菌LED照明を短期間で導入できたことも大きな成果です。電話で問い合わせてから2週間後には現地調査が完了し、後日実施した51本の設置作業もわずか3時間程度で完了しました。おかげで、子どもたちが学校から帰って来る前に、新しい照明に全て切り替わっていました」(六本木氏)

以前の蛍光灯よりも明るさもアップした。しかし、目に飛び込んでくるようなまぶしさはなく、全体を包み込むような柔らかい明るさなので、児童たちは違和感を覚えることなく、いつも通りに施設内で過ごしているという。

「子どもたちが肌で感じていることは、トイレが特に明るくなり、即座に点灯するようになったことです。以前は、スイッチを押してから点灯するまでにタイムラグが生じていたので、驚いたような表情で喜んでいます」(六本木氏)

施設内の感染リスクが低減し、照明を交換する手間と時間も削減

学童保育施設は、子どもたちが学校にいるときよりも、5~6人で密になって過ごす時間が多い。そのため、以前から行っているアルコール消毒や検温に加え、除菌LED照明の設置でウイルスや細菌の感染対策が格段に強化された効果は大きい。特に幼い子どもが感染しやすい細菌類も照明の光で除菌できることは画期的だという。

「蛍光灯は、地震などで落下するとガラスが散乱して大けがにつながりますし、中に入っている有害な水銀を含むガスを吸い込む危険性もあります。一方で除菌LED照明は、ポリカーボネートというプラスチック素材を使用しているので、万が一、頭上に落下してもガラスのように割れることはなく、大ケガをする心配がないことも大きなメリットです」(六本木氏)

その一方で、除菌LED照明は、運用管理面でも顕著な導入効果をもたらしている。

「以前は蛍光灯がすぐに切れてしまうので、毎月1本くらいのペースで交換していました。取り換え自体は仕方ないことだと思いつつ、意外と時間がかかるので結構大変でした。その点、除菌LED照明は光源寿命が約30,000時間と非常に長いので、施設内の蛍光灯を交換する手間と時間が省けるようになりました。そのうえ、大塚商会さんは5年間の長期保証を付けていて、その間に故障した場合には、新品を用意するだけでなく交換作業まで無償でしてもらえるので、安心して日々の業務に専念できます」(六本木氏)

除菌LED照明に取り換えた第一教室。子どもたちが学校から来る前から点灯し除菌を始めている

除菌LED照明に取り換えた第一教室。子どもたちが学校から来る前から点灯し除菌を始めている

2階にある第三教室。自然な明るさで除菌LED照明に取り換えたことに気づかない子どもたちが多いという

2階にある第三教室。自然な明るさで除菌LED照明に取り換えたことに気づかない子どもたちが多いという

英会話などを学習する塾部屋も除菌LED照明に取り換えた

英会話などを学習する塾部屋も除菌LED照明に取り換えた

各教室にあるトイレも除菌LED照明に交換

各教室にあるトイレも除菌LED照明に交換

除菌LED照明への移行で照明にかかる電気代を30%以上削減

除菌LED照明は2023年3月1日に設置したばかりなので、電気代が実際にどのくらい安くなったのか現時点ではまだ分からないという。しかし、もともと安定器含みで42ワットだった蛍光灯を、29ワットの除菌LED照明に全面的に入れ替えたので、従来と同じ使い方をすれば、照明にかかる30%以上の電気代の削減につながると試算している。

「今回の除菌LED照明の導入で、従来の課題だった節電対策が一気に進展し、ウイルスなどの目に見えない感染リスクが確実に軽減されました。保護者の皆さまの安心感にもつながるので、4月に新1年生が入ってくるタイミングで、ホームページなどで積極的にアピールしながら、今後も安心・安全な施設運営に努めていきます」(六本木氏)

今後は、ほかの学童保育施設への水平展開も視野に入れている。

大塚商会担当者からのコメント

「除菌LED照明で、さらなる安心感をご提供します」

従来の蛍光灯を除菌LED照明に入れ替えることで、今ある感染対策に加え、より「安全・安心」をお届けすることができます。あすなろ館児童クラブ様は、そのスピード導入を実現し、子どもたちが安心して過ごせる環境をいち早く整備しています。

この事例を印刷、保存しますか?(無料)*内容は同じです

  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

整形ずみPDFを入手

一般社団法人キッズベース あすなろ館児童クラブ 導入事例(PDF:3,317KB)

  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

大塚商会は、オフィスIT全般について、幅広く対応します

大塚商会は、お客様のビジネスチャンスの獲得やコスト削減・生産性向上・競争力強化といった課題や要望に対するソリューションをワンストップでご提供しています。
また、販売したコンピューター・サーバー・通信機器・複合機などのあらゆるオフィス機器、ネットワーク設備、ソフトウェアの保守サービスを、当社が行う「自営保守」の原則があります。そして、多くのスタッフや専用回線を持つたよれーるコンタクトセンター、全国に展開するサポート拠点、社内に数多く在籍する公的資格・メーカー認定資格者が、お客様を強力にサポートしています。

大塚商会の企業情報

大塚商会のサポートは、さまざまなメーカー・機器にも対応!

お客様のお手間を取らせず、一つの窓口でいつでも対応します。

導入後も支持される安心のアフターフォローとは?

オフィスのIT全般の導入について、お気軽にご相談ください。

最適なソフトを教えてほしい」「費用はいくらくらい?」などのご相談も承っておりますので、気になることはお気軽にご相談ください。

*メールでの連絡をご希望の方も、お問い合わせボタンをご利用ください。

ページID:00243053

ナビゲーションメニュー