内装資材卸特化型の『SMILE』で業務効率向上を実現

内装資材卸向けテンプレートの開発に参画・導入して販売管理業務を効率化。請求書の電子化など多角的なDXも推進

村上貿易株式会社 導入事例

卸売・小売業、飲食店101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理文書管理・電子契約・ペーパーレスデータ分析・活用経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化業務データの活用

内装資材の専門卸である村上貿易株式会社は、大塚商会の『インテリア内装資材卸向けテンプレート』の開発にパイロット事例として参画し、共同で開発。業界特有の商習慣に基づく販売管理業務を省力化したうえ、業務環境のクラウド化やBCP対策、請求書などの電子化にも取り組み、DXを力強く推し進めている。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • 営業力強化

村上貿易株式会社

導入先の概要

業種
卸売業
事業内容
インテリア商品の国内販売など
従業員数
132名(関連会社含む、2026年6月現在)
ホームページ
https://www.muraco.co.jp/

導入の狙い

  • 内装資材卸業界特有の商習慣や自社固有の業務にフィットする販売管理システムを導入したい
  • 請求書や納品書などの帳票類を印刷して顧客へ郵送する手間を省きたい

解決策

  • 大塚商会などが進めていた『SMILE 販売』用の内装資材卸向け販売管理テンプレートの開発に協力し、自社でも導入。販売管理業務を大幅に効率化する
  • 電子帳票発行システムを導入し、請求書などの帳票類の発行を電子化する

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 2nd Edition 販売お問い合わせ
インテリア内装資材卸向けテンプレート-
クラウド型電子帳票発行システム楽楽明細お問い合わせ
法人向けリモートアクセスサービスたよれーる どこでもコネクトお問い合わせ
ほか

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村上貿易株式会社 導入事例(PDF:3,713KB)

導入事例詳細

壁紙・床材・窓廻り製品などを提供。静岡最大手インテリア資材専門卸

2026年6月にリニューアルしたばかりの本社。同社が商品として取り扱っている内装資材が使用されたオフィスは、全フロアともショールームさながらの空間が広がる

村上貿易株式会社(以下、村上貿易)は、クロス(壁紙)、床材、カーテンやブラインドなどの窓廻(まわ)り製品をはじめとする内装資材に加え、住宅設備・外装材など20万点近くにも及ぶ商品を扱うインテリアの専門卸だ。本社を構える静岡県では業界最大手の存在で、神奈川、愛知各県も含め計6拠点を展開。内装工事店や内装職人、インテリアショップといった顧客からの注文に対し、メーカーから資材を調達して迅速に納品する体制を整えている。

代表取締役社長 村上 隆則氏

代表取締役社長 村上 隆則氏

「内装関連市場は人口減少につれて縮小しつつあるため、卸業者間の競争は激化しています。厳しい環境で生き残るには、サービスの拡大と生産性の向上が欠かせません」と話すのは、代表取締役社長の村上 隆則氏だ。

同社は生産性向上を目的にDX推進に注力する一方で、内装工事店などが直面するさまざまな困り事に対応する「施工支援」も手厚く行うことで、他社との差別化を図っている。職人が足りない施工現場に自社の専属職人や協力職人を派遣する施工支援サービスはその一例だ。

「毎日現場に出入りする営業担当者には、職人さんが足りない現場や、仕事の空いた職人さんの情報が自然と集まってきます。地方のインテリア卸商社は、昔からこの双方をマッチングする調整役を担ってきました。弊社はその機能を戦略的に強化しています」と村上氏。人手不足が深刻さを増す中、施工支援の売り上げは全体の20%にも及んでいるという。

また、社内での各種研修や勉強会による営業担当者の研鑽(けんさん)にも力を入れ、条件の異なるそれぞれの施工現場に適した商品や副資材の提案、窓廻り製品の施工手配といった顧客へのきめ細かなサポートができるよう体制を整えている。「必要なものをクイックに供給するだけではなく、お客様、各メーカー、職人の皆さんを結節するハブとしての役割を果たすことも、弊社の重要な使命だと考えています」と村上氏は語る。

業界向け販売管理テンプレートを大塚商会と共同開発

生産性向上を実現するには、基幹業務を担う販売管理システムを活用するといったDXの推進が欠かせない。しかし、販売管理システムのスムーズな運用を阻む業界特有の事情が内装資材卸業界にはあった。例えば、商品の種類は常に膨大で、各メーカーは2~3年おきに見本台帳の刷新を行うので、それに合わせてシステム内のマスターデータを更新しなければならない。さらに、商品ごとに発注単位が異なり、メーカーが指定する発注方法も統一されていないという実情もある。

「この業界には独自の商習慣や各社固有の業務管理方法があるため、販売管理システムはスクラッチ開発するか、パッケージソフトをカスタマイズしてフィットさせるしかありませんでした。弊社も例外ではなく、大幅に手を加えたパッケージソフトを使っていましたが、それでも業務全体を完全にはカバーできませんでした」と村上氏は振り返る。

テンプレートに業界標準機能と自社独自の機能を実装

そうした中、EDI受注を普及させたい国内最大手のインテリア専門商社サンゲツが大塚商会と協業し、内装資材卸業向けの販売管理テンプレートを開発するプロジェクトが発足。村上貿易もそのプロジェクトへの参画を打診された。折しも販売管理システムの再構築を検討していた村上貿易は、パイロット事例として協力することを決断する。

経理部長 大庭 雅秀氏

経理部長 大庭 雅秀氏

「スクラッチ開発のシステムには予期せぬトラブルに即応できないリスクがありますし、何より業界標準を定める取り組みに大きな意義があるとも考え、参加を決めました」と話すのは、経理部長の大庭 雅秀氏だ。

開発プロジェクトの中で大塚商会からヒアリングを受けた村上貿易は、たとえ自社には不要でも業界標準としてテンプレートに盛り込むべき機能についても積極的に提言。こうして2015年10月にリリースされたのが、『SMILE BS 2nd Edition(以下、SMILE BS2)販売 インテリア内装資材卸向けテンプレート』である。翌年7月には、同テンプレートに村上貿易が必要とする独自機能も加えた『SMILE BS2 販売』が旧システムに替わって稼働を開始した。

これによって村上貿易はEDIやPC-FAXを利用できるようになり、受発注業務の生産性が大幅に向上した。顧客別・商品別に販売価格や販売掛け率を細かく設定している同社では、その管理の煩雑さが課題だったが、新システムに搭載された単価・掛け率管理機能がそれを解消。以前はその都度、紙資料を参照して掛け率を入力していたが、その手間がなくなったので業務担当者は営業支援など、より本質的な業務に集中できるようになった。

「人手で行っていた作業をシステムが担うようになった結果、受発注業務が飛躍的に円滑になりました」と大庭氏は得られた効果を語る。

『SMILE V2 販売』を軸に画期的な業務改善を実現する

6拠点と本社はVPNで接続されており、本社で全ての情報を一元管理。オフィスリニューアル後は業務用にデュアルモニターが配備され、さらなる業務効率化を図っている

村上貿易は、その後もクラウド・インターネット接続サービス『SMILE-VPN』で拠点間を接続するとともに、社外から社内ネットワークに接続できるリモートアクセスサービス『たよれーる どこでもコネクト』を導入。クラウドサーバー『Cloud IaaS』でBCP対策も強化するなど、インフラ整備を徹底。

2022年には、『SMILE BS2 販売』を『SMILE V 2nd Edition(以下、SMILE V2)販売』へバージョンアップ。『SMILE V2 販売』には、大塚商会が推奨するBIツールを活用し、システム内のデータを抽出して多角的に分析したりダッシュボードを作成したりする機能があるが、村上貿易では村上氏が自ら組み上げたイントラネット『muraconet(ムラコネット)』を『SMILE V2 販売』に連携させ、全従業員が多様な販売データにアクセスできるようにした。

「営業担当者がいつでも手軽にさまざまな営業指標を確認できるようになったことで、業績向上に対するモチベーションを高められました」と村上氏。さらには、顧客がLINEから商品を発注できる『LINE注文bot』を導入し、受注データを『SMILE V2 販売』と連携させて管理するなど、数々の画期的な業務改革を実現している。

請求書などの帳票発行の負担も大幅に軽減

村上貿易が次に取り組んだのは、請求書や納品書などの帳票を印刷・封入し、顧客に郵送する手間の省力化である。

総務部 係長 村田 純平氏

総務部 係長 村田 純平氏

「各支店の営業担当者は、月末の締め日になるとその作業に多くの時間を割いていました。加えて、郵送コストの削減も以前からの課題でした」と総務部 係長の村田 純平氏は話す。

そこで導入したのが、クラウド型電子帳票発行システム『楽楽明細』だ。『SMILE V2 販売』で作成したデータをアップロードするだけで、請求書などの帳票がWeb・メール・FAX・郵送のいずれかの方法で発行できるサービスである。現状では、まだ紙帳票の郵送や、郵送とデータの併用を望む顧客が多く、電子化率は30%弱にとどまっているが、「併用されているお客様は、いずれ紙で受け取った帳票を管理する煩わしさに気付かれるはずなので、電子化率が着実に高まっていくのは間違いないでしょう」と村田氏は予測している。

AIの活用も視野に入れつつ販売管理体制の強化を模索

内装資材卸業界では、DXの重要性をまだ十分に認識していない企業が少なくない。しかし村上氏は、「縮小する市場にあって、DXで業務を効率化しない企業は、新たな事業を生み出したり、お客様満足度を向上させる施策を打ったりする機会が作れなくなり、淘汰(とうた)されてしまう」と警鐘を鳴らす。

「そのDXを着実に推し進めるには、最新の知見や最適な業務改善策を提供してくれるパートナーが必要です。弊社にとっては大塚商会さんが心強い伴走者となってくれています」と大庭氏は語り、内装資材卸のビジネスの仕組みを深く理解した営業担当者やSEが、相談に対して速やかに的確なアドバイスをしてくれると評価する。また、『SMILE』シリーズを利用している企業が集まる勉強会『SMILEコミュニティ』など、大塚商会が定期的に開催するイベントが村上貿易の従業員にとって貴重な学びの場になっているという。

村上氏は今後、顧客がより発注しやすく、かつ自社の受注管理もしやすい環境を整えるため、AIによる音声受注システムや、FAXで送られてきた紙を電子化するAI-OCRなどの導入も検討する意向だ。「今後、業務においてAIの活用は不可避です。受注体制の強化のみならず、『SMILE V2 販売』に蓄積されたデータから業績や業容を拡大するためのインサイトを引き出す取り組みもしたいと思っています」と村上氏。同社は現状に満足することなく、引き続き『SMILE V2 販売』を基盤として、さらなる業務改革に挑んでいく。

大塚商会担当者からのコメント

「事業成長に直結するソリューションをご提案します」

村上貿易株式会社様は、大塚商会が持つ内装資材卸業界の知識とそれを踏まえた提案力を高く評価してくださっています。さらなる業務効率化と業績向上を実現できるよう、今後も最適な課題解決策の提案に努めていきます。

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  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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