電子黒板の活用でコミュニケーション品質を向上

資料を高精細な大画面に表示。オンライン会議の快適性がアップし、ペーパーレスにも寄与する電子黒板

二幸建設株式会社 導入事例

建設業101~1,000名情報共有・会議システム文書管理・電子契約・ペーパーレスセキュリティ営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策

地中配電線工事を手掛ける二幸建設株式会社は、新設した会議室に電子黒板『RICOH Collaboration Board W6500』を導入した。従来、利用してきたプロジェクターより資料などを精緻に表示できることで、打ち合わせをしやすい環境を実現。社内外のメンバーとのオンライン会議もより快適に行えるようになった。

  • 社内の情報共有
  • 業務効率の向上
  • ペーパーレス

二幸建設株式会社

導入先の概要

業種
建設業
事業内容
地中配電線工事
従業員数
104名(2025年5月時点)
ホームページ
https://nikoukensetsu.com/

導入の狙い

  • 資料などを大きく、きれいに表示して会議参加者で共有したい

解決策

  • 電子黒板『RICOH Collaboration Board W6500』の導入

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
電子黒板RICOH Collaboration Board W6500お問い合わせ

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二幸建設株式会社 導入事例(PDF:3,486KB)

導入事例詳細

地中配電線工事に特化した、高度な技術力を誇る建設会社

代表取締役社長 鈴木 隆久氏

1963年に創業し、1966年に法人化した二幸建設株式会社(以下、二幸建設)は、東京23区内で電線を地下に埋設する地中配電線工事を専門に請け負う建設会社だ。地中配電線工事は、地上の無電柱化により、大地震で電柱が倒れて緊急車両の通行を妨げる事態の防止や、歩道拡幅によって車いすの方でも通行しやすくなるバリアフリーの実現、景観の向上といった目的のために行われる。

日本の無電柱化率は、欧米諸国に比して大きく立ち遅れている。東京23区内でもわずか8%(国土交通省調べ、2019年度末の道路延長ベース)にとどまっており、地中配電線工事の需要は非常に大きい。工事の規模は大小さまざまだが、近年の大型プロジェクトとしては、重要幹線道路である環状7号線沿道や、都市開発が急速に進む羽田空港第3ターミナル周辺の地中配電線工事が挙げられる。同社でも1チーム5~6名の作業スタッフで構成される8チームが、さまざまな工事現場でフル稼働中だ。

地中配電線工事は、通行する車両や歩行者が多い幹線道路や繁華街で行われる場合も少なくない。同社では、こうした環境でも安全に工事を進められるノウハウを蓄積している

「そんな中、深刻な課題となっているのが昨今の人手不足により、施工に携わる作業スタッフの確保が難しいという現状です。それでも弊社は、建設業界で一般的な二次下請けに頼らず、自社の従業員のみでの完工にこだわっています」と話すのは、代表取締役社長の鈴木 隆久氏だ。

地中配電線工事では、特に交通量が多い場所の作業は主として夜間に行い、朝までにアスファルトを敷き直して仮復旧させ、歩行者や自動車が支障なく通行できるようにすることを工事期間中に繰り返す。

「そうした一連の作業を円滑かつ安全に進めるには、掘削(くっさく)や配管、ケーブルに関する専門知識と豊富な経験を必要とします。協力会社を使わず、確かな技術を持つ自社の従業員が緻密に意思疎通を図りながら施工するからこそ、弊社は高い工事品質を担保し、発注元のお客様から厚い信頼を得られているのです」と鈴木氏は同社のポリシーを語る。

会議室の新設に際して、大画面の電子黒板を導入

『RICOH Collaboration Board W6500』が設置された8名用の会議室。最も遠い席でも画面がよく見え、マイクも音声を拾うことができる

二幸建設は2024年12月、大塚商会を通じて電子黒板『RICOH Collaboration Board W6500』(以下、『RCB W6500』)を導入した。東京・目黒区の本社1階で別の用途に使っていた一室が空き、そこを応接室兼会議室としてリニューアルするに際し、資料などを大画面で共有できる環境を整えたのである。

本社2階には旧来の会議室があり、そこにはプロジェクターとつり下げ式スクリーンが設置されている。当初、リニューアルする部屋にもプロジェクターを導入する計画があったが、その検討段階で鈴木氏はあることを思い出した。

「私は毎月、お客様のオフィスにある会議室で開かれる定例会議に出席しています。その会議室で大型のディスプレイが使われるようになり、『これがあれば便利そうだ』と気になっていたのです」(鈴木氏)

そこで、PCの購入で取引があった大塚商会に問い合わせると、その大型ディスプレイが、近年、急速に普及しつつある電子黒板だと分かった。鈴木氏は、東京・港区内の大塚商会ショールーム「DX Campfield」を訪れ、実機の大きな画面や、ホワイトボードのように自由に書き込めて保存もでき、Web会議で共有もできるといった多機能性を目の当たりにし、見学から1カ月後には早くも導入することを決断した。

高画質4Kパネルに鮮明な画像を表示

今回導入した『RICOH Collaboration Board W6500』では、フロアスタンドタイプを採用した。このほかに壁掛けタイプもある

鈴木氏は、『RCB W6500』を見た印象について「全てが気に入った」と話すが、特に心を動かされたのが画面の美しさだったという。『RCB W6500』の大きな特長の一つは、フルHD(1,920×1,080ピクセル)のディスプレイより広い表示領域を持つ4K(3,840×2,160ピクセル)の解像度で、画像をくっきりと表示できる点だ

二幸建設には毎日、発注元から数多くの工事図面が紙で送られてくるが、遠くない将来、データによるやりとりに変更される可能性があるという。そうなれば、社内の作業スタッフが工事前に打ち合わせを行う際、プロジェクターでは細部が不鮮明になってしまうため、送付されたデータを何枚も印刷しなければ、しっかり図面を確認できないかもしれない。しかし、高精細なディスプレイなら、工事図面データをそのまま表示しても見づらくなることはないと考えた。電子黒板を選んだ背景には、そんなもくろみもあったという。

画質の高さは、工事図面のみならず、人物を大きく映すのにも適している。

採用担当者が、この電子黒板を使ってオンライン面接をした際、小さなPCの画面では分からない細かな表情の変化に気付き、求職者の人柄をより深く理解するのに役立ったと聞いています」(鈴木氏)

また、本社から離れた拠点の管理にも役立っているという。同社は、神奈川県横浜市内に工事に使う資材や重機などを保管する「機材所」を構えている。ここには10名ほどの従業員が常駐しているが、敷地面積が1,000坪以上と広大なため、常に全体に目を配ることは難しい。そこで、敷地内にカメラを設置し、適宜その画像を本社の電子黒板に映して状況を確認して防犯対策も兼ねた管理に活用しているそうだ。

画質と音質が大きく向上し、オンライン会議の快適性が向上

画角が広く、会議室全体を映すことができるAIカメラ。画質も優れており、Web会議では相手先のディスプレイに二幸建設側の参加者がはっきり見えるようになったという

電子黒板は、頻繁に行われるオンライン会議の快適化にも貢献している。発注元などとのミーティングは、プロジェクターが置かれた旧来の会議室に加え、新しい会議室でも開かれるようになった。

『RCB W6500』には、オプションとして用意されている高品質なカメラを取り付けられる。

このカメラは画角が広く、会議室全体を映し出せる点が気に入っています。また、映り込み防止機能により、照明を調整しなくても画像が見やすいので、会議でのストレスが軽減しています」(鈴木氏)

また、発話者をAIが自動的に認識し、クローズアップする機能も有している。話していない参加者はグリーン、発話者はオレンジのフレームで表示され、誰が話しているのか、ひと目で判別できるためオンライン会議での意思疎通もしやすくなった。さらに、ディスプレイの下部には会議室全体の発話者の音声を拾える高集音マイクと、高品質なサウンドを提供するスピーカーが標準装備されている。このため、プロジェクターと違って、別途マイクやスピーカーを用意して接続したり、調整したりする手間をかけずに、すぐに会議を始められる点も鈴木氏は高く評価する

ペーパーレスや商談の円滑化にも貢献

従来は、社内会議の都度、人数分の紙資料を用意しなければならなかったが、新しい会議室を使う場合は電子黒板で情報を共有できるため、ペーパーレス化も進んでいるという。仮に、毎回10名が参加する定例会議で資料印刷が不要となれば、その手間とコストの削減効果は大きいはずだ

また、導入時は想定していなかったものの、予想外に活躍しているのは商談相手が来社した場面だという。

「営業担当の方が携行するPCやタブレット端末などで資料を見せていただいても、画面が小さくて分かりにくいことがありますが、無線LANやHDMIケーブルで電子黒板に接続すれば大画面で見られます。先日、工事車両に搭載するドライブレコーダーのプレゼンテーションを受けた際には、実際に記録された映像がどんな感じなのか、リアルに確かめられました」(鈴木氏)

どの従業員も『RCB W6500』の画質を称賛しており、「この美しい画面を見たら、もうプロジェクターには戻れません」と鈴木氏は実感を込めて語る。

未活用の機能を使いこなして、業務効率を一層高めたい

東京・目黒区の本社。神奈川県横浜市内には3LDKの広い社員寮があり、人材募集での大きなアピールポイントの一つになっている

旧来の会議室のプロジェクターが老朽化してきたため、いずれ更新する際は、その部屋にも電子黒板を導入しようと鈴木氏は考えている。

「それほどにまで気に入っている電子黒板ですが、導入してから日が浅いこともあり、今はまだオンライン会議で資料や参加者の顔を大きく映すくらいの活用しかできていません。それだけでも導入した意義は十分にあると思いますが、『RCB W6500』は多くの有用な機能を備えているので、活用レベルをさらに高めるのが目標です」と鈴木氏。

積極的に使いたいと考えている一つが、ホワイトボード機能だ。『RCB W6500』では、社内外のメンバーとリアルタイムに板書を共有し、双方向の手書きコミュニケーションを実現するクラウドサービス「RICOH Collaboration Board Cloud」を利用できる。書き込んだ内容はOCRでテキスト化したり、議事録としてデータ保存したりもできる。連携した複合機で印刷も可能で、これらの機能を使いこなせるようになれば、業務効率化に大きく寄与することが期待される

「現状での活用度は、まだ20%程度に過ぎないと思っています。この活用度を100%に近づけるため、引き続き手厚いアドバイスをお願いします」と鈴木氏は大塚商会への期待を語った。

大塚商会担当者からのコメント

「多角的な業務改善をこれからもご支援します」

二幸建設株式会社様は、電子黒板によって会議や商談のしやすい環境を整えられました。さらなる業務生産性の向上に向けてIT活用を総合的にご支援しますので、どんなことでもお気軽にご相談いただきたいと思います。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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