オフコンの業務管理システムをパッケージに刷新

「食を預かる」配送業務を止めないため、365日安定稼働が期待できる『トラックスター』を採用

株式会社仙台中央卸売市場配送センター 導入事例

運輸・通信業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理バックアップ・災害対策(BCP)文書管理・電子契約・ペーパーレス業務データの活用経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化

株式会社仙台中央卸売市場配送センターは、卸売市場から小売店への青果配送という人々の生活に密接な配送業務を担っている。不安定なオフコンのシステムから『SMILE』シリーズの運送事業者向け販売管理システム『トラックスター』に入れ替えた結果、入力業務の負荷が軽減されるなど多くの効果が表れている。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • ペーパーレス

2025年11月取材

株式会社仙台中央卸売市場配送センター

導入先の概要

業種
運送業
事業内容
一般区域貨物自動車運送業、各種自動車のリース業、場内荷役作業、損害保険代理業など
従業員数
120名(2025年11月現在)
ホームページ
https://www.ssn.or.jp/haisou.html

導入の狙い

  • 老朽化したシステムを刷新したい
  • 軽減税率への対応を実施したい
  • デジタルタコグラフのデータを活用したい
  • 自社の運用に沿った伝票を作成したい

解決策

  • 不安定なオフコンベースのシステムを『トラックスター』に刷新する
  • 富士通製のデジタルタコグラフを導入。『トラックスター』に連携させる
  • 自由帳票機能を利用して自社独自の帳票を活用する

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
運送事業者向け販売管理システムSMILE V 2nd Edition トラックスター(受注配車オプション、自由帳票実行オプション、自由帳票設計業務オプション)お問い合わせ
クラウドサービスを利用できる
ネットワーク型車載ステーション
富士通製 デジタルタコグラフ DTSシリーズお問い合わせ

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株式会社仙台中央卸売市場配送センター 導入事例(PDF:3,745KB)

導入事例詳細

仙台市内の青果店や小売店に、卸売市場から野菜や果物を配送

低温一般加工場の作業風景。果実や土の付いていない野菜(ニンジン、ネギなど)の袋詰め、ラップ包装、テープ結束など、加工品目の8割程度の作業はここで行われる

宮城県仙台市の株式会社仙台中央卸売市場配送センター(以下、仙台中央卸売市場配送センター)は、青果仲卸業者が小売業者に卸した野菜や果物などを、青果市場から小売業者の店舗まで配送するサービス(場外配送サービス)を提供する会社だ。

設立は1973年10月。それまで、場外配送は青果仲卸業者が自分たちで行っていたが、同年、仙台市の青果市場が移転したのを機に、青果仲卸業者の増員に伴う仲卸業者の経営の合理化、労働対策、モータリゼーションの台頭による交通事故対策などを目的として、場外配送の共同化を図るために設立された。

当初は、主に仙台市内の小売り青果店に配送する業務から始まり、今日でもそれが事業の柱となっているが、その後、東北6県や関東方面へと配送範囲を拡大。さらに、産地から仙台市場への配送や、みやぎ生協をはじめとする小売店への配送を請け負うようになり、産地・市場・小売店を結ぶ配送ネットワークを確立した。

事業部長 永沼 孝敏氏

「自社で保有する車両は43台(2025年11月現在)、ドライバーの数は50名以上に上ります。加工部門やピッキング部門の社員、パートを合わせると従業員数は120名に達します」と語るのは、事業部長の永沼 孝敏氏である。

自社所有のトラックは毎日全車両稼働しており、それ以外に協力会社のトラックも10台前後動いている。

「我々が従事しているのは、仙台市民の皆さんの『食を預かる』重要な仕事。365日配送を止めないために、厳格な業務管理を行っています」と永沼氏は語る。

同社は現在、地震や台風などの災害時でも事業を継続できる「事業継続力強化計画」の認定(BCP認定)を中小企業庁に申請中だ。何があっても絶対に業務を止めず、食の供給をしっかり支えていくという同社の気概の表れである。

オフコンベースのシステムから『トラックスター』に刷新

仙台中央卸売市場配送センターは2018年、それまでオフコンベースで動いていた業務管理システムを、大塚商会の運送事業者向け販売管理システム『SMILE V トラックスター』(以下、『トラックスター』)に入れ替えた。その主な目的も、「食を預かる」事業者として、絶対に業務を止めない管理体制を作ることにあった。

管理部 平間 昌明氏

「かつて利用していたオフコンベースのシステムは、運用が非常に不安定で、ベンダーによるサポートも頼りない状況でした。万が一、何らかのトラブルがあってシステムが止まれば配送業務に混乱が生じてしまう恐れがあったので、なるべく早く刷新したいと思っていました」と語るのは、システムの導入・運用などを担当する管理部の平間 昌明氏だ。

入れ替えの検討自体は2015年ごろから始まっていたが、『トラックスター』の導入を決めたのは2017年である。決定を後押ししたのは、2019年10月1日の消費税引き上げによって、青果を含む飲食料品に軽減税率(8%)が適用されることが決まったからだった。

「オフコンベースのシステムでは、税率変更に対応したカスタマイズを施すのは非常に大変なので、パッケージソフトに入れ替えようということになりました。複数の候補を検討し、最終的に法改正などにもスムーズに対応できる『トラックスター』を選びました」と平間氏は明かす。

法制度や消費税率は、この先も大きく変わる可能性があるので、その都度、柔軟に対応できるパッケージソフトを選んだ方が良いと判断したのである。

自由帳票機能を使えることが選定の大きな決め手に

『トラックスター』は、運送業における日報管理、請求管理から実績管理まで、一元化されたデータを基に、さまざまな業務を一気通貫で効率化できる運送事業者向け販売管理システムである。

仙台中央青果卸売協同組合 電算事業部 課長 畠山 弘寿氏

「データの一元化による重複入力の排除、デジタルタコグラフをはじめとする外部システムとの連携など、さまざまなメリットがあることが分かり、抱えている複数の課題を解決できると思ったことも『トラックスター』導入の決め手となりました。中でも非常に便利だと思ったのは、多様なフォーマットやデータの帳票を簡単に作成できる自由帳票機能がオプションで付けられることです」と語るのは、同社に全額出資する仙台中央青果卸売協同組合の電算事業部 課長で、仙台中央卸売市場配送センターによる『トラックスター』の導入・運用にも携わった畠山 弘寿氏である。

仙台中央卸売市場配送センターは『トラックスター』の導入にあたり、自由帳票機能として『自由帳票実行オプション』『自由帳票設計業務オプション』の二つを追加。さらに『トラックスター』に登録される受注データに基づいて、配車の管理が行える『受注配車オプション』も採り入れた。

『トラックスター』で一元管理されたデータを基に業務が流れる

自由帳票機能を使って作成した配車確認表。配車係が契約情報から受注データを生成処理し、運転手、車番などを入力・訂正して活用している

こうして、仙台中央卸売市場配送センターは2018年に『トラックスター』を導入。5年後の2023年には、『SMILE V 2nd Edition トラックスター』(以下、『SMILE V2 トラックスター』)にバージョンアップした。これに合わせて、従来使っていたデジタルタコグラフも、大塚商会が提案したものに入れ替えている。

「デジタルタコグラフに記録される日報などのデータを、そのまま『SMILE V2 トラックスター』に取り込めるようにするためです。現状は、日報データに多少手を加える必要がありますが、将来的には自動で取り込めるようにしたいと考えています」と畠山氏は語る。このように、さらなる効率化への期待も寄せられており、以前のオフコンベースのシステムに比べて業務効率は格段に向上したようである。

仙台中央卸売市場配送センターは現在、『SMILE V2 トラックスター』を使い、受注から配送、売り上げ、請求書発行、入金確認まで、一元化されたデータに基づく一貫した業務を行っている。

「受注契約を入力すると、その内容に基づく受注データが登録され、そこから配送データ、売り上げデータが作成される流れです。配送業務においては、自由帳票機能で作成した配車確認書や配送伝票、納品伝票などが自動で発行されるので、手書きで伝票を作る必要がなくなりました。業務効率化はもちろん、ミスの解消や、ペーパーレス化にもつながっています」と平間氏は評価する。

1名当たりの業務負荷が軽減

改正貨物自動車運送事業法(2025年4月施行)によって元請け事業者に作成が義務付けられた実運送体制管理簿も自由帳票機能を使って作成している

定量的な効果も表れている。畠山氏が指摘するのは、システムに入力する従業員の負担軽減である。「オフコンベースのシステムは、操作できる従業員が1名しかおらず、属人化した負担が集中していました。今は、4名で入力作業を分担できるようになったので、1名当たりの負荷は大幅に軽減されています」(畠山氏)。

さらに、「オフコンベースのシステムに比べて、管理の手間が著しく減りました」と語るのは平間氏だ。以前のシステムはメンテナンスを行うベンダーの対応が不十分であったが、「大塚商会さんは本当にフットワークが軽く、何か問題があるとすぐに駆け付けてくれます。ちょっとした問題なら、たよれーるコンタクトセンターに問い合わせれば速やかに解決できるので、とても助かっています」と平間氏は満足そうに語った。

仙台中央卸売市場配送センターは、今後も『SMILE V2 トラックスター』を徹底活用して、業務効率化やデータドリブン経営の実践を目指す考えである。永沼氏は、「自由帳票機能を使って、経営状況をさまざまな切り口で可視化できる帳票を作成したいですね。この点についても、大塚商会さんからの支援に期待しています」と語った。

大塚商会担当者からのコメント

「経営を可視化する帳票作りも大塚商会がご支援します」

株式会社仙台中央卸売市場配送センター様からは、『SMILE V2 トラックスター』の自由帳票機能を使って、経営を可視化できる帳票を作成したいというご要望もいただいていますので、引き続きご支援していきます。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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