25年以上にわたる『SMILE』活用で業務効率化

老舗玩具メーカーが販売管理システムをクラウド型の『SMILE V Air 販売』に刷新、大量の伝票印刷の大幅な効率化を実現

株式会社トイコー 導入事例

卸売・小売業、飲食店1~100名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

玩具製造・販売の株式会社トイコーは25年以上使い続けている『SMILE 販売』で、発注から請求書発行、仕入れや在庫管理など業務に必要なあらゆる管理を行ってきた。このたび、クラウド型の『SMILE V Air 販売』に刷新し、『eValue V Air』のドキュメント管理も導入して改正電子帳簿保存法への対応も実現している。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • 公的補助金の活用

株式会社トイコー

導入先の概要

業種
玩具メーカー
事業内容
玩具の企画、製造および販売
従業員数
11名(2025年5月時点)
ホームページ
https://toyco.co.jp/

導入の狙い

  • 販売管理システムを刷新したい
  • 受発注業務を効率化したい
  • 改正電子帳簿保存法へのスムーズな対応を実現したい

解決策

  • 長年使い続けている『SMILE 販売』シリーズを『SMILE V Air 販売』へ刷新するとともに、統合型グループウェア『eValue V Air』を導入

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V Air 販売お問い合わせ
統合型グループウェアeValue V Air(ドキュメント管理/タイムスタンプオプション)お問い合わせ

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株式会社トイコー 導入事例(PDF:4,295KB)

導入事例詳細

リアルな完成度にこだわった乗り物玩具を製造・販売

特に人気が高い緊急車両シリーズの救急車。ストレッチャーと患者、救急隊員は外に出せて、治療前後で表情も変えられる。この遊び心が、ごっこ遊びの楽しさを倍増させる

株式会社トイコー(以下、トイコー)は、玩具の製造・販売で40年以上の歴史を誇るメーカーだ。名だたる玩具メーカーが集積し、「日本のおもちゃ作りの中心」ともいえる東京・墨田区で1981年に創業した。当初はアクションフィギュアの製造・販売からスタートしたが、現在はミニチュアのダンプカーや消防車、救急車などの「はたらく車シリーズ」、本物さながらの警笛や車内アナウンスなどが流れるミニチュア電車の「サウンドトレインシリーズ」、小さな子どもが乗って遊べるショベルカーやバスなどの「乗用シリーズ」といった未就学児向けの乗り物玩具に特化した商品開発を行っている。

代表取締役社長 鈴木 幸氏

「例えば、山手線のおもちゃに搭載されている車内アナウンスは、実際にその鉄道会社が起用しているナレーターにお願いしたものです。消防車や救急車のサイレンも忠実に再現するなど、本物に近い完成度にとことんこだわって商品開発していますので、企画から販売までは1~2年かかります」と語るのは、代表取締役社長の鈴木 幸氏だ。

リアルな乗り物玩具が作れるのは、オリジナルの車両を製造する自動車メーカーや鉄道会社などからライセンスを取得し、監修を受けながら製造しているからだ。常に新鮮な目で本物を見分ける子どもたちに支持され続ける同社の製品は、全国の玩具店で“定番商品”となっている。

製造自体は中国の協力会社に委託し、輸入した商品を販売する完全ファブレス型のビジネスモデルであり、同社の従業員数は11名。この人数で、玩具の企画・設計、3Dモデリング、金型製作、製造、販売まで一貫して手掛けている。

子どもが手にする同社の製品は、業界団体の玩具安全基準(ST基準)に基づき、完成品の品質検査や安全検査が厳格に行われている。「安心して遊べ、夢を育む玩具を提供することで、これからもお子さんたちの成長に貢献していきたいと考えています」と鈴木氏は語る。

四半世紀以上にわたって『SMILE 販売』シリーズを活用

数多くの玩具を製造・販売するトイコーは、早々に業務のシステム化に取り組んできた。創業から17年目の1998年には、大塚商会から販売管理システム『SMILEαV4 販売』を導入。それまで、発注伝票や納品書、請求書といった各種伝票は手書きで作成し、集計も全て手計算で行っていたが、システム上で処理できる環境を整えた。

業務部課長 千葉 かおり氏

発注情報を入力して発注伝票を発行すれば、仕入れから在庫管理、出荷、請求書発行までの業務が、最初に入力したデータを基に一貫して流れるようにしています。手書きや手計算をする必要がなくなり、業務負荷が大幅に軽減されました」と当時を振り返るのは、業務部課長の千葉 かおり氏である。

その後、2003年に『SMILEαAD 販売』、2008年に『SMILE BS 販売』、2016年に『SMILE BS 2nd Edition 販売』、2019年には『SMILE V 販売』と、数年ごとにバージョンアップを図り、今では仕入れや在庫管理の情報も全て、『SMILE 販売』で一元管理しているという。

25年以上『SMILE 販売』シリーズを使い続けてきたのは、「とにかく使いやすく、分からないことがあればすぐに大塚商会さんがフォローしてくれるからです。違うシステムへの入れ替えを考えたことはありませんでした」と千葉氏は振り返る。

帳票管理のため統合型グループウェアも導入

『eValue V Air』(ドキュメント管理)の使用風景。取引先からの発注書をスムーズに保存できるとともに、保存後の検索も容易になった

そして2023年、さらなるバージョンアップとして同社は、クラウド利用可能な『SMILE V Air 販売』に刷新した。

「クラウド版なら、自宅や輸入・出荷などを行う倉庫、営業先からでも『SMILE』を使えることが大きな魅力でした。従業員11名の会社なので、フォローし合いながら業務を行ってはいますが、誰が欠けても影響はあります。将来的には、従業員がリモートワークできる環境を作りたいとも考えていました。更新時期が迫っており、IT導入補助金も使えるということなら良い機会だと思い、決断しました」(鈴木氏)

トイコーはこのタイミングで統合型グループウェア『eValue V Air』も導入。これは、2023年に改正された電子帳簿保存法(以下、改正電帳法)に対応するためのもので、電子データとして受け取った請求書や注文書の保存・管理に『eValue V Air』のドキュメント管理機能を活用しようと考えた。

大塚商会によるオンライン研修で使い方をマスターする

グループウェアの使い方については、大塚商会による懇切丁寧なレクチャーが行われたという。

「そもそも、改正電帳法ではどんな書類の電子保存が求められるのか、といった基本的な説明から、『eValue V Air』の操作方法まで、4~5回にわたるオンライン研修を行ってもらいました。おかげで新たな法令に対応できる体制をスムーズに整えられました」と千葉氏は評価する。

業務部係長 中西 昭子氏

『SMILE V Air 販売』や『eValue V Air』には、使い方を詳しく説明するWebサイトや使い方に関するQ&Aコーナーも用意されている。「分からない点があっても、これらを見れば大抵のことは問い合わせをしなくても解決できますので、ありがたいです」と語るのは、千葉氏とともに発注・出荷業務などを担当する業務部係長の中西 昭子氏だ。

同社の取引先は、玩具の卸会社や大手玩具販売専門店、百貨店の玩具売り場などから街の玩具店まで多岐にわたる。その取引関係書類のやりとりは一部FAXも残っているが、EDI(電子データ交換)やメール添付のPDFファイルなどで送られてくる場合も数多い。それらの電子帳票は『eValue V Air』に取り込み、タイムスタンプを付与したうえで保存。保存・管理作業の効率化に加え、検索機能によって必要な書類を見つけやすくなったことにも利便性を感じているという。

伝票印刷の二度手間がなくなり、作業効率とスピードが格段にアップ

一方、『SMILE V Air 販売』については、納品書や請求書などの伝票の印刷が、格段に速くなったことに効果を感じているようだ。かつての『SMILE V 販売』では、出荷業務の際に、システムで入力した納品書や請求書のデータをドットプリンターに送り、専用の複写式伝票に出力していた。

「以前はシステムに入力する時点では、出来上がった伝票の状態を見られなかったので、出力してから間違いを発見すると出し直しという二度手間が頻繁に起こってしまっていました」と中西氏。『SMILE V Air 販売』にしてからは、普通紙への出力が可能となり、しかも、出力前に画面上で内容をチェックできるようになったので、無駄な印刷がなくなった

「クリスマス前などの繁忙期には、どれだけ効率良く、ミスなく業務をこなせるかが鍵となります。印刷に要する時間が大幅に短くなり、作業の手間も減って、かつては3人がかりで出荷作業を行っていたのですが、今では伝票類に加えて送り状もシステムから出力できるので、出荷作業に割かれる労力は半減しています。従業員数が限られているので、余計な手間を減らせるのは非常にありがたいです」と千葉氏は話す。

四半世紀以上にわたって『SMILE』シリーズを使い続けているトイコーは、蓄積された販売実績などのデータを活用し、予算管理や生産計画の策定、顧客への商品の棚割り提案などを精力的に行っている

鈴木氏は、「年別、月別、お客様別の販売実績を基に、売れ筋の商品を無駄なく生産し、取引先様の売り上げアップを支援することに役立てています。これからも『SMILE 販売』シリーズの活用を継続して、事業の発展とともに、お客様とのさらなる関係性の向上を図っていきたいです」と抱負を語る。

『SMILE 販売』シリーズの絶え間ない進化は、トイコーの成長を支え続けているようだ。

本社に併設されている商品倉庫。輸入した商品は千葉の倉庫で受け取り、直接倉庫から出荷されるが、小ロットのものは本社に移動のうえで出荷する

本社内のショールーム。同社の商品の9割は実際の車両などの製造する企業とのライセンス契約に基づいており、商品化まで何度も監修を受けて作られている

大塚商会担当者からのコメント

「四半世紀超のご活用をこれからも支えながら、かゆいところに手が届くサポートを今後も心掛けます」

株式会社トイコー様は高いシステム活用を維持しながら、少人数でも非常に多くの業務をこなされています。今後、輸入関係の情報も『SMILE』で管理していきたいとのご希望を伺っていますので、積極的にサポートしていきます。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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