廣重先生は札幌日本大学高等学校で教えていらっしゃると伺ったのですが、ちょっと変わったご経歴をお持ちだとお聞きしました。
「大学を卒業後、最初は『映画祭』の仕事をしていました。もともと、大学では都市計画、街づくりを学んでいたんですが、その中で『街づくりは人づくり』という言葉を聞いて。いい街を作るには、人を元気にしなきゃいけないんだというような話があって、そこで教育や、エンターテイメントそのものに興味を持ちました。私がやっていたのは国際子供映画祭と言って、子供たちが対象のものなんです。結局、子供たちと映画祭で会えるのは大体一週間ぐらいなんですね。それでもっと長く子供たちと触れ合って仕事にできたらいいなと思って、教員になりました。」